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洋画コース

2021年02月14日

【洋画コース】卒業生紹介 光を得たキャンバス

通信教育部のパンフレットでは毎年卒業生の方に直接お会いして在学時のお話をお伺いしていますが、その内容をこちらのブログでも紹介いたします。
本日は洋画コース。基礎から絵画を学びなおし、描きたいものが見つかりました。



だれに見せるでもなく、ずっと、ひとりで描きつづけてきた。幼い頃に祖父母の家で見て、憧れてきた油絵を。「見る」から「描く」に変わったのは、短大時代の授業がきっかけ。身体の事情で中退したものの、木村さんの、絵への想いは断ち切れなかった。「ただ、独学で描いても悩みが深くなるばかりで。いちからきちんと教わろうと見つけたのが、本コースでした」。体調に不安のある自分でも、通信なら、絵にも大学にも再挑戦できる。入学を決めるのに迷いはなかった。久しぶりのデッサンや、人前での発表に一喜一憂しながらも、基礎から学び直すことで自身の絵が変わるのを感じた。「webスクーリングも面白いし、対面授業でいろんな世代の方と話せるのも楽しかったです」。しかし、3年次の自由課題まですすんだとき、入学前からの難問が再び立ちはだかった。

「何を描けばいいか、わからない。それが一番の悩みでした」。技法や色彩には的確なアドバイスをくれる先生も、その人のテーマまでは教えられない。頭を抱えた木村さんが始めたのは、とにかく描て、描きまくること。そして、描いた絵の共通点を探していくと、「光があたっているもの、それが、私の答えでした」。以後は、糸がほどけるように制作がすすんだ。身の周りのあらゆるものをライトで照らし、心惹かれたモチーフをキャンバスに写しとっていく。

描きたいものが見えると、おのずと筆先にも勢いがついた。「大学の広い教室だと、家では気づけなかったバランスの悪さもわかるから」。先生から何度も「休憩をとって」と言われるほど、ひたすら絵に集中し、ついに大作の卒業制作を完成させた。「ひとりで描いていたときは、作品を人に見せる気にもならなかったけど」。学びをやり遂げたいまは、その自信を力に、公募展にも挑んでみたいという木村さん。静かな明るさを湛えたその絵は、これからさらに、光をあてられていくだろう。



木村 愛美さん
洋画コース(3年次編入学)
’18年度卒業 兵庫県在住 31歳

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