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日本画コース

2026年10月07日

【日本画コース】日本画II-3(模写制作)百鬼夜行絵巻を模写しました!

こんにちは。業務担当の岸本です。今月のブログでは、9月に開講された日本画II-3(模写制作)の授業の様子をご紹介します。

学部の日本画の授業で、卒業制作を除いては模写について学べる唯一の科目です。模写を通し、昔の絵から日本画の画材の扱いを学ぶ貴重な内容となっております。
授業で描くお手本は、百鬼夜行縁起絵巻です。室町時代に描かれたと言われる絵から、当時使用された同一の画材と同一の技法で絵を模写します。
描く過程で使用する画材に墨、朱、金泥など日本画の伝統的な画材を使用します。
それらの素材についても知見を深めて、説得力のある描画につなげていきます。

使用する紙もいつも使っている麻紙とは異なり、薄美濃紙に描いていきます。
まず初めに薄美濃紙とお手本を重ねて固定し、あげ写しという手法で線をおこしていきます。

朱には溶いた後に浮いてくる黄色味がかった色があります。そちらを分離させて描くと綺麗な朱色の発色になります。

金泥を溶くレクチャーの様子です。朱は日本画II-1の授業でも溶き方の説明があったことかと思いますが(過去の解説記事はこちら)、金泥を溶くレクチャーはこの授業以外では大学院の授業でしか取り扱われることはありません。貴重な機会です。

絵具を焼いて、お手本の色に近づける作業のレクチャーです。
天然の緑青、群青は加熱することで色を変化させ古色に近づけることができます。
絵具を焼く際は、換気の効いた部屋でおこなう必要があります。
そして、朱などの赤系の絵具は人体に有害な毒素が発生するため絶対に焼いてはいけません。





外苑キャンパスの授業の様子です。



授業は、京都瓜生山キャンパス、東京外苑キャンパス、遠隔の3つの開催地から自由に選択することができて、どの開催地でも同じ内容の授業を受けることが可能です。

日本画の素材についてたくさん学ぶことができて、充実した二日間になったことかと思います。描かれた当時の時代背景や古くから使われている素材について知ることで、ただ写すだけではなく描いた人の筆使いや呼吸まで見えてくるような気持ちで描くことができます。
今回の授業を通じて気づいたところを、ご自身の制作にも繋げていってほしいと思います。
次回のブログもよろしくお願いします。

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