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2021年08月26日
【陶芸コース】京都陶磁器会館での展覧会のご紹介!
皆さん、こんにちは。通信陶芸コース教員、楢木野淑子です。
今回は8月13日(金)~25日(水)まで京都市東山区にある京都陶磁器会館で行われていた展覧会と作品の紹介をします。

五条坂、清水寺の近くに京都陶磁器会館があります。
京焼、清水焼の作品紹介や販売を行なっています。

一階では作品の販売スペース、ギャラリースペースがあります。

器や置物、アクセサリーや伝統的なものまで色々な作品があり、面白いです。
作品の新たなアイディアも浮かびそうですね!

2階に上がるとギャラリーになっています。
やきもの競技展「光」が開催されていたので紹介します。
※新型コロナウイルスの影響よりフライヤーに記載されている会期とはずれて開催されています。

やきものの「光」をテーマに5組の作家の作品が紹介されています。
「陶芸Ⅲ-2 円柱からの展開/手びねり技法」などの授業を担当されている田中哲也先生も出品されています。

新里明士氏の
ロクロ成形と「蛍手」という伝統技法で作られた作品です。
※「蛍手」とは透かし彫りをした胎土(素地)に透明釉を掛けて焼き上げる技法です。
彫られた部分には透明釉で埋められいますので光を通して彫り模様が浮き上がります。
こちらの作品は穴の部分にのみ釉薬が施されています。

磁器で制作されており大変薄く成形されています。

井倉孝太郎氏の蛍手の作品です。
透明度の高い青磁釉が施されています。

田中哲也先生の作品です。


光の展示台の上に繊細で薄い作品が置かれています。

田中先生の作品については前回の陶芸のブログにも記載されていますが、焼成すると半透明になる陶土を使い、LEDライトで照らして展示しています。
制作または構想の段階で、展示の方法・演出なども含めてどのような展示で作品を見せるか、どのように作品を見て欲しいかを意識しながら作品制作を行うことはとても大切なことです。
また展示する空間に合わせた作品作りが必要になってくることもあります。
美術館、ギャラリー、ショップなど、それぞれのテーマやコンセプトを持ち展示空間、展示方法を作っています。
作品と合わせてその空間がどのように構成されているかという視点を持って鑑賞することも、自身の制作に大変役立ちます。
もし鑑賞する機会がありましたら、ぜひ作品と一緒にその展示方法や空間も楽しんでみてくださいね!

▼動画:
洋画コースの藤田つぐみ先生による教員へのインタビューチャンネル「+ART SESSION ―作品と人―」チャンネル。 陶芸コースの西村充先生がゲスト出演されてます。
人が素材を完全にコントロールできないこと、作品が人に使われることといった「陶芸」ならではの魅力を語ってくださいました。先生がおすすめの作家さんや陶器も紹介。また、通信教育部陶芸コース初年度科目「土のデッサン」の取り組み方についてもお話されています!
陶芸コース|学科・コース紹介

陶芸コース研究室ブログ
研究室が在学生・卒業生向けに情報発信しているブログです。こちらでも授業の様子や展覧会の情報などが豊富です。
今回は8月13日(金)~25日(水)まで京都市東山区にある京都陶磁器会館で行われていた展覧会と作品の紹介をします。

五条坂、清水寺の近くに京都陶磁器会館があります。
京焼、清水焼の作品紹介や販売を行なっています。

一階では作品の販売スペース、ギャラリースペースがあります。

器や置物、アクセサリーや伝統的なものまで色々な作品があり、面白いです。
作品の新たなアイディアも浮かびそうですね!

2階に上がるとギャラリーになっています。
やきもの競技展「光」が開催されていたので紹介します。
※新型コロナウイルスの影響よりフライヤーに記載されている会期とはずれて開催されています。

やきものの「光」をテーマに5組の作家の作品が紹介されています。
「陶芸Ⅲ-2 円柱からの展開/手びねり技法」などの授業を担当されている田中哲也先生も出品されています。

新里明士氏の
ロクロ成形と「蛍手」という伝統技法で作られた作品です。
※「蛍手」とは透かし彫りをした胎土(素地)に透明釉を掛けて焼き上げる技法です。
彫られた部分には透明釉で埋められいますので光を通して彫り模様が浮き上がります。
こちらの作品は穴の部分にのみ釉薬が施されています。

磁器で制作されており大変薄く成形されています。

井倉孝太郎氏の蛍手の作品です。
透明度の高い青磁釉が施されています。

田中哲也先生の作品です。


光の展示台の上に繊細で薄い作品が置かれています。

田中先生の作品については前回の陶芸のブログにも記載されていますが、焼成すると半透明になる陶土を使い、LEDライトで照らして展示しています。
制作または構想の段階で、展示の方法・演出なども含めてどのような展示で作品を見せるか、どのように作品を見て欲しいかを意識しながら作品制作を行うことはとても大切なことです。
また展示する空間に合わせた作品作りが必要になってくることもあります。
美術館、ギャラリー、ショップなど、それぞれのテーマやコンセプトを持ち展示空間、展示方法を作っています。
作品と合わせてその空間がどのように構成されているかという視点を持って鑑賞することも、自身の制作に大変役立ちます。
もし鑑賞する機会がありましたら、ぜひ作品と一緒にその展示方法や空間も楽しんでみてくださいね!

▼動画:
洋画コースの藤田つぐみ先生による教員へのインタビューチャンネル「+ART SESSION ―作品と人―」チャンネル。 陶芸コースの西村充先生がゲスト出演されてます。
人が素材を完全にコントロールできないこと、作品が人に使われることといった「陶芸」ならではの魅力を語ってくださいました。先生がおすすめの作家さんや陶器も紹介。また、通信教育部陶芸コース初年度科目「土のデッサン」の取り組み方についてもお話されています!
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陶芸コース研究室ブログ
研究室が在学生・卒業生向けに情報発信しているブログです。こちらでも授業の様子や展覧会の情報などが豊富です。
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