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2020年08月17日
【芸術学コース】2019年度卒業式・芸術学コース分科会(in Zoom)が開かれました。
こんにちは、芸術学コース教員の大橋利光です。みなさん、お元気でお過ごしでしょうか。
今回は、2020年8月10日に開かれた2019年度卒業式に合わせて行われた、芸術学コース分科会(オンライン開催)の様子について、レポートさせていただきます。在学中の方には、来たるべき晴れの卒業の日に向けたイメージ・トレーニングとして、また、学外の方(とくに本学入学をご検討中の方)には、芸術学コースでの学びの様子の一端として、お読みいただければと思います。
今春以来、寝ても覚めても、右を向いても左を向いてもコロナ禍の話題ばかりですが、2020年3月に開催予定であった2019年度卒業式も、新型コロナウイルス感染症の感染拡大という状況を受け、開催が延期となっていました。
その後、教員・スタッフとも全力を挙げて、卒業式の8月開催に向けた努力を重ねてきたのですが、感染拡大の勢いはおさまらず、例年のように京都瓜生山キャンパスに集まる形での式典の開催は、残念ながら行わないこととなりました。
芸術学コースでは、例年、全体の卒業式の閉式後、教室に集まって分科会を開き、出席の卒業生一人一人に卒業証書を手渡すセレモニーを開いてきました。しかし、2019年度はこれも開催がかなわず、卒業証書は大学から卒業生のみなさんにお送りする、という形になりました。
そんな経緯もあって、およそ5ヶ月の延期ののち、オンライン開催となった卒業式・分科会。まず全体の卒業式がライブ配信されたのち、芸術学コースではZoomのミーティングルームに集まって、分科会を開催しました。
まず、コース主任の金子典正先生からのごあいさつ。
今年度、コロナ禍の中でオンラインでの学修が中心となった近況についてのご報告をいただいた上で、このような転換期だからこそ、新しい環境、新しい芸術が生まれるのではないか、変化し続ける社会の中で学んだ内容を生かしてほしい、とのお話をいただきました。

続いて、三上美和先生のごあいさつ。
働きながら、あるいはご家庭をもちながら学修を続け、見事に卒業されたことに自信を持ち、今後もご自身の研究を深めていただきたい、とのお話でした。

次は、2020年度から着任された武井美砂先生のごあいさつ。
「人生は短く、芸術は長い」という言葉の通り、芸術とは学んですぐに「わかる」というものではないが、大学で取り組んだことを続けることで、さらに豊かな世界が見えてくるはず、今後も関心を持ち続けてほしい、とのお話でした。

その後、私、大橋からも一言あいさつを申し上げましたが、それに続いて、サプライズがありました。
なんと、2019年度まで芸術学コースでご指導いただいた池野絢子先生からも動画でメッセージをいただきました……!
これまで苦しく大変な状況の中で学修を続けてこられた経験は今後に必ず生きるはず、普段の日常に戻るには時間がかかるかもしれないが、エンピツと本さえあれば続けられるのが芸術学研究のよいところなので、ご自身の持ち場でできることを続けていただきたい、とのお話でした。
例年ならばここで卒業証書授与、という流れなのですが、先に触れたように、卒業証書はすでに卒業生のみなさんのお手元にお届け済み。ですが、5ヶ月ぶりに先生方のお話を聞いて、みなさん改めて卒業の気分を味わっていただけたのではないかと思います。
ちなみに、じつは私も3年前にこの芸術学コースを卒業しました。ですので、ここでは私の卒業証書ファイルの写真をご披露します。

そして、主役である卒業生のみなさんから、それぞれメッセージをいただきました。
詳しい内容については割愛させていただきますが、在学中の思い出や、ご苦労話、その後も学びを続けておられるご様子など、さまざまなお話をうかがうことができました。とくに、「思った以上に勉強が厳しく大変だったけれど、全国各地の幅広い年代の学友に出会えて、励まし合いながら楽しく学べた」という声が多かったのが印象的でした。
かつて私自身も暑さ寒さの中もスクーリングに通い、苦心して書いたレポートの評価に一喜一憂し、身を削る思いをしながら卒業論文を書き上げて、充実感と達成感をかみしめながら卒業式に出席したのでした。お話をうかがいながら、そのときの気分を、改めて思い出しました。

このあと、金子先生から締めくくりの言葉をいただき、約1時間にわたる芸術学コース分科会は、お開きとなりました。
今回、思いがけないきっかけで初めての試みとなったオンライン卒業式と分科会ですが、先生方、卒業生のみなさまそれぞれ、実感のこもった中身の濃いお話をうかがうことができ、短い時間ながら充実した会となったのでは、と思います。私も参加して非常に大きな刺激を受け、さらに研究に身を入れていかねば、との気持ちを新たにしました。
最後になりましたが、2019年度卒業生のみなさん、改めてご卒業おめでとうございます。大学院に進学される方、芸術関係のお仕事に就かれる方、これまでのお仕事や生活に戻られる方などなど、今後進まれる道はさまざまかと思いますが、芸術学コースでの学びによって得たものを通して、新しい道を開いて行かれることを、陰ながらお祈りいたします。
このブログをご覧いただいている在学生のみなさん、あるいは本学入学をご検討中のみなさんも、ぜひ、この晴れ晴れとした卒業の気分を実際に感じていただきたいなあ、と思います。
▼昨年度の卒業式の様子はこちら。
芸術学コース|学科・コース紹介
芸術学コース|過去の記事はこちら
今回は、2020年8月10日に開かれた2019年度卒業式に合わせて行われた、芸術学コース分科会(オンライン開催)の様子について、レポートさせていただきます。在学中の方には、来たるべき晴れの卒業の日に向けたイメージ・トレーニングとして、また、学外の方(とくに本学入学をご検討中の方)には、芸術学コースでの学びの様子の一端として、お読みいただければと思います。
今春以来、寝ても覚めても、右を向いても左を向いてもコロナ禍の話題ばかりですが、2020年3月に開催予定であった2019年度卒業式も、新型コロナウイルス感染症の感染拡大という状況を受け、開催が延期となっていました。
その後、教員・スタッフとも全力を挙げて、卒業式の8月開催に向けた努力を重ねてきたのですが、感染拡大の勢いはおさまらず、例年のように京都瓜生山キャンパスに集まる形での式典の開催は、残念ながら行わないこととなりました。
芸術学コースでは、例年、全体の卒業式の閉式後、教室に集まって分科会を開き、出席の卒業生一人一人に卒業証書を手渡すセレモニーを開いてきました。しかし、2019年度はこれも開催がかなわず、卒業証書は大学から卒業生のみなさんにお送りする、という形になりました。
そんな経緯もあって、およそ5ヶ月の延期ののち、オンライン開催となった卒業式・分科会。まず全体の卒業式がライブ配信されたのち、芸術学コースではZoomのミーティングルームに集まって、分科会を開催しました。
まず、コース主任の金子典正先生からのごあいさつ。
今年度、コロナ禍の中でオンラインでの学修が中心となった近況についてのご報告をいただいた上で、このような転換期だからこそ、新しい環境、新しい芸術が生まれるのではないか、変化し続ける社会の中で学んだ内容を生かしてほしい、とのお話をいただきました。

続いて、三上美和先生のごあいさつ。
働きながら、あるいはご家庭をもちながら学修を続け、見事に卒業されたことに自信を持ち、今後もご自身の研究を深めていただきたい、とのお話でした。

次は、2020年度から着任された武井美砂先生のごあいさつ。
「人生は短く、芸術は長い」という言葉の通り、芸術とは学んですぐに「わかる」というものではないが、大学で取り組んだことを続けることで、さらに豊かな世界が見えてくるはず、今後も関心を持ち続けてほしい、とのお話でした。

その後、私、大橋からも一言あいさつを申し上げましたが、それに続いて、サプライズがありました。
なんと、2019年度まで芸術学コースでご指導いただいた池野絢子先生からも動画でメッセージをいただきました……!
これまで苦しく大変な状況の中で学修を続けてこられた経験は今後に必ず生きるはず、普段の日常に戻るには時間がかかるかもしれないが、エンピツと本さえあれば続けられるのが芸術学研究のよいところなので、ご自身の持ち場でできることを続けていただきたい、とのお話でした。
例年ならばここで卒業証書授与、という流れなのですが、先に触れたように、卒業証書はすでに卒業生のみなさんのお手元にお届け済み。ですが、5ヶ月ぶりに先生方のお話を聞いて、みなさん改めて卒業の気分を味わっていただけたのではないかと思います。
ちなみに、じつは私も3年前にこの芸術学コースを卒業しました。ですので、ここでは私の卒業証書ファイルの写真をご披露します。

そして、主役である卒業生のみなさんから、それぞれメッセージをいただきました。
詳しい内容については割愛させていただきますが、在学中の思い出や、ご苦労話、その後も学びを続けておられるご様子など、さまざまなお話をうかがうことができました。とくに、「思った以上に勉強が厳しく大変だったけれど、全国各地の幅広い年代の学友に出会えて、励まし合いながら楽しく学べた」という声が多かったのが印象的でした。
かつて私自身も暑さ寒さの中もスクーリングに通い、苦心して書いたレポートの評価に一喜一憂し、身を削る思いをしながら卒業論文を書き上げて、充実感と達成感をかみしめながら卒業式に出席したのでした。お話をうかがいながら、そのときの気分を、改めて思い出しました。

このあと、金子先生から締めくくりの言葉をいただき、約1時間にわたる芸術学コース分科会は、お開きとなりました。
今回、思いがけないきっかけで初めての試みとなったオンライン卒業式と分科会ですが、先生方、卒業生のみなさまそれぞれ、実感のこもった中身の濃いお話をうかがうことができ、短い時間ながら充実した会となったのでは、と思います。私も参加して非常に大きな刺激を受け、さらに研究に身を入れていかねば、との気持ちを新たにしました。
最後になりましたが、2019年度卒業生のみなさん、改めてご卒業おめでとうございます。大学院に進学される方、芸術関係のお仕事に就かれる方、これまでのお仕事や生活に戻られる方などなど、今後進まれる道はさまざまかと思いますが、芸術学コースでの学びによって得たものを通して、新しい道を開いて行かれることを、陰ながらお祈りいたします。
このブログをご覧いただいている在学生のみなさん、あるいは本学入学をご検討中のみなさんも、ぜひ、この晴れ晴れとした卒業の気分を実際に感じていただきたいなあ、と思います。
▼昨年度の卒業式の様子はこちら。
【芸術学コース】2018年度卒業式、卒業研究懇話会
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