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2025年11月12日
【イラストレーションコース】イラストに活かせる共通科目8選!

大学ではコース専門教育科目の他に、共通科目という幅広い分野の授業を履修する必要があります。
本学の共通科目とは、総合教育科目と学部共通専門教育科目のことで、全学科・コースの学生が履修できる基礎的な授業です。語学や情報、教養など、幅広い分野を学べるこれらの科目は、自分の興味や関心に合わせて選択でき、視野を広げる機会になります。
おすすめする科目はたくさんありますが、今回は、卒業生が選んだイラストに活かせる共通科目を8つご紹介します!
入門デッサン1~3(S)
「絵を描くのが苦手」「デッサン未経験」という方のための、基礎からじっくり取り組むデッサンの科目です。一つのモチーフを丁寧に観察し、進行中のデッサンと見比べ、違いを見極め、修正できる粘り強さを身に付けます。
講義では、鉛筆の削り方や画材の扱い方、描く時の姿勢など、基本的なものの見方や描く時の注意点を、分かりやすく解説します。
学習を経ると、イラスト制作にも活かせるスキルとして、観察力の向上、集中力と粘り強さ、アナログ制作の際の基本技術を身に着けることができます。
(※S科目は、キャンパスや指定された会場に行って受ける「対面授業」と、Zoomを使用したり、授業動画や教科書などで学ぶ「遠隔授業」があります。)
〈卒業生コメント〉
対面またはオンラインでデッサンを学ぶことができます。対面では別の学科の在学生と一緒に受講するのですが、年齢層が幅広くとても穏やかで楽しい時間が過ごせました。

デッサン(TW)
上記でご紹介した「入門デッサン1~3」は、講義を聞きながら制作を進め、基礎を身につける科目ですが、「デッサン」は、自宅で制作したデッサン課題を提出し、細かな添削を受けることで技術を高めていく科目です。
あらゆる芸術活動の基礎となる「デッサン力」=「見る力」を身につけるために、具体的なモチーフをじっくり観察し、「見えた通りに描く」ことで、物の形や質感を正しく理解する力を養います。
学習を経ると、観察力、形の正確な捉え方、質感や立体感の表現力など、「描写の土台」を身に着けることができます。イラストをより魅力的で説得力のあるものにし、確実に実力を底上げしてくれる重要なスキルです。
(※TW科目は、テキストをもとに自宅で学習し、課題として作品を提出する科目です。)
〈卒業生コメント〉
デッサン自体、初めてしっかりと取り組みましたが、とても楽しく学ぶことができ、非常に勉強になりました。作品は郵送で提出しましたが、戻ってきた際の添削が驚くほど丁寧で、細かくご指導いただいたことに感動したのを今でもよく覚えています。

コラージュ・デッサン(TW)
身近な素材を集めて、切ったり組み合わせたり貼り合わせたりしながら、新しいイメージをつくる「コラージュ」を体験する科目です。さらに、完成したコラージュ作品を、鉛筆で別の紙にそのまま描き写すことで、観察力を養い、細かく丁寧に描くことの意味や面白さを感じることを目指します。
学習を経ると、コラージュによる発想力と構成力が身につき、鉛筆で描き写す際に養われる観察力は、自身の作品を見る目を成長させます。また、細部まで丁寧に描く力が身につくことでクオリティ向上にもつながります。
〈卒業生コメント〉
課題は自分でコラージュを作って、それをデッサンする内容でした。今までしっかりとデッサンに取り組んだことがなかったため、とても勉強になりました。

色彩表現基礎(TW)
私たちの身のまわりにあふれる「色」に改めて目を向け、日常の中で色彩を意識的に捉える力を育てる科目です。テキスト『色をめぐる114のレッスン』を使いながら、身近なモノや風景、素材などを観察し、課題に取り組むことで、色を見る目や感じ取る力を深めていきます。
学習を経ると、色彩の美しさや奥深さに気づき、色に対する感覚や解釈の幅が広がります。微妙な色の違いや組み合わせの効果を意識した配色ができるようになることで、作品全体の完成度や魅力を高めることにもつながります。
〈卒業生コメント〉
ポスターカラーを使って色カードを作る課題は、時間はかかりましたが、色についてさまざまな角度から向き合う良い機会になりました。アナログ画材を扱うのが好きなので、写真を見ながら混色を試す作業はとても楽しく、色の奥深さを実感できました。
提出したルーズリーフのファイルには、たくさんの付箋とともに、A4用紙いっぱいに丁寧な評価コメントをいただき、先生が時間をかけてじっくり見てくださったことが伝わり、とても嬉しく感じました。

芸術史講義(ヨーロッパ2・4)(WS)
西洋の芸術がどのように生まれ、発展してきたのかを学ぶ科目です。講義や資料を通じて、さまざまな時代や地域の芸術の特徴を比べながら、その歴史的な流れをたどっていきます。
また、西洋の造形芸術が、どのような文化や思想の影響を受けて形づくられてきたのかを理解し、作品の特徴を正しく捉えて、そこから意味を読み取る力を身につけることを目指します。
学習を経ると、西洋美術の多様な表現や構図、色使いを学び、イラストに応用することができます。また、作品の背景にある文化や思想を読み取る力を身に着けることで、イラスト表現においても、技術だけでなく「意味」や「物語」を持たせた作品を生み出す力が養われます。表面的な絵の上手さにとどまらない、伝わる作品づくりへとつながります。
(※WS科目は、全15章の動画教材の視聴を中心に学習を進める科目です。)
〈卒業生コメント〉
イラストレーションコースに入学する前に通っていた大学が、西洋文化系の学科でした。元々世界史が好きだったため、芸術目線から歴史を見ることに興味があり履修しました。高校時代に使っていた世界史の便覧を改めて取り出してレポートを書くなど、興味深く学びを進めることができました。

※動画教材イメージ
芸術史講義(日本1~4)(WS)
日本の造形芸術をはじめ、文学や芸能、音楽など日本の美術史を体系的に学ぶ科目です。日本美術史を専門的に学ぶために必要な基礎知識を身につけられます。
学習を経ると、日本美術における構図の取り方や視線の誘導などの技法を学ぶことができ、より説得力のあるイラスト表現につなげることができます。
実際に、多くのプロのイラストレーターも過去の作品から学んでおり、それによって作品に深みが生まれています。
〈卒業生コメント〉
プロのイラストレーターの方からお話を聞くと浮世絵などの影響を受けている方もおり、業界で活躍するために視野を広げた方がいいと思い受講しました。興味を持った作品は美術館や博物館に足を運んで実物を見るのもとても勉強になります。

※受講後に卒業生が訪れた上野の東京国立博物館
論述基礎(TR)
大学で必要とされるレポートや論文を書くための、基本的な文章力と構成力を身につける科目です。授業では、適切な日本語表現の使い方、問いの立て方、レジュメや章の組み立て、全体の構成方法、参考文献の使い方や引用のルールなど、論述の考え方とテクニックを学びます。
学習を経ると、レポートと感想文の違いを明確に理解できるようになり、論理的な文章構成の力が身につきます。また、他の科目のレポートや論文を書く際にも役立つ引用の作法や、文献の扱い方についても正しく理解できるようになります。
(※TR科目とは、指定されたテキストを中心に学習を進める科目です。)
〈卒業生コメント〉
「レポートってどうやって書けばいいの?」という、初めてレポートを書く方に特におすすめの授業です。文章の書き方だけでなく、「問いを立てる」というレポートの基本姿勢から学べます。
感想文との違いを理解し、文章構成や参考文献の使い方といった基本ルールを身につければ、自信に繋がります。大学生活の途中からでも十分に役立ち、課題だけでなく社会に出てからも活かせるスキルが習得できたと感じます。
知的財産権研究(TX)
自分で作品を制作したり、他の人の作品を扱う際に必要となる「著作権」などの知的財産権に関する基本的なルールや考え方についての知識を身につける科目です。情報リテラシーを高め、私たちの身の回りにあふれる、音楽・映像・文章・イラストなどのさまざまな著作物を、適切に扱う判断力を養います。
学習を経ると、自分の作品の権利を守る、仕事の契約書をきちんと読めるようになる、SNSやWebに作品を投稿するときの注意がわかる、他の作品を「参考」にする時の線引きができる、など将来クリエイターとして活動するうえで、心強い知識を得ることができます。
(※TX科目は、各科目で定められた独自の履修方法やスケジュールに沿って取り組む形式となっており、自主的に学びを進めることが求められます。)
〈卒業生コメント〉
実際の事例の分析から著作権について考えることができるため、実践的で勉強になりました。また、授業動画を見るのではなく資料や本を読み込んでレポートを作る科目で新鮮でした。
自分が興味を持った実際の著作権に関する事件について調べて分析し、レポートを作成するためとても身近に感じられて楽しく取り組むことができました。
イラスト制作に活かせる学びを積極的に選択しよう!
共通科目の中には、イラスト制作に活かせる授業がたくさんあるため、ご紹介したようなイラストに関連する授業を選ぶことで、自身の成長をさらに加速させることができます。
イラストに直接関連しないような科目も、大学生として見分を深めたり、新しい世界に触れることで制作の幅を広げることに役立ちます。
自分の興味や目標に合わせて、積極的に授業を選び、イラストに活かせる学びを広げていきましょう!
コース専門教育科目について詳しく知りたい方は、こちらのブログもぜひご覧ください。
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