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2026年06月08日
【芸術学コース】学友さん、コンニチワ!―通信だけど1人じゃない。最初のスクーリング「芸術学研修(遠隔)」レポート
この科目には対面と遠隔(オンライン)の2種類のクラスがあります。先日、遠隔クラスのスクーリングが実施されましたので、授業の様子をレポートします!
コースでの学び、最初の一歩
この授業は、芸術学コースでの学びの入口に位置付けられています。通信という慣れない環境で学び始めた学生を対象に、学習の一歩目を伝えていくことが目的です。

芸術学コースカリキュラムマップ。「基礎知識」Step1の一番上の科目に位置付けられています。
カリキュラムマップの全体像はこちら→https://t-guide.kyoto-art.ac.jp/6-1973dfbc5f2e81c8acb7e6ca4e80787b
まずはオンライン授業への参加方法からスタートします。「Zoomの操作に慣れていないけど大丈夫かな…」と不安な方もご安心ください。この授業では、Zoomにログインした後の、名前の変更、カメラ・マイクのオン・オフを設定するところから始まります。この設定は本学でスクーリングを受けるための基本の「き」です。全員がしっかりと手順を掴めるよう、最初に時間をとって1人1人できているかを確認していきます。

授業のスライド1枚目。通信教育の基本の「き」。Zoom参加設定の手順を解説します。
レポートのコツから、京都をテーマにしたミニ講義まで
設定が問題なくできたら、いよいよ本題へと進みます。授業は大きく分けて次のような構成になっています。
(1)自己紹介
(2)テキスト科目の進め方のアドバイス
(3)講義(研究紹介と情報の集め方)
(4)2つのグループワーク
講義パートでは、入学したばかりのみなさんが最初に直面する壁「テキスト科目」について、レポート作成の心構えや履修のコツなどをお話しします。
また、今年度は西洋美術史・日本美術史の担当教員が「京都」をテーマに講義を行いました。ここでは、研究対象へのアプローチ方法や、問題意識の設定方法、情報の集め方などを伝えています。
ちなみに、私は「モノ」として絵を考えてみる視点を紹介しました。例えば屏風の場合、絵として飾られるだけではなく、調度品として使われており、時にはパタンと畳んで屋外に持ち運ぶこともありました。「どのような場で、どのような絵が選ばれたのか」。そんな視点から考えてみるのも研究のたのしさの1つです。

よく見ると船の中に七福神が描かれた屏風が飾ってあります。
西川祐信『絵本花の鏡』明和6年(1769) ライデン国立民族学博物館
国内外の学友とつながる時間
そういった教員の講義もありますが、このスクーリングで最も大事なのは、実は「自己紹介」と「グループワーク」です。
入学して早2ヶ月。入学式やガイダンスに参加した学生は、自分以外にどんな人たちが学んでいるのか、少しは知ることができていますが、多くの学生は、この時点まで学友と顔を合わせることなく過ごしています。
通信教育は、「いつでもどこでも学べる」という大きなメリットがありますが、裏返せば、一人きりで机に向かう時間がほとんどです。右も左もわからず、不安を抱えながら学習を進めていく人も少なくありません。そのためにもこの授業が大事になってきます。
授業の開始直後は、みなさんオンラインで話すことに緊張気味ですが、自己紹介が進むにつれて、自分と同じような境遇の学友がたくさんいることに心強さを覚えてくるようです。
本学の通信教育部に入学される方の背景は実に様々です。初めて大学に入る方、仕事や育児、介護を抱えながら学ぶ方、定年を迎えて自分の時間を学びにあてたい方。学芸員資格取得を目指す方もたくさんいます。住んでいる場所も津々浦々、海外在住の方も珍しくありません。それぞれ事情や属性は異なりますが、「芸術について考えたい」、「美術が好き」という気持ちは多くの方の共通するところです。
「グループワーク」は正直気乗りしないという方ももちろんいますが、いざ話し始めると心配が杞憂だったとおっしゃることが多いように思います。「お気に入りの美術館」や「学習の困りごと」といったトピックで4~5名の班に分かれてじっくりと話すうちに、学友の人となりを知り、学びの苦労を共有し、学習のモチベーションをぐっと高まる。この授業で大事にしていることは、まさにこの点です。
学生のみなさんがグループワークをしている間、教員はそこに参加しません。教員はあくまで学生自身の学びの傍観者です。どのように何を学んでいくのか。紆余曲折、切磋琢磨の大変な道ではありますが、そばには学友や私たち教員がいることを、入学後には、ぜひこの授業で実感していただきたいと思います。
▼過去の関連記事はこちら
対面クラスや過年度の遠隔クラスの様子も、ぜひ参考にしてみてくださいね。
【芸術学コース】スクーリング「芸術学研修」の魅力を紹介
https://www.kyoto-art.ac.jp/t-blog/?p=118277
【芸術学コース】遠隔授業ってどんな感じ?——「芸術学研修」遠隔クラスの場合」https://www.kyoto-art.ac.jp/t-blog/?p=119143
芸術学コース|学科・コース紹介
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