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2024年03月22日
【陶芸コース】卒業制作展と各賞のご紹介
皆さん、こんにちは。通信陶芸コース教員、楢木野淑子です。
今回は卒業制作展の様子と陶芸コースでの各賞のご紹介です。学生の皆さんは1年間の時間をかけてきました。作品の構想、アイディア出し、プレゼンテーションから制作へと、これまでの学びの集大成となるこの卒業制作展に向けて力を注いでいます。
力作揃いの作品展です。ぜひ最後までご覧ください。
陶芸コースの作品は展示台と、壁掛けとで、1点1点見やすくなっています。
まず始めに学長奨励賞と学科賞を受賞した作品「絵付陶板」です。
タタラ技法で制作した磁器の板に、赤絵付けで12星座をモチーフを描いています。星座とバックのデザイン、赤絵の色と金、美しく完成度の高い作品です。絵画や製図でよく用いられるハッチングという複数の平行線で絵を描いていく方法と、九谷焼で有名な赤絵細描という超絶技巧との融合に挑戦されています。
チャレンジングでありながらオリジナリティのある完成された星座のデザインは、いつまでも見ていたくなるよな、引き込まれるような雰囲気を持っていますね。
続いて同窓会賞を受賞した作品「beginnig」です。
信楽透土という透過性のある土を使い、練込技法を用いて制作されています。『万華鏡を覗いた時に見える、キラキラした楽しく美しい世界』を表現しているということです。
陶芸を学んでいく中で様々な種類の土と出会い、さらに探し、自身の表現に合う土を見つけることは陶芸の面白さの一つですね。技法も同じで、知れば知るほどできることが増え、そこから何を選び取って制作していくかが重要です。こちらの作品は信楽透土の柔な無二の透過性に、万華鏡の広がり続けるキラキラとしたイメージが合わさって、暖かな優しい質感を感じることができます。
こちらはコース奨励賞を受賞した「わたしのきもち」です。
手びねり技法で成形後、色化粧土や下絵具など様々な方法で着色されています。目には見えない感情を表現した作品です。
土は物質的で存在感があり重みもある素材ですが、その土で感情という決まった形のないものを制作するのは、それだけで難しいことではないでしょうか。その土の感情をモチーフに軽やかにポップに楽しく感じられる作品へと昇華した、面白い作品です。4つの大きな感情の周りにはたくさんの小さな作者が寄り添います。
上の3作品を含め、陶芸コースは20作品の展示があります。こちらに一部にはありますが、展示作品を少し紹介させていただきます。
陶器笛でQRコードを読み取ると笛の演奏を聴くことができる作品もあります。
みなさん思い思いに自由に表現されています。
見ていると、どのような思いがあって制作されているのかが気になってきますね。
WEB卒業・修了制作展では各作品の画像、タイトル、サイズ、素材、そしてコンセプトが掲載されています。
https://www.kyoto-art.ac.jp/t/graduationworks/
ぜひこちらもチェックしてみてください。WEB卒業・修了制作展は3月31日までとなっております。
作品展を見ていると型と大物ロクロ担当の中野先生とお会いしました。各スクーリング担当の教員の方々も見にこられています。また卒業生の方々も多く見に来られていました。
この京都芸術大学通信教育部の陶芸コースで初めて陶芸をされるという方はたくさんいらっしゃいます。経験者の方も初めての方も、土に触れ、陶芸を知り、しっかりと作品を制作されました。
無事卒業制作展で発表、みさなん本当におめでとうございます!お疲れ様でした!
以下入学説明会アーカイブ動画もぜひご視聴ください。
陶芸コース紹介ページ
陶芸コース研究室ブログ
研究室が在学生・卒業生向けに情報発信しているブログです。こちらでも授業の様子や展覧会の情報などが豊富です。
今回は卒業制作展の様子と陶芸コースでの各賞のご紹介です。学生の皆さんは1年間の時間をかけてきました。作品の構想、アイディア出し、プレゼンテーションから制作へと、これまでの学びの集大成となるこの卒業制作展に向けて力を注いでいます。
力作揃いの作品展です。ぜひ最後までご覧ください。
陶芸コースの作品は展示台と、壁掛けとで、1点1点見やすくなっています。
まず始めに学長奨励賞と学科賞を受賞した作品「絵付陶板」です。
タタラ技法で制作した磁器の板に、赤絵付けで12星座をモチーフを描いています。星座とバックのデザイン、赤絵の色と金、美しく完成度の高い作品です。絵画や製図でよく用いられるハッチングという複数の平行線で絵を描いていく方法と、九谷焼で有名な赤絵細描という超絶技巧との融合に挑戦されています。
チャレンジングでありながらオリジナリティのある完成された星座のデザインは、いつまでも見ていたくなるよな、引き込まれるような雰囲気を持っていますね。
続いて同窓会賞を受賞した作品「beginnig」です。
信楽透土という透過性のある土を使い、練込技法を用いて制作されています。『万華鏡を覗いた時に見える、キラキラした楽しく美しい世界』を表現しているということです。
陶芸を学んでいく中で様々な種類の土と出会い、さらに探し、自身の表現に合う土を見つけることは陶芸の面白さの一つですね。技法も同じで、知れば知るほどできることが増え、そこから何を選び取って制作していくかが重要です。こちらの作品は信楽透土の柔な無二の透過性に、万華鏡の広がり続けるキラキラとしたイメージが合わさって、暖かな優しい質感を感じることができます。
こちらはコース奨励賞を受賞した「わたしのきもち」です。
手びねり技法で成形後、色化粧土や下絵具など様々な方法で着色されています。目には見えない感情を表現した作品です。
土は物質的で存在感があり重みもある素材ですが、その土で感情という決まった形のないものを制作するのは、それだけで難しいことではないでしょうか。その土の感情をモチーフに軽やかにポップに楽しく感じられる作品へと昇華した、面白い作品です。4つの大きな感情の周りにはたくさんの小さな作者が寄り添います。
上の3作品を含め、陶芸コースは20作品の展示があります。こちらに一部にはありますが、展示作品を少し紹介させていただきます。
陶器笛でQRコードを読み取ると笛の演奏を聴くことができる作品もあります。
みなさん思い思いに自由に表現されています。
見ていると、どのような思いがあって制作されているのかが気になってきますね。
WEB卒業・修了制作展では各作品の画像、タイトル、サイズ、素材、そしてコンセプトが掲載されています。
https://www.kyoto-art.ac.jp/t/graduationworks/
ぜひこちらもチェックしてみてください。WEB卒業・修了制作展は3月31日までとなっております。
作品展を見ていると型と大物ロクロ担当の中野先生とお会いしました。各スクーリング担当の教員の方々も見にこられています。また卒業生の方々も多く見に来られていました。
この京都芸術大学通信教育部の陶芸コースで初めて陶芸をされるという方はたくさんいらっしゃいます。経験者の方も初めての方も、土に触れ、陶芸を知り、しっかりと作品を制作されました。
無事卒業制作展で発表、みさなん本当におめでとうございます!お疲れ様でした!
2023年度 通信教育課程 卒業・修了制作展 開催
芸術・デザインを学ぶ社会人学生の集大成!個性豊かな約1,100名の卒業制作・研究を展示します。 京都瓜生山キャンパスだけでなく、WEB卒展も同時開催。ご来場いただけない方は、ぜひオンラインでご参加ください。
以下入学説明会アーカイブ動画もぜひご視聴ください。
陶芸コース紹介ページ
陶芸コース研究室ブログ
研究室が在学生・卒業生向けに情報発信しているブログです。こちらでも授業の様子や展覧会の情報などが豊富です。
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