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2025年03月19日
【染織コース】2024 年度京都芸術大学通信教育課程卒業・修了制作展ともうひとつの展覧会(レポート)
みなさんこんにちは、染織コース専任講師の繁田真樹子です。
2025 年3月8日(土)は卒業・修了制作展の搬入日、屋外に展示するわけではないのですが、とてもお天気の良い日でした。
染織コースで今回展示されるのは 52 名の作品で、1年という期間でそれぞれが計画・制作された作品が作者の手により展示されます。
企画展、公募展、グループ展、個展と作品を展示して発表する機会は色々あります。
会場を予約し、展示する空間の下見、作品制作、告知(DM など)方法を決めて宣伝、搬入、展示 ( ワイヤー吊り下げや釘打ち、衣桁展示など、その他、作品名などのキャプション設置やライティング)、在廊、片付けなどの搬出、来場者へのお礼の連絡、とお分かりの通り、作品制作だけではなく色々な手順があります。
卒業制作のスクーリングには卒業後も作品制作を続けていく皆さんにとって、大切な学びがたくさんあります。
展示作業は朝9時 30 分よりスタートしました。
染織コースは人間館1階、ラウンジに壁を設営して作品を展示します。
それぞれの作品の間が均等になるようにそして展示の目線は下から 145 センチに設定して展示しています。
壁の長さを計測してそれぞれの作品の中心を割り出す事でスムーズに展示ができていきます。

染織コースでは染も織も学びますが、卒業制作ではどちらかのクラスを選択して制作をします。
染・織のタペストリー、暖伩、パネル、着物、衣服、バッグや風呂敷、屏風など作品の形態はとても多彩です。
ですので展示も単純に壁にかけていけば良いのではなくそれぞれが工夫を凝らして一番良い状態を考え、展示をします。
グループ展の良いところは同じエリアで力を合わせて皆で助けあって設営するところだと思います。
今回も学生間で力を合わせて展示をしていました。





課題で制作したポートフォリオも並べました。
中には染織コースらしく自身で染めた布を使って表紙にしたものもありました。
内容はスクーリングで制作してきた課題作品です。
染織コースの皆さんが入学されてどのような作品を制作して卒業制作に進んでいるのかがとてもよく分かる構成です。
このポートフォリオはこれから作品を作る度にページが増えて行く訳です。
今回一部をブログ内でご紹介しましたが、WEB 卒展でも作品はご覧いただけますので、ぜひご覧になってください。

そしてこの卒制と同時に京都のアートスペース柚でグループ展がありました。
千々の彩(ちぢのいろ)と銘打った京都芸術大学 大学院芸術研究科(通信教育)芸術環境専攻 染織分野修了生による展覧会です。
実はコロナ禍で大学での卒業制作展ができなくなってしまった年に卒業された皆さんです。

ご卒業されてからも制作を続けていらっしゃる姿に励まされます。
卒業制作展や卒業式が行える今を大切にしたいですね。
2025 年3月8日(土)は卒業・修了制作展の搬入日、屋外に展示するわけではないのですが、とてもお天気の良い日でした。
染織コースで今回展示されるのは 52 名の作品で、1年という期間でそれぞれが計画・制作された作品が作者の手により展示されます。

会場を予約し、展示する空間の下見、作品制作、告知(DM など)方法を決めて宣伝、搬入、展示 ( ワイヤー吊り下げや釘打ち、衣桁展示など、その他、作品名などのキャプション設置やライティング)、在廊、片付けなどの搬出、来場者へのお礼の連絡、とお分かりの通り、作品制作だけではなく色々な手順があります。
卒業制作のスクーリングには卒業後も作品制作を続けていく皆さんにとって、大切な学びがたくさんあります。
展示作業は朝9時 30 分よりスタートしました。
染織コースは人間館1階、ラウンジに壁を設営して作品を展示します。
それぞれの作品の間が均等になるようにそして展示の目線は下から 145 センチに設定して展示しています。
壁の長さを計測してそれぞれの作品の中心を割り出す事でスムーズに展示ができていきます。

染作品も織作品も展示は協力して進めます。(左からフェルト・型染・綴織2点・蠟染)
染織コースでは染も織も学びますが、卒業制作ではどちらかのクラスを選択して制作をします。
染・織のタペストリー、暖伩、パネル、着物、衣服、バッグや風呂敷、屏風など作品の形態はとても多彩です。
ですので展示も単純に壁にかけていけば良いのではなくそれぞれが工夫を凝らして一番良い状態を考え、展示をします。
グループ展の良いところは同じエリアで力を合わせて皆で助けあって設営するところだと思います。
今回も学生間で力を合わせて展示をしていました。

パネル作品を展示したエリア

エントランスには大きな染め作品が展示され、来場者を出迎えます。

着物作品を展示したエリア

5枚で絵が続いているの布を立体的に展示(型染)

壁の上段に金具を設置して壁から離れて浮いたような展示に

中には染織コースらしく自身で染めた布を使って表紙にしたものもありました。
内容はスクーリングで制作してきた課題作品です。
染織コースの皆さんが入学されてどのような作品を制作して卒業制作に進んでいるのかがとてもよく分かる構成です。
このポートフォリオはこれから作品を作る度にページが増えて行く訳です。


そしてこの卒制と同時に京都のアートスペース柚でグループ展がありました。
千々の彩(ちぢのいろ)と銘打った京都芸術大学 大学院芸術研究科(通信教育)芸術環境専攻 染織分野修了生による展覧会です。
実はコロナ禍で大学での卒業制作展ができなくなってしまった年に卒業された皆さんです。

今回の開催が5回目となり、テーマカラーは橙(ダイダイ)
ご卒業されてからも制作を続けていらっしゃる姿に励まされます。
卒業制作展や卒業式が行える今を大切にしたいですね。
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