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グラフィックデザインコース

2021年08月05日

【グラフィックデザインコース】メディアの形を生かして印象的なデザインをする

こんにちは。グラフィックデザインコース/情報デザインコース・業務担当講師の神野由紀子です。
7/3-4に外苑キャンパスで行われたスクーリング科目「エディトリアルデザイン」の授業をご紹介します。

今回はエディトリアルデザイン(出版物のデザイン)の授業です。一枚の紙を四つ折りにするリーフレットの制作方法を学びました。同じ一枚のリーフレットでも、折り方でデザインが変化します。手に取って貰いやすい、魅力的で視覚に訴える構成にするには柔軟な発想と表現力が必要になります。メッセージを形にして伝える、ビジュアルコミュニケーションを実践的な方法で獲得していきます。


遠隔授業は行っていますが、対面授業としては3年生初の授業です。


荒川先生との対面授業が初めての方の為に、自己紹介がてら携わった仕事を基にエディトリアルデザインについてのお話を聴きます。プロの現場のデザインについて学べる貴重な機会です。


次に事前課題のプレゼンテーションをします。忙しいなか、皆さんしっかりと準備して来られました。


プレゼンテーションの後は、デザイナーとして印刷物(出版物)との関わりからデザインのプロセスを理解します。


リーフレットの制作に必要なフォーマットの制作方法を学びます。
フォーマットの制作は効率の良い作業に必要ですので、まずは版面設計をしっかり行います。
文字組の位置決めのためにレイアウトの補助線を引いたり、断ち切り外にも編集や印刷に必要な情報を配置するなど、編集作業に便利な方法も知ることが出来ました。


見本の紙を参考にデータを作成します。フォーマットが完成したら、事前課題を基にリーフレットの制作に入ります。配置に違和感がないか、コントラストのバランスがどうか等、完成までに何度も調整を加えます。折りたたんだ状態、開いた状態のどちらでも良く見えるようにデザインをします。


無事、皆さん時間内に完成しました。今回は3種類の用紙に印刷してみました。紙の種類によって同じインクでも色味が変わり、印象が変わることを体験しました。アート紙の光沢が良くても、色味はマット紙の方がイメージと合っているというように、想像以上に印象が変わるため、最後まで色味やフォントの調整を行います。


完成品を指定通りのデータにし、指定された方法で提出するという知識も大切です。



お互いの成果物をみて、表現方法のヒントを貰います。
アイデアを生み出しデザイン化するアプローチ方法は人それぞれです。周囲の人の方法を知ることは視野を広くし、更なる表現力に繋がります。
今回も充実した2日間になりました。
皆さんお疲れ様でした。

グラフィックデザインコース| 学科・コース紹介


※グラフィックデザインコースは2021年春より「情報デザインコース」から「グラフィックデザインコース」に名称が変わりました。
これまで「情報デザインコース」として「情報デザインクラス」と「イラストレーションクラス」に分かれていましたが2021年春より「イラストレーションクラス」が通学不要なオンライン学習のみで卒業可能な「イラストレーションコース(手のひら芸大)」として新設・独立したことにより、現在はグラフィックデザインのみのカリキュラムとなっています。

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