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日本画コース

2025年01月09日

【日本画コース】12月スクーリングを振り返り「剥製写生」「人物制作」

新年明けましておめでとうございます。
日本画コース業務担当の岸本です。

みなさま、年末年始はいかがお過ごしでしたでしょうか?
このブログが公開された時には、すでにお正月の雰囲気は過ぎ去った頃合いだと思います。
大学は年が明けて間もなくスクーリングの準備、卒展の準備、そして年度末あれこれが始まって少しづつ忙しくなってきます。

今月のブログは2024年に遡って、年末に開講されたスクーリングの2科目の様子をご報告します。
1つは2年次科目の【日本画IV-1(剥製写生)】、もう一つは【日本画V-3(人物制作2)】です。

剥製写生は、続く授業として【日本画IV-2(剥製制作)】があり、今回の授業で取り組んだ写生を元に作品を制作していく流れとなります。

剥製なので生きているわけではありませんが、生物を題材に描くという点はこれまで受けてきた授業と大きく異なります。
植物や静物と異なる生物としての構造を理解する必要があるので、骨格や羽の形などよく観察して描いていきます。

また、1〜2年次までに受けられる授業では、大まかな構図や構成が決まっている課題が多かったですが、剥製は個体ごとに大きさも形も異なるため、構図の部分から工夫する必要があります。

授業の初めの講義の様子です。鳥類をうまく描くためのポイントを教員が解説中



実習が始まると皆さん真剣モードで黙々と制作中!
今回の受講人数はかなり多く40人以上が受けておられました!



鉛筆と色鉛筆を使って描き進めます。少しずつ丁寧に塗り重ねて完成に近づけていきましょう!



授業担当の吉岡佐知先生 一人一人のお話を聞いて対応しておられます。



授業の最後、個別講評の様子です。続く授業では今回の写生をF6号の作品に落とし込みます。講評ではどのように切り取るか相談しています。

続いて【日本画V-3(人物制作2)】の授業です。少しだけ紹介します。

人物の授業は12月のブログでも紹介しています。前回とりあげたのは【日本画V-2(人物制作1)】の前半の授業です。
どちらの授業も前半、後半の2週に分けて開講されるので、4週かけてじっくり人物画の制作に取り組むことになります。
今回は【日本画V-3(人物制作2)】の前半です。この週を終えると次の後半の授業で作品は完成ということになります。

【日本画コース】3年次スクーリング 人物制作 ~下塗り編~


授業ご担当の表地久美子先生(右)



前回の授業を経て、皆さん画面がかなり進行しておられました!
スクーリングが終わってから、ご自宅で制作しておられた方も多いのではないでしょうか。



PCを通して遠隔の授業を受けている学生さんと話しておられる佐竹龍蔵先生



対面授業と同時に開講されており、教室と繋がっているような感覚で担当の教員と対話することが可能です。

写生や、下塗りの段階では見えてこなかった色彩や表現が展開されています。
皆さんそれぞれの完成イメージに少しづつ近づいてゆきます。

次回のスクーリングでどのような作品が見られるか、今から楽しみですね!
それでは今回のブログはここまでです。

次回もお楽しみに!



 

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