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2025年04月29日
【染織コース】新年度のスクーリングが始まりました。卒業制作の様子をご紹介します。
皆さんこんにちは。染織コースの久田多恵です。ついこの間、こちらのブログで「今年度の卒業制作スクーリングが終わりました」という記事を掲載しました。
そしてあっという間に季節がめぐり、新年度の授業が始まりました。4月19日、20日には卒業制作の初回スクーリングが開講されました。その様子をご紹介します。
(画像は今年度のものを中心に、以前のものも含めています。)

染の技法を使った作品を作る授業と、織の技法を使った作品を作る授業に分かれているというのは前回も書いた通りです。まずは全員集合して年間の進め方について説明を行いました。瓜生山キャンパスに登校するか、自宅からオンラインで出席か、どちらかを選択できます。

次に染と織に分かれて、受講生の皆さんが自分の卒業制作についてプレゼンテーションを行います。どんな素材を使い、どのような技法で、どんなものを作るかを発表します。これまでに作った作品の中から、方向性の似ている作品や、卒業制作のために試作したもの、素材の見本、アイデアスケッチ、資料となる写真や本などを展示します。

その中でも完成予想図が大切です。完成作品を想像して描くのは、実はとても難しいことです。まだ現実にはない作品、頭の中にだけある作品を絵にします。朧げにでも想像できたら思い切って描いてみると、だんだんアイデアが形になってきます。この作業は好きな人と嫌いな人に分かれるようです。
受講生全員の発表が終わってから教員のスライドレクチャーを行いました。教員の紹介も兼ねて普段どんな活動を行なっているか、どんな作品を制作しているか、その制作の様子を撮影した画像などを中心にしたものです。毎年、最初の授業と最後の授業でレクチャーを行うことが多いです。

授業の2日目はさっそく作品制作に入ります。大学に登校している学生は教室で草稿(下絵)を描いたり、持ってきた木枠機で試し織りをしたり、用意してきた糸を染めたりします。オンライン出席の学生も各自自分の制作を進めます。教員が回っていって、素材、技法、作品の主題、年間計画など詳細な点について相談します。グループでのミーティングで各自の作業内容を確認し、作業場所に移動します。







次回、6月のスクーリングまでに各自、制作を進めます。織物の作品制作は試し織りがとても大切です。作品の一部を実際に織ってみることで、考えている技法や糸の種類、たて糸の密度などが適切かどうかわかります。6月には今後の見通しも立ってくることでしょう。卒業制作展に自分の作品が並ぶ様子を思い浮かべ、進めていきましょう!
【染織コース】今年度の卒業制作スクーリングが終わりました
そしてあっという間に季節がめぐり、新年度の授業が始まりました。4月19日、20日には卒業制作の初回スクーリングが開講されました。その様子をご紹介します。
(画像は今年度のものを中心に、以前のものも含めています。)

最初の説明
染の技法を使った作品を作る授業と、織の技法を使った作品を作る授業に分かれているというのは前回も書いた通りです。まずは全員集合して年間の進め方について説明を行いました。瓜生山キャンパスに登校するか、自宅からオンラインで出席か、どちらかを選択できます。

計画発表
次に染と織に分かれて、受講生の皆さんが自分の卒業制作についてプレゼンテーションを行います。どんな素材を使い、どのような技法で、どんなものを作るかを発表します。これまでに作った作品の中から、方向性の似ている作品や、卒業制作のために試作したもの、素材の見本、アイデアスケッチ、資料となる写真や本などを展示します。

オンライン受講生の発表
その中でも完成予想図が大切です。完成作品を想像して描くのは、実はとても難しいことです。まだ現実にはない作品、頭の中にだけある作品を絵にします。朧げにでも想像できたら思い切って描いてみると、だんだんアイデアが形になってきます。この作業は好きな人と嫌いな人に分かれるようです。
受講生全員の発表が終わってから教員のスライドレクチャーを行いました。教員の紹介も兼ねて普段どんな活動を行なっているか、どんな作品を制作しているか、その制作の様子を撮影した画像などを中心にしたものです。毎年、最初の授業と最後の授業でレクチャーを行うことが多いです。

教員のレクチャー
授業の2日目はさっそく作品制作に入ります。大学に登校している学生は教室で草稿(下絵)を描いたり、持ってきた木枠機で試し織りをしたり、用意してきた糸を染めたりします。オンライン出席の学生も各自自分の制作を進めます。教員が回っていって、素材、技法、作品の主題、年間計画など詳細な点について相談します。グループでのミーティングで各自の作業内容を確認し、作業場所に移動します。

グループミーティング

グループミーティング2

染め技法の個人指導

染色準備

ヤシャブシの実を煮出す

たて糸に使う絹糸を染める

藍で染めた糸にヤシャブシを染め重ねる
次回、6月のスクーリングまでに各自、制作を進めます。織物の作品制作は試し織りがとても大切です。作品の一部を実際に織ってみることで、考えている技法や糸の種類、たて糸の密度などが適切かどうかわかります。6月には今後の見通しも立ってくることでしょう。卒業制作展に自分の作品が並ぶ様子を思い浮かべ、進めていきましょう!

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