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陶芸コース

2025年01月17日

【陶芸コース】道具ってどんなものが必要?

みなさんこんにちは。
陶芸コースのかのうたかおです。

陶芸には興味はある、でも、道具や設備が色々と必要なんじゃないか?そう思われている方も多いのではないでしょうか?
先日のブログではスタジオの紹介もありました。

【陶芸コース】スタジオってどんな場所?


その中で道具の話も出てきていましたが、陶芸コースで学ぶにあたって必要な道具について書きたいなと思います。

制作の様子



さまざまな技法などを通して陶芸を学ぶのであれば、窯や電動ロクロが必要なのではないか?そう思われる方もおられるかもしれません。もちろん、スクーリングの中で大学の電動ロクロや電気窯を使用したりはします。

窯詰めの様子



窯出しの様子



ですが、皆さんが購入する必要はないのです。

陶芸コースでは2種類の方法で学習に取り組んでもらいます。テキスト科目とスクーリング科目です。
大まかな流れはこのようになります。



実際に電動ロクロを使っての成形や、窯を使用しての焼成はスクーリング科目の課題としてあるのですが、そのあたりに関してはキャンパスで取り組む課題になりますので、もちろん購入する必要はありません。
ですが、成形に必要、あるいは持っている方が良い、と考えられる道具類もあります。そんな様々な道具から、陶芸コースでは基本的に必要な道具として設定している「基本道具セット」があります。最初にこのくらいは用意しておいた方が良いかな、スクーリングの際にはこの位のものは持参しておいて下さい、という簡単な道具セットです。



上記の道具セットはスクーリングの際には使えるように用意していただきます。テキスト課題に取り組む際にも使いやすいものですので、まずはこの道セットを揃えていただければ学習を進められます。

それぞれを見てみるとこんな感じです。

・カキベラ=金属の輪が付いたヘラ。粘土を削ったり、くり抜いたりするための道具。

 

・竹ベラ=粘土を細工するための竹製の道具。金属製のものより柔らかな細工ができる。

 

・剣先=竹ベラと同じく粘土を細工するための金属製の道具。竹製のものより鋭い細工ができる。

 

・線描ベラ(針)=粘土に穴をあけたり傷をつけたり、細かい細工に使用する。

 

・弓=アーチ状の金属や竹にワイヤーをかけたもの。口縁部をまっすぐにしたり、面取りしたり、粘土を切るのに使う。

 

・ワイヤー(切り糸)=制作している板から粘土を切り離したり、カットしたりするのに使う。

 

・なめし皮=鹿の皮。器の口縁部を滑らかにしたり、表面を整えたりするのに使用。

 

また、基本道具セットには入れていませんがご自宅で制作に取り組んでいただく際にあると便利なのが「手ロクロ」です。

・手ロクロ=回転する台。電動ではなく、手で回すもので、成形や絵付けなど、様々な作業をする際に便利。

こんな感じで、ある程度の道具があれば成形は進めやすくなります。

陶芸コースではこれらを含んだ道具のセットも販売していますので、そちらを購入していただいても良いですし、手持ちの道具がある方はそれを使って下さい。ものによっては自作できそうなものもあったりしますので、自作してくださってももちろん結構です!
他にも様々な道具がありますが、学習を進めていく中で、順次必要そうなもの、使ってみたいものを購入されると良いかと思います。

そんなことを踏まえた上で、陶芸において最も万能で、基本的なことから応用まで全てにおいて使える道具は「手」です。まずは手で粘土を掴む、そこから始まります。粘土はやわらかい素材ですし、直感的に触れる、形作れる素材でもあります。道具のことは後回し、少しでも気になったらまずは作ってみましょう!

テキスト科目やスクーリング科目の詳しい取り組み方についてはオンライン入学説明会などでも紹介していますので、ぜひご参加下さい。1月のオンライン入学説明会は126日(日)10時から行われます。卒業生の方もゲストで参加していただきますので、色々なお話も聞けると思います。

これまでのブログで、道具や原材料を販売している店舗も紹介していますので、そちらも併せてご覧になってみて下さい。

【陶芸コース】在学生たちの御用達、陶芸材料専門店のご紹介


【陶芸コース】信楽の陶芸用品専門店!


【陶芸コース】陶芸用粘土の専門店のご紹介


それでは皆さん、またお会いしましょう!



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