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建築デザインコース

2024年01月19日

【建築デザインコース】遠隔スクーリングでフィールドワーク?

皆さん、こんにちは。建築デザインコースです。

今年度から全てのスクーリング科目で遠隔での開講を始めている本コースですが、今回は建築には定番の授業「フィールドワーク」を初めて遠隔で開講しました。

対面フィールドワーク

【建築デザインコース】京都・奈良 古建築めぐり~フィールドワーク~


本コースにおける「フィールドワーク」というのは実際に建築物を見学に行く授業で、古今東西の有名建築を題材に教員が建築を解説しながら見学して回ります。図面情報と実際の建築物を行ったり来たりする設計者には欠かせない建築の経験値を高め、建築を見る目を鍛える時間です。

遠隔でフィールドワーク?という声が聞こえてきそうですが、そこは授業計画に工夫を凝らし、遠隔受講だからといって建築を体験することが疎かにならないように取り組んでもらいます。


3つの事前課題


今回の遠隔フィールドワークでは、事前課題の段階で学生さんに3種類の建築をそれぞれの居住地域で見学してもらい、スケッチ、写真撮影、実測、図面収集といった作業に取り組んでもらいました。

その3つは、国指定重要文化財、伝統建築物保存地区、住宅(規模の)建築です。ただ見学するのではなく、現地でスケッチや撮影をすることで建築物をよく観察して多くの気づきを得ることを目的にしています。

事前課題



学生さんの事前課題を見ると大変さが伝わってきますね。遠隔で受講できる高い利便性の反面、学生にはより一層自律して学ぶことが求められます。そうした心構えで取り組んでもらえていました。

学生それぞれのローカルの建築物が登場


スクーリングの2日間では学生全員が見学先について発表し、教員は建築への質問や、合わせて参照するといい建築物を紹介などをして話を広げていきます。知らない建築物も多く登場するなかで、どのようにコメントしようかと考え続ける教員は疲労困憊です。

藤田先生


建築コースオリジナルの教科書


遠隔授業で特に役立つのはコースオリジナルの教科書です。「世界を見る目、建築を考える手」のタイトルにあるように、建築を通して世界を見る目を養い、建築を考え実践することに活かすことを本コースでは大切にしています。今回の授業ではアイデアにまなぶ編、図面をよみとく編を中心に使いました。

教科書


2日目のスクーリングで発表


スクーリングの2日目後半では、教員のコメントや他学生の発表を踏まえて自身の見学した建築を見直し、改めてスケッチをし直してもらい、気づきなどのメモと一緒にプレゼンテーションシートにまとめてもらいました。最後の発表では、より目利きとなったみなさんの発表を聞くことができました。

プレゼンテーションシート



遠隔でも真摯にフィルドワークに取り組める学生さんに励まされて、次年度の遠隔フィールドワークに向けて課題の改善を図ります。遠隔で建築を学ぶことができる学習環境の構築はまだまだ続きます。

 

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