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日本画コース

2022年11月01日

【日本画コース】通信日本画コースの教員紹介 ー後藤吉晃 編ー

こんにちは。日本画コースの山本雄教です。
前回から時間が空いてしまいましたが、今回の記事では日本画コースの専任教員3名を紹介するシリーズの第3回目として、後藤吉晃先生をご紹介します。

「秋のオンライン1日体験入学」や入学説明会で、参加される皆さんと接する機会が多くなるのが専任教員の先生です。日本画コースにはどんな先生たちがいるのか、この機会に知っていただけると嬉しいです!
第1回 松生歩先生  https://www.kyoto-art.ac.jp/t-blog/?p=103373
第2回 山田真澄先生 https://www.kyoto-art.ac.jp/t-blog/?p=103825

 

       後藤吉晃|GOTO Yoshiaki



【プロフィール】

2006年、京都造形芸術大学美術工芸学科日本画コース卒業。2008年、京都造形芸術大学大学院修士課程修了。2019年、「Kyoto Art for Tomorrow –京都府新鋭選抜展(京都府京都文化博物館) ’172018年、「第5回 続京都日本画新展」(美術館「えき」KYOTO)。個展「内景」(gallery恵風/京都)。「The NIHONGA(京都府京都文化博物館) ’1516172016年、「Gen –はじまりとおわり(京都芸術センター)。個展「景色をつむぐ」(大丸京都店アートサロンESPACE)2015年、 酒田市松山城址館 能舞台鏡板制作。「MAT 山脇邸襖プロジェクト」(山脇邸/広島三原)

【作品紹介】
古典に学びつつ、今に生きる私の内面の鏡として 表現を探求しています。

「能舞台鏡板松図・竹図」山形県酒田市松山城址館



日々花開く 2018



はなつ 2017



眼裏の庭 2016



しとしと 2021



≪しとしと≫について
今回、私は雨を描きました。
しとしと静かに降る雨。軒先で暫く佇んでいたら、先々のことではなくて今この場の視野に戻ってこれた気がしました。何か久々深く息を吸えた気がして、それが今作制作の契機です。

その場で心に浮かんだ「しとしと」というオノマトペを作品タイトルにしています。
ありふれた身近なものが不意に気になることの多い昨今でしたけれども、「しとしと」も何と的確で不思議な日本の表現だろうと改めて思ったり、なんだか懐かしい思いがしたのです。



雨を描いたと言っても、私が画面に施したのは現場で取材したリズムを紙に燃やし描いただけ。雨そのものを捉えるにはむしろ真逆のような行為にも思います。
ただ、私の見た雨を如何に説明するかから離れることで、観る方それぞれの記憶の中に降る雨になればと願っています。 「しとしと」という言葉のように。

【インタビュー】



こちらのインタビューでは先生が影響を受けた書籍として、杉みき子さんの「加代の四季」についてお話しされています。日本画からだけではなく、様々な分野から刺激を受けて制作されていることが分かります。

通信教育部では、在学中は共通科目として様々な授業をコースに関わらず受講することのできる授業があります。日本画だけではない多角的な刺激を受けられることも大学ならではです!

▼11月オンライン体験入学開催します!(無料/先着順)

今回ご紹介した後藤先生や、松生先生、山田先生が模擬講義を担当する日本画コースの体験授業を開催します!ぜひお気軽にご参加ください。



 

🔗日本画コース | 学科・コース紹介



🔗日本画コース研究室ブログ

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