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通信教育課程 入学課

2025年11月16日

通信制大学は学歴にならない?卒業生の事例紹介や本学就職サポート

こんにちは。通信教育部 アドミッション・オフィスです。

本学への入学をご検討中の皆さまの中には、通信制大学は通学制の大学と比べて「学歴にならない?」「就職活動で不利になるのでは」と不安をお持ちの方がいらっしゃるかもしれません。

今回のブログでは、通信制大学卒業の学歴について、企業が大卒者に期待する資質・能力・知識、本学通信教育部卒業生の事例や就職サポートをご紹介します。

就職を見据え、通信制大学でどのような心構えで学び、どんな力を身に付けるべきかを考える、ご参考にしていただけますと幸いです。

通信制大学は就職時に「大卒」として扱われる


通信制大学を卒業すれば、「大卒」となり、応募資格に「大卒以上」と記載している企業の求人に応募できます。本学通信教育部の場合は、卒業すると「学士(芸術)」の学位が授与され、大卒資格が取得できます。

通信制と通学制大学の違いとは?


通学制大学では、毎日大学に通って授業を受け、単位を修得します。

それに対して、通信制大学は自宅学習を中心にしているところが一番大きな違いです。 本学の場合、通学(スクーリング)をともなうコースでも、約3/4を自宅学習がしめています。通学不要、完全オンラインで学べるコースも複数あり、仕事や育児・介護と両立したり、卒業までに年数をかけたりと、ニーズに合わせた学び方を実現できるのが通信教育の特長です。一方で、履修計画は自分で立てる必要があるため、自律性が求められます。

このように、通信制と通学制で学び方の違いはありますが、卒業時にはどちらも「学士(4年制大学卒業資格)」が与えられますので、教育水準は同じです。

通信制大学は就職時に評価されない(学歴にならない)?


「通信制大学ってなんとなく採用に不利なのでは…」と不安に思っている方もいらっしゃるかもしれません。先に述べた通り、通信制大学は文部科学省に認可された正式な大学であり、学歴としても「大卒」枠で新規採用されますのでご安心ください。

近年はオンライン学習が浸透してきているため通信制大学への進学が一般的になっていること、自分で学習計画を立てたり、仕事や家庭と両立しながら学ぶ通信制大学で卒業するのは容易ではないことを理解している企業も増えてきています。

「どうして通信制を選んだのか」「どうしてその分野を選んだのか」「身に付けた力を仕事でどう活かせるか」を就職活動でいかに伝えられるかが大切です。

企業が求める人物像や採用基準は?


出典:採用と大学改革への期待に関するアンケート結果(2022年、一般社団法人 日本経済団体連合会)



経団連が実施したアンケートでは、「採用の観点から大卒者に期待する資質・能力・知識」として、以下が上位に挙げられています。

「主体性」「チームワーク・リーダーシップ」「協調性」「学び続ける力」「課題設定・解決能力」「論理的思考力」「創造力」「文系・理系の枠を超えた知識・教養」


近年はDX推進の活性化やIT活用事業の後押しにつながるIT人材なども注目されていますが、アンケート結果からは不確実な時代にしなやかに対応できる「思考力」を持った人材が求められていることが分かります。

 

通信制大学卒業で身に付く力(アピールポイント)


①スケジュール管理能力


通信制大学では、卒業までのペースを自分で決められるため履修計画を自分で立てる必要があります。

自宅で取り組むレポートや作品を締め切りまでにまとめあげ、卒業するためには「生活の中にどう学習時間を作るか」「1つの科目にどれくらい時間をかけるのか」「どのように進めれば一番効率が良いか」といったことを、通信教育の学びを通じて経験しながら身に付けていくことができます。

自分を律し、卒業までの学習計画を進めることができたという経験で「スケジュール管理能力」の高さをアピールできます。

 

②継続力


通信制大学では、最短でも2年以上の年数をかけて卒業することとなります。

採用活動をする企業としては、長く働いてくれる人材を求めていますので、一つの物事に対して時間をかけてじっくり取り組んだ経験をもつ人はその「継続力」をアピールできます。

②ポートフォリオがあること(クリエイティブ系分野)


特にクリエイティブ職の分野で就活をする際には、ポートフォリオが欠かせません。

ポートフォリオとは、自身が行ってきた活動内容や作品をファイル等にまとめたものを指します。 本学通信教育部の場合、制作系(デザイン科・美術科)の全コースで卒業制作に取り組む際にポートフォリオを作りますので、就活にも活用することができます。

 

卒業生の事例(京都芸術大学通信教育部)


異分野から憧れの建築業界へ転職




化学メーカーで技術職として働きながら、本学建築デザインコースに入学。社会人としての経験に、芸術を「学び重ねる」ことで卒業後に建築設計事務所への転職を果たした小椋宏一さん。

転職先はコースの学友からの紹介。本学では初心者の方はもちろん、各業界で活躍する先輩も学び直しとしてたくさん入学していますので、そのつながりを転職に活かしている方も複数おられます。

現在は建築士の資格を取得して、より深く仕事に向き合っていくことを目標に学びつづけておられます。

小椋さんのロングインタビューはこちらから

 

働きながらデザインを学び、キャリアの幅を広げる


新卒で入社されたメーカーに勤務しながら、キャリアの幅を広げるべくグラフィックデザインコースへ入学された三森 大悟さん。
新卒で入社して約15年目となり、「自分の軸を持ちたい」「デザインの力を体系的に学びたい」と、働きながら学べる本学に入学されました。

教員や学友からのフィードバックは、自分の「らしさ」や強みの発見にもつながったそう。
大学生活を振り返って、こんなふうに話されています。
知識を得たいと入学される方も多いと思いますが、インプットだけでは苦しくなってしまいます。授業の感想でもなんでも良いので、とにかくアウトプットすることで、学友や先生から反応が返ってくる。それが学びの糧になり、自分でも気づかなかった強みの発見にもなります。

三森さんのロングインタビューはこちらから

 

18歳で入学、即戦力を磨きデザイン会社に新卒で就職


高校を卒業してそのまま、本学の空間演出デザインコースに入学。在学中に身につけたスキルや行動力で、希望する空間デザインの会社への就職をかなえた、鈴木さやかさん。

採用の決め手となったのは「大学で空間デザインの基礎を教わっていたことや、CADやIllustratorといったPCソフトのスキル。そして何よりも、コースで育まれた「デザインが好きだ」という想いが、先方にも伝わったからだと感じています」と語っておられます。

鈴木さんのロングインタビューはこちらから

 

高校卒業後、イラストレーションコースに入学し、制作会社へ就職




高校卒業後、漫画を描きながらイラストの勉強がしたいと、尊敬するイラストレーターの講義に惹かれてイラストレーションコースに入学された大坂 芙美さん。

専門技術を体系的に学ぶことで、制作の幅を広げつつ、自分にしか描けない世界観を磨き、卒業制作ではビジュアルノベルゲームを制作。この春から、イラストの制作会社で働きながら、卒業制作を元にゲームの制作も続けられています。
『自分のやりたいことがある人』にはすごく向いていると思います。
高校生のみなさんもいま、無限に時間があると思うので、そこを活かして自分のやりたいこと、できることを見つけて、努力を重ねて“神”になってほしいなと思います!

入学を考えている方に向けて、そんなエールを下さっていました。

大坂さんのインタビューはこちらから

京都芸術大学通信教育部の就職サポート


通信教育部の学生も、通学課程に設置されているキャリアデザインセンター(就職課)を利ご用いただけます。
転職を目指す方へのサポートや、最新のキャリア支援については以下の記事でご紹介していますので、ご参考ください。

通信制でも就職・転職をサポート!京都芸術大学のキャリア支援とは?


以上のように、通信制大学卒業は学歴になります。
どのような学生生活を送り、社会に出て活かしていきたいかをイメージしながら、自分の目的に合った学ぶ場を選択することが大切です。

本学通信教育部卒業生の体験談はwebサイトの「卒業生の声」ページでも紹介しています。
「カテゴリーでさがす」→「就職・転職」と検索いただくと本学通信教育部での学びを仕事に活かしているかたのお話をご覧いただけます。

本学通信教育部の卒業生は就職に限らず、作家や研究者として活動を続ける方、これまでのキャリアに芸術の学びで培った知識や思考力をプラスして地域やプライベートで新たな活動を始められる方など、卒業後も学び続けている方が多くいらっしゃいます。

実際に入学されますと、皆さんが想像されている以上に大学を通じた新たな交流やネットワークにふれる機会も多くなります。

卒業生の多くは大学で得た一番の宝は「学友や教員とのつながり」だとおっしゃいます。通信制大学であたらしい経験、学びを重ねてみませんか?

 

▼資料請求(大学案内パンフレット・募集要項)





 

 

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