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建築デザインコース

2022年10月05日

【建築デザインコ―ス】悩み、決断し、進んでいく建築のプロセス=「スタディ」とは

こんにちは、建築デザインコース研究室です。

「スタディ」とは


初学者にとってもベテランにとっても建築デザインは悩ましいものです。

しかし、この悩ましさにこそ建築デザインの創造性が秘められています。

悩み、決断し、図面を描いて模型を作り、また新たな悩みを発見し、そして決断し、また図面を描いて模型を作り…という「悩みながら進んでいくプロセス」によって建築のデザインは切れ味を増し、密度が高まっていきます。このプロセスのことを「スタディ」といいます。建築やデザインの用語のひとつです。

スタディをできるようになることは、自転車に乗れるようになることに似ています。

はじめは誰もがスタディをできませんが、スタディのしかたを身に付けられれば建築デザインはあなたのものです。本コースではスクーリングのなかでスタディを体験してもらい、テキスト科目で実践してもらう機会があります。

🔗建築デザインコース | 学科・コース紹介

「スタディ」を体験




これは住宅架構というスクーリング授業の様子です。

住宅の構造模型をつくるなかで、建築の構造のスタディを行い、構造のコツを直感的に身に付けていきます。

構造設計の実務者である構造の先生・意匠設計の実務者である意匠の先生・学生の皆さんで並走しながら、初めての構造スタディを体験します。これらの構造模型は2日間のスクーリングで初学者の学生の手で作り上げられました。



これは集住というスクーリング授業で描かれた図面です。

これらの図面は設計の最終形を描いたものですが、図面を描くまでにスタディを重ねています。まずはこれが良いのではないか、という案をいくつか作り、先生に発展しろを教えてもらい、さらに新しい案をつくり、また発展しろを教えてもらい、また新しい案をつくり、としているうちに、最初に一人では考え至らなかった良い案に発展していきます。



スクーリングの最後には講評会があります。この集住のスクーリングでは、学生のみなさんで相互に投票してもらい、良かった点を一言コメントしてもらい、先生が講評をする、という講評会をしてみました。他人の案にコメントできるようになれば、自分の案にもコメントをできるようになるので、自力でスタディをできる力が付くわけです。

スタディのしかたについては前回の記事で紹介した新しいテキストに詳しく書かれています。

【建築デザインコース】孤軍奮闘?獅子奮迅?新しいテキストが出来上がりました!

【建築デザインコース】孤軍奮闘?獅子奮迅?新しいテキストが出来上がりました!


  • 小規模建築のスタディープロセス / 世界を見る目、建築を考える手 体験的につくる編

  • 中規模建築のスタディープロセス / 世界を見る目、建築を考える手 論理的につくる編

  • スタディーのためのツール / 建築リテラシー 各編


 

興味のある方はぜひ一度調べてみてください。

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