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建築デザインコース

2019年12月05日

【建築デザインコース】 秋の体験入学2019 (京都) 〜やわらかな光に包まれて〜

皆さんこんにちは。

11月9日(土)秋晴れ。紅葉が始まった京都・瓜生山キャンパスで、秋の体験入学が行われました。
建築デザインコースの体験授業は、7月に竣工した望天館(本学通信大学院教授岸和郎設計)にて行われました。
http://k-associates.com/works/京都造形芸術大学-望天館/



初めに、望天館1階吹き抜け空間にて、岸川先生より建築についての講義、今回の体験授業の内容の説明が行われました。テーマは、『プリミティブ・エンベロープ』(原始的な覆い)です。白い風船を用い、洞窟のようなカマクラのようなドーム状のものをつくります。
1チーム5,6人、6チームに分かれ、望天館屋上広場へ移動します。

まずは、チームごとに自己紹介をします。お互いを知ることで協力体制をつくります。



チームごとに風船をどんどん膨らませていきます。



ある程度の数が出来たところで、風船同士をセロテープで繋げていきます。
繋げる箇所を間違えても剥がしてはいけません、パンッ!と割れてしまいます。引っ張りすぎても割れてしまいます。時折、秋風に煽られ、引っ張られパンパンッと割れる音が空に響きます。



風船を膨らませる人、繋げていく人、チームで役割分担が出来てきます。
面状に繋げていくチーム、建物の土台のように足元から固めるチーム。それぞれのチームの中で話し合い、徐々にカタチが立ち上がって来ました。



より大きなドームをつくるため、隣のチームと交流し、それぞれのカタチを合体させていきます。



風船は軽いですが、それでも重さが伴います。どう繋げていったら、屋根(天井)が出来るか?
それぞれに試行錯誤し、また先生からのアドヴァイスを貰い、徐々に大きなカタチをつくり上げていきます。



始まりは、それぞれのチームごとの小さなカタチでしたが、それぞれが交流をし、融合をして最終的には、一つの大きな風船カマクラが完成しました!



岸先生の直線の建築に有機的な風船カマクラがよく映えます。



白い風船を通過した光は柔らかく、暖かく、重なっているところは影となり、涼やかです。



内部は、柔らかい光に包まれ、開口部からは秋晴れの青い空が望める素敵な空間になりました。



みなさんの協力のおかげで、とても大きなものが出来ました。これもまた建築である。と岸川先生。
建築は一人では作れません、様々な人の繋がりがあってこそ成り立ちます。この体験を通して、そんな建築の一端に触れられたのではないかと思います。

再び、1階の吹き抜け空間に戻り、建築デザインコースのカリキュラムや学習方法などの詳細について説明がありました。



その間に聞こえたパン、パンッという音は、解体の音。
儚いですが、これもまた建築の一端?



 

◯12月の入学説明会
京都会場(瓜生山キャンパス) 2019年12月8日(日)
東京会場(外苑キャンパス) 2019年12月15日(日)
https://www.kyoto-art.ac.jp/t/briefing_dec/
12月は「ミニ講義」で建築デザインコースの学びを体験していただけます。予約不要ですので、興味のある方は是非ご参加お待ちしています!

◯冬の1日体験入学
京都会場(瓜生山キャンパス) 2020年1月12日(日)
東京会場(外苑キャンパス) 2020年1月18日(土)
https://www.kyoto-art.ac.jp/t/1day_winter/

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