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日本画コース

2024年03月09日

【日本画コース】2年次スクーリング 剥製を描く

こんにちは。日本画コース業務担当の岸本です。

先日、日本画コースでは今年度の全てのスクーリング日程が終了しました。今回のブログでは最後に開催された「日本画IV2剥製制作」の授業から教室の様子をお届けします。

2年次のスクーリングでは、植物制作に続き剥製制作が実施されます。剥製制作では鳥の剥製をじっくり観察することで、基本的な骨格から細部に至るまでを理解し、描写力を高めます。続く制作の授業では様々な道具を用いて、個性的な画面を作る方法を学びます。海綿やローラーなど、筆以外の道具を用いて絵具を定着させることで自身の表現に繋げてゆきます。

3年次以降のスクーリングでは課題として取り組む画面のサイズも一気に大きくなるため、表現の幅を広げることが重要となってきます。

モチーフの鳥の剥製の一部です。選べる剥製は他にも20体近く様々な種類の鳥が用意してあります。

教室で指導中の鳥山武弘先生。

同じく指導中の木田久美子先生。

写生に用いる色鉛筆には、1年時の授業(色鉛筆写生)で作成したカラーチャートを持参して来られる方が多くおられます。こうしてみると1年次から受けられるスクーリングが全て最後の卒業制作までつながっているように感じられます。 

写生の授業では最後に個別講評を行い、続く制作の授業に向けた構図構成について相談します。

制作の授業は、下地作りから始まります。こちらの技法は、授業中に紹介されたラップを用いた表現。刷毛で塗り込むこととはまた異なる絵肌を作ることができます。

塗り重ねることで徐々に画面が仕上がってゆきます。

ローラーなど、意外なものが個性的な画面を作るのに役立ちます。絵具は出し惜しみなく、たっぷり塗り込むのがコツです。

マチエールの他、鳥山武弘先生による描画のレクチャーもあります。羽や足など、特徴的な部分を押さえて描画することでそのものらしさを引き出すことができます。

合評前の制作風景です。徐々に仕上がってきました。描画とマチエールが良いバランスで響き合っていますね。

講評の様子です。京都のスクーリングでは、対面では約50名の方が受講されました。同時開催の遠隔の授業は20名ほど受けておられたので、合計約70名です。

写真の様子からもお分かりいただける通り、教室には皆さんの様々な表現の作品が並んでいます。年末に始まった写生の授業から考えれば、今回の作品には2ヶ月ほど取り組まれたことになります。

皆さん大変お疲れ様でした。まもなく始まる卒業制作展も是非、よろしくお願いします。

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【2023年度 卒業・修了制作展】
日時:2024年3月10日(日)~17日(日)
会場:京都芸術大学 京都瓜生山キャンパス

【WEB卒業・修了制作展】
日時:2024年3月10日(日)~3月31日(日)
https://www.kyoto-art.ac.jp/t/graduationworks/



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