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陶芸コース

2020年08月19日

【陶芸コース】「陶芸Ⅱ-1机上のオブジェ」の遠隔スクーリング風景



皆さん、こんにちは、陶芸コース教員の西村充です。

前回は、遠隔授業を開催した「卒業制作1/プレゼンテーション」の様子をご紹介させていただきました。今回は、少し時間がたってしまいましたが、6月に開催された遠隔授業で実際に作品を制作する「陶芸Ⅱ-1/机上のオブジェ」のスクーリング風景をご紹介させていただきます。

 



この科目は、2つ割りの石膏型を用いてペーパーウエイトを制作します。石膏は原型の繊細な表情を写し取ることができます。また、石膏型は同じ形状の作品をいくつも制作できる技法です。

スクーリング初日の初めに石膏型制作の一連の流れをPDFファイルとホワイトボードで説明してから、受講者が描いて来たアイディアスケッチをもとに2つ割りの石膏型で抜ける形に修正して原型を作ります。

 



石膏を流すためのクリアファイルによる壁の作り方を説明しています。

 



壁ができたら石膏を撹拌します。石膏を流した後の撹拌棒や洗面器をふくための丸めた新聞紙を用意しておきます。石膏の仕事は、段取りが重要です。

 



クリアファイルを巻くための土台がしっかりと出来ているか確認します。この工程を丁寧にしないと石膏が決壊してしまう危険があります。

 



受講生の皆さんも石膏を流していきます。

 



1面目の石膏型ができました。

 



2つ割りの石膏型ができたら彫刻刀で土の逃がし溝を掘ります。

 



石膏型の内側に土をはり、型を合わせて作品に仕上げていきます。写真は瓢箪型のペーパーウエイトです。

 

陶芸コースとしては、遠隔授業形式で実際に作品を制作をした初めてのスクーリングでした。石膏などの素材の状態がモニターでは分かりづらい面もありましたが、予想よりはスムーズに開催できたと思います。

新型コロナウイルスの感染が拡大してきている不安な状況が続いています。くれぐれもお体にはお気をつけ下さい。

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