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グラフィックデザインコース

2026年01月15日

【グラフィックデザインコース】 グラフィックデザインを知る ~応用編~

こんにちは !
グラフィックデザインコース業務担当非常勤講師の福田です。
学生の皆さんが充実した大学生活を送れるよう、「まなび」の側面から陰ながらサポートさせていただいています。

今回は、ご入学を検討されている皆さまに向けて、これまでの「入門編」「基礎編」に続くグラフィックデザインの「応用編」として、これまでにお伝えしてきた考え方をもとに、「レイアウト」をテーマにしながら、デザインの表現についてお話ししていきたいと思います。

グラフィックデザインを知る ~入門編~
グラフィックデザインを知る ~基礎編~

本学では、レポートや課題提出の際にも、情報を整理してわかりやすく伝えるレイアウトの力も求められます。文字の大きさや段落、図表や写真の配置を工夫することで、内容がより伝わりやすくなります。今回の内容は、こうした実践的な場面にも役立つ考え方として参考にしていただければと思います。

■レイアウト=配置のルール


グラフィックデザインと聞くと、「センスが必要」「感覚で作るもの」というイメージを持つ方も多いかもしれません。しかし、レイアウトに関しては、決して感覚だけで成り立っているわけではありません。レイアウトとは、文字や写真をなんとなく並べるのではなく、「どう配置すれば伝わりやすくなるか」を考えるためのルールともいえます。



レイアウトは「感覚」ではない
タイトル・本文・画像をすべて同じ大きさで並べてしまうと、どれが一番伝えたい情報なのか分かりません。逆に、重要な情報は大きく、補足情報は小さく配置するだけで、見る人は自然と内容を理解しやすくなります。
レイアウトを考えるうえで大切なのは、「どこから見てほしいか」「何を一番伝えたいか」を明確にすることです。この優先順位がはっきりすれば、配置も自然と決まってきます。センスに頼るのではなく、理由を持って配置すること。これがレイアウトの基本的な考え方です。
さらに、レイアウトは「要素の位置関係」や「情報のまとまり」を意識することで、より伝わりやすくなります。たとえば、関連する情報は近くに配置し、関係のない情報は離して配置することで、読み手は無理なく内容を理解できます。また、強調したい部分には余白を取るなどの工夫を加えるだけで、視線が自然に流れ、重要な情報が直感的に伝わります。
こうした工夫を意識することで、レイアウトは感覚ではなく、理由に基づいたデザインになります。誰でも学べば「意図を持って配置できるスキル」として習得可能です。

●情報をどう並べるかで、伝わり方は変わる
同じ情報でも、並べ方ひとつでデザインの伝わり方は大きく変わります。たとえば、文章がすべて同じ間隔で並んでいるデザインは、どこが重要なのか分かりにくく、読む気を失わせてしまいます。一方、情報ごとにまとまりを作り、適切な順番で配置されたデザインは、内容をスムーズに理解できます。
人はデザインを見るとき、無意識のうちに上から下、左から右へと視線を動かします。この流れを意識して情報を並べることで、見てほしい順番で内容を伝えることができます。また、情報の関係性を視覚的に整理することで、理解を迷わせずに進められます。
レイアウトは、見た目を整えるだけの作業ではなく、情報を整理し、相手に正しく届けるための工夫です。情報の並びを意識することが、「伝わるデザイン」への第一歩になります。

■余白の役割


書籍や冊子などを見ていると、つい「余白がもったいないな」と感じてしまうこともあるかもしれません。しかし、余白はただの空間ではなく、情報を整理し、伝わりやすくするための大切な要素でもあります。



●情報が読みやすくなる
課題レポートやプレゼンシートを見ると、紙面いっぱいに情報を詰め込んでいる作品をよく目にします。「ページ数を減らしたい」「伝えたいことを全部書きたい」という気持ちの表れとも言えますが、かえって読みづらくなってしまうことも少なくありません。
余白は、文章や図表、画像などを整理し、読みやすさを高める大切な役割を持っています。
文字や図表、画像がびっしり並んでいると、読む人はどこから目を向ければよいのか迷ってしまい、内容を理解する前に疲れてしまいます。逆に、適度な余白を取ると情報同士の区切りがはっきりし、視線の流れも自然に整います。行間や段落間の余白があるだけで、文字は詰まって見えず、長い文章でも無理なく読み進められるようになります。つまり、余白は情報を減らすためではなく、整理して伝わりやすくするためのものなのです。

●伝えたい情報を目立たせる
余白には、情報を読みやすくするだけでなく、伝えたい内容を際立たせる役割もあります。
重要な見出しやキーワードの周囲に十分な余白があると、自然と視線が集まり、「ここが大事だ」というメッセージが直感的に伝わります。反対に、余白がなく情報が均等に詰め込まれていると、すべてが同じ重さに見えてしまい、何を一番伝えたいのか分かりにくくなります。
冒頭でも触れましたが、課題レポートやプレゼンシートで情報を詰め込みすぎる例はよく見られます。しかし、情報量が多いことと伝わることは別です。余白を意識して配置することで、伝えたいポイントが自然に浮かび上がり、内容の印象も強くなります。余白は「何もない空間」ではなく、情報を際立たせるための重要な手段なのです。

今回は、「グラフィックデザインを知る~応用編~」としてレイアウトや余白について解説してきましたが、現在、グラフィックデザインコースは完全オンラインで学習が進められています。
課題作品は、対面では伝わっていたことも、オンラインでは十分に伝わらないこともあります。
そのため、提出する課題作品だけでなく、レポートの細部に至るまで意識してデザインすることが大切です。グラフィックデザインとして仕上げることで、自然と課題の質も向上します。
ぜひ、本学でグラフィックデザインを学び、ご自身の表現力を高めてみてください。

■グラフィックデザインを「まなぶ」


本コースでは、グラフィックデザインの基礎からはじめ、デザインの思考から表現手法までを学べるようなカリキュラムとなっています。学びのなかで、わからないことがあっても総合窓口としてコンシェルジュ(質問フォーム)を設置しており、フォーム 相談が可能です。

また、学習でつまずかないよう、さまざまなサポート体制で問題をクリアにしていきます。

「オフィスアワー」「オープンゼミ」といったオンライン学習相談会(毎月数回定期的に開催)や airU コミュニティ(学内専用 SNS)による情報共有の場など、カリキュラムの学習以外でも大学生活を楽しみ安心して学べる環境を整えています。在校生も初心者の方からプロの方と幅広く、さまざまな視点で表現を楽しんで学びを深めています。
グラフィックデザインと向き合いたいと思っている方は、ぜひご入学を検討してみてください。

 

グラフィックデザインコース|学科・コース紹介



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