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芸術教養学科

2021年08月27日

一般公開講座「藝術学舎」のオンライン講座

こんにちは。教員の野村です。

新型コロナウィルスの感染拡大がとどまることなく続いています。小学校・中学校・高等学校、そして通学部の大学はまだ夏休みのところもあり、どのような授業形態を行うべきか議論がなされています。
そんな中、通信教育課程において夏季はスクーリングが多く行われています。教育効果を考えながらオンラインや、対面とオンラインのハイブリッドなど、様々な取り組みがなされています。そうした正規の授業の他、開講しているのが本学の公開講座「藝術学舎」です。

 



在校生・卒業生・一般の方を問わず学んで頂ける講座を設計しています。
藝術学舎の講座は、春・夏・秋・冬季に分かれつつ、東京・京都・大阪のキャンパスで実施されています。隔週で開講するもの、連続2日間で開講するもの、また遠方の現地で見学するものと様々です。
ただ昨年度から力を注いでいるのが、この藝術学舎でもオンライン化です。
おりしもこの記事を書いている日も、遠隔講座の履修証明プログラム「史料学2」の夏季3回目の講座をリリースしました。

履修証明プログラム「史料学2」夏季講座 「院政期の病と穢」



私自身、日本史の研究者として、史料読みに勤しむ日々ですが、史料を読みこなせるようになるには時間がかかります。「史料読みは語学である」と常々受講生にお伝えしています。そう考えると、対面で講座を行うことも良いのですが、一定期間繰り返し、見返すことができるオンラインのオンデマンド講座はとても有効だと思っています。
今年度の春期からオンデマンド講座を設計して実施していますが、多くの方に受講して頂きました。講座の内容に加えて、その授業形態に受講しやすさがあるのではないかと思ったりもしています。

ともあれ、本来であればキャンパスに出向いて受講する形態だけだったものが、コロナ禍を契機としてオンライン化され、全国で学んでいらっしゃる在校生の皆さんや、学び続けたい卒業生の皆さん。そして新たに何かを学ぼうと思われた方にと興味関心を持ってもらえるのは望外の喜びでもあります。

私が所属している芸術教養学科はそもそも完全オンラインのカリキュラムを有する学科ですが、その正規の科目群だけではなく、多くを学ばれようとされる方も多いように感じます。ただ、藝術学舎がこれまで対面講座中心だったために諦めていたという方もおり、オンライン化が進むのは、そうした方々にも新たな学びが提供できるのではないかと思っています。

対面でこそ伝えられること、遠隔だからこそ出来る教育と、それぞれの教育効果を鑑み、正規科目も藝術学舎も考えていきたいと思います。

そして折しも、芸術教養学科は秋期の学生募集もそろそろ始まります。
オンラインに特化したカリキュラムは、コロナ禍に左右されず、学び続けることができるものです。社会が停滞する時期だからこそ、御自身の知性を磨く。そう思われた方の選択肢であろうと思います。
興味関心のあるかたは、ぜひ、入学説明会にご参加下さい(もちろん説明会もオンラインです)

▼詳細・お申し込みはこちら ↓
https://www.kyoto-art.ac.jp/t/briefing/tenohira/

9/1より、秋入学の出願受付開始!
出願手続方法について詳しくはこちら ↓
https://www.kyoto-art.ac.jp/t/admission/howto/

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