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書画コース

2024年02月01日

【書画コース】さらに広がる、深まる学習の場「特別講義」のご紹介

書画コースの桐生眞輔です。先日、このような意見を学生から貰いました。

「特別講義、何度も動画を視聴することができ、とても有意義な学びの時間になっています。専門的な学習ができ、大変充実感がありました!」

私自身が学生の時、このようなスペシャルな時間は設定されていませんでした。私が学生時代、このような機会があれば、羨ましく思うことでしょう。京都芸術大学、書画コースでは、年に4回ほどを予定して、講師をお招きして特別講義を行っています。

2022年度を例に挙げると、次のような特別講義が行われました。

春期 中村信宏先生  書道博物館 「中村不折と書道博物館」

https://www.kyoto-art.ac.jp/t-blog/?p=104010

夏期 実方葉子先生  泉屋博古館  「住友コレクション―中国絵画の個性派を見る」

秋期 鍋島稲子先生  書道博物館 「激動の明末清初の書」

https://www.kyoto-art.ac.jp/t-blog/?p=106270

冬期 比田井和子先生 √k contemporary 「生誕110年「HIDAI NANKOKU」」

https://www.kyoto-art.ac.jp/t-blog/?p=107798

 

22年度は、書道博物館や泉屋博古館の学芸員の先生を講師に、その折々の展覧会との関係から、そこでの展示作品なども取り上げて講義していただきました。これらの特別講義は、インターネットを通し行われ、リアルタイムで参加した学生は質問することも可能です。講師の先生方もそれに答えてくれました。

またリアルタイムで参加できなくても、視聴期間を定めてですが、その間は何度でも見返す事が可能になっています。当日参加できなかった学生は、自分の都合の良い時間に講義を受ける事ができ、また、繰り返し内容を確認することができます。

通信教育というスタイルでの学びであればこそのメリットも沢山あること、冒頭に挙げた意見は、そのような通信教育ならではのメリットに対しての感謝の言葉になっていました。企画してきた教員にとっては嬉しい限りです。

特別講義もその当初は、インターネットによる遠隔の、スライドを用いた講義的な内容だけのものでしたが、冬期となる4回目には、比田井和子先生をお招きして、東京、神楽坂の現代美術画廊、√k contemporary(ルートKコンテンポラリー)を会場に、企画展示されていた生誕110年「HIDAI NANKOKU」展を見学する参加型の、より体験的な鑑賞を含む内容に発展します。





 

「比田井南谷 生誕110年記念展」


特別講義 講師 比田井和子 先生 2023年 1月28日 √k contemporary

比田井南谷は、前衛書や墨象の作家として良く知られている作家です。この南谷のお父さまは、現代の書の発展に寄与した書家として知られる比田井天来です。比田井和子先生は、御祖父が天来、お父さまが南谷となります。

この展示企画に関わる比田井和子先生を講師に、講義の前半はギャラリーを会場にして講義を行いました。後半は展示物を、比田井先生にご案内、またご説明いただくギャラリーツアーの内容になり、これらをインターネットを通して配信する講義内容になりました。現地参加の学生はもちろんですが、簡単に東京に来れない学生も私が撮影するカメラのレンズ越しにギャラリーツアーに参加しているような、そんな臨場感のある体験ができる学びの時間となりました。

こちらの講義の内容は、比田井先生、√kさんのご協力を得て、現在、youtubeにて公開されていますので、是非ご覧下さい。 

2022年度 第4回 京都芸術大学 書画コース 特別講義

『生誕110年「HIDAI NANKOKU」』展



こちらで紹介している写真は、その講義中の様子を撮影したものですが、天来書院のwebサイトに掲載されている比田井先生のブログに当日のことが記事になっており、講義の様子が、ほかにも挙げられていますのでブログの内容と併せ、是非ご覧になってください。

天来書院ブログ 酔中夢書 https://www.shodo.co.jp/blog/yume2023/245/

ZOOM講義とギャラリートーク


 

このような参加型の特別講義は、学生と直接会って触れ合うことができる、教員にとっても楽しく貴重な機会になっています。24年度の特別講義も充実した内容を目指し、幾つかの美術館の学芸員に既に話しを進めています。

今後も注目となる特別な時間となる学びを企画していますので、是非、ご期待ください。

オンライン入学説明会開催中(1月~3月毎月/コース別)

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