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芸術教養学科

2021年07月21日

【芸術教養学科】コロナ禍下での学習相談会「フライング・カフェ」



みなさん、こんにちは。今回は芸術教養学科教員の下村が執筆いたします。

今回執筆するにあたり、過去の記事を見直してみたのですが、2020年からのコロナ禍を受けての大きな変化についてさまざまな記事があるなかで、まだ書かれていないことがあるのに気づきました。それは、学習相談会「フライング・カフェ」についてです。

コロナ禍下での芸術教養学科での学びついては、わたくし下村が「【芸術教養学科】コロナ禍の中での学び(2020年06月15日付)」で書いておりました。ここでは、完全遠隔の芸術教養学科の学びが、このころ慌ただしく試みられた遠隔授業化の動きの影響をあまり受けなかったことについて書きました。

【芸術教養学科】コロナ禍の中での学び


芸術教養学科の授業は、airUという仕組みを用いた完全遠隔授業となっており、zoom等を用いた準対面とでもいうべき授業形態のものはありません。では学科の教育場面が全部遠隔だったのかというとそうではなくて、学びを支える学習相談会は対面で行われていました。「フライング・カフェ」と名付けられたそれは、基本的には東京と京都(を中心とした近畿圏)でそれぞれ隔月に、ときに地方開催を挟みながら通年行われてきました。この「フライングカフェ」については、2019年度までは、野村教員による「【芸術教養学科】地域の学習相談会の役割(2019年09月12日)」など、多くの記事がこのブログに書かれてきました。

 

【芸術教養学科】地域の学習相談会の役割


骨格となる授業はコロナの影響をほとんど受けなかった芸術教養学科ですが、この対面の学習相談会は、大きな影響を受けました。定例の「フライング・カフェ」はこのブログの記事でも多く紹介されてきたように、展覧会や現地踏査に出かけ、そのあとで学習についての相談会をやり、その後交流会、といったようなものが主流でした。そこには知り学ぶべき実物があり、血の通った学友がおり、飛び交う言葉がありました。これは完全遠隔の学びを補うかけがえのない機会でした。

一方、こうした「フライング・カフェ」は現地に集まるということの性質上、必ずしも多くの人が参加できるというものではありませんでした。人気企画は40人を超えることもありましたが、地味な企画の場合には10名に満たないこともありました。

それが、このコロナ禍を受けて遠隔化が求められるようになったのです。一般の大学であれば授業に用いられるzoomですが、私たちの場合は授業本体ではなく、学びをサポートする場で使用することとなりました。とはいうものの、現地見学のようなこれまでのような形はとれません。そこで、月例の「フライング・カフェ」については、「学びの進め方」について毎回テーマを立てて臨むことにしたのです。昨年度のそのシリーズは次のようなものでした。

当初は、これまでの対面の代替として試みられたこのzoomフライング・カフェでしたが、実際にやってみると利点も数多くあることがわかりました。一つには、これまでになく大人数の参加が可能になったことです。それまで少ない時には数人、多くても40人くらいだったのが、少なくても70人、多い時には100人以上が参加するようになりました。

もう一つは、海外などからの参加も可能になったことです。現地集合では考えられなかった到達力です。
三つ目は、やはり各回の主題をこれまで以上にきちんと設定し、学びに寄与するプログラムになったことでしょう。多くの反応があり、手応えを感じました。下半期からは、こうした定例の「学び方」フライング・カフェと、地域系とをとりまぜての企画となりました。学生主体の学びを踏まえた地域系フライング・カフェについては、野村教員による「【芸術教養学科】オンラインでの学生主体の学習会(2020年11月12日)」の記事がありますので、そちらもご覧ください。

 

【芸術教養学科】オンラインでの学生主体の学習会


こうしたオンラインの試みには、オフラインのそれとは異なる良さがあることがわかりました。コロナ禍が落ち着いても、今回得られたオンラインの利点は、活かしていくことになると思います。このコロナ禍で、完全遠隔で学べる芸術教養学科の出願者数は2年続けて激増しました。私たちも大変は大変なのですが、時代の要請に身が引き締まる思いです。オンラインの「フライング・カフェ」をはじめ、こうした時代での学びのあり方を、これからも磨き上げて参ります。

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