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染織コース

2026年02月02日

【染織コース】染織コースの一日体験授業

みなさんこんにちは、染織コース教員の繁田真樹子です。
2026年1月24日(土)に、染織コースの 1日体験授業がオンラインで行われました。
このブログをご覧の方の中にも、授業にご参加された方がいらっしゃるかもしれません。

今回は「染まらないようにする方法を知ろう ― ろう染めの場合」というタイトルをつけさせていただきました。
私が担当するスクーリング科目「染織Ⅴ-1 蠟染(ろうぞめ)」は、3年次の選択科目です。

【染織コース】オンラインスクーリング(遠隔)で蠟染を学ぶ


ろう染めという技法で布を染色し、手拭いとパネル作品(木製のパネルに布を張って仕上げる作品)を制作しますが、今回はハンカチをろう染めで制作する過程をお見せしました。

白い布に、約 120 度の熱で溶けたろうを付けた木版でろうを置いていきます。

木版でろうをスタンプ



丸でろうが付いている部分が染まりません



すると、布に置いた部分でろうが冷え固まり、水や染料を弾きます。
オンラインでも実際に刷毛を使って染色する過程をご覧いただくと、ろうが付いている部分が染料を弾く様子がよく分かります。

刷毛で染める時は伸子(しんし)を裏に張ります



反応染料で1色染めて乾いた状態



染色とは、布に色を染めると同時に、絵柄を染まらないようにする工夫が必要です。
ろう染めの場合は「ろう」がその役割を果たします。

今回は、一度ろうを置いてから染色し、布が乾いた後でもう一度ろうを置いて再び染色を行いました。

もう一度ろうを木版でスタンプ



反応染料で2色目を染めた状態



ろうを置いたタイミングによって、染まらない部分の色が異なり、染め重ねることで表情がより複雑になります。
その後、アイロンで布に付いているろうを新聞紙に吸収させ、布に色を固着させる液を塗布します。

新聞紙で挟みアイロンでろうを移しとる





浸透剤を混ぜた専用アルカリ剤を塗布



それから水洗いを行い、洗浄液で湯洗いをして完成となります。

アルカリ成分を洗い流す



残っているろうを煮溶かす



水洗い乾燥で完成



実際のオンラインスクーリングでは、ご自宅でこの工程を学びますが、布や染料、蠟、刷毛、各種助剤は「オンラインセット」として用意しています。
教員の手元をご覧いただきながら、ご自身で制作を進めていく形になります。

他のスクーリングでも、特殊な道具や手に入りにくい助剤は、オンラインセットとして準備しています。
対面授業では、環境が整った教室で学ぶことができます。

今回は染色スクーリングの体験授業でしたが、染織コースでは染めも織も学ぶことができます。
そして、染織コースで学ばれた方がどんな作品を制作できるようになるのかを実際ご覧になるには、2026 年3月8日(日)から3月15日(日)まで京都芸術大学の瓜生山キャンパスで卒業制作展が開催されますので、お近くの方は是非お越しください。そして WEBでも 卒業制作展がありますので、こちらもぜひご覧ください。

今年度の卒業制作は下記のURLからご覧いただけます。(公開になりましたら、ご案内いたしますので今しばらくお待ちください。)
https://www.kyoto-art.ac.jp/t/graduationworks_archive/

 

染織コース | 学科・コース紹介



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