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2026年05月28日
【染織コース】オープンスクリーンで手拭いを染める
今回は、夏のオンライン体験授業でお見せするスクリーンプリントについてご紹介します。
選択科目に「スクリーンプリントの手拭いを染める」という授業がありますが、この技法で浴衣も染めることができます。

スクーリング風景
浴衣に使う反物は、幅が37センチ前後、長さが13メートル前後の綿生地です。手拭いの生地も同じくらいの幅ですので、このスクーリングで技法を学べば、あとは長くプリントしていくだけです。
また、長い反物を染めるには大きなスペースが必要に思われますが、時間をかければ実は意外にコンパクトな空間でも制作できるのが、この技法の良いところです。
夏のオンライン体験授業では、このオープンスクリーンを使いハンカチを染めます。スクーリングでは、同じ柄を何度も繰り返して染める方法を用いるため、「スクリーン」と呼ばれる枠に細かな紗を張り、そこに柄を彫った版を貼り付けて使用します。
体験授業では、それをもう少し簡単にした方法でお見せいたします。
今回私はその試作として手拭いを染めてみました。
「オープンスクリーン」は紗の上に染まらない部分を作らずに染色する方法です。
手芸店で手に入る型紙のハトロン紙を使用します。何度も繰り返さないのでこのハトロン紙以外でも例えばオーブン用のクッキングシートなどでも良いです。紙なので手でちぎりカタチを作ります。

ランダムにちぎる
この紙を置いたところが染まらなく(防染)なります。

ランダムに配置
そして、その上からスクリーンをのせます。

アルミ紗枠はインターネットでも手軽に購入できます。(110メッシュ)

色糊は、反応染料に糊剤を混ぜたもの
色糊をコマベラで刷ります。
その後、スクリーンの紗枠をゆっくり上へ引き上げます。

置いた紙のカタチに防染
ちぎった紙はスクリーンの紗に張り付いていますので、手で取り除き紗を水洗いします。
1色目はこれで完成です。
布の色糊が乾燥したら、再び同じ工程を繰り返しながら2色目、3色目を刷って行きます。

2 色目はピンクで


3 色目は黄色で
色糊が乾きましたら染色は完了です。以前は色糊に助剤を入れて染色し、蒸し器での固着をしておりましたが、現在はアルカリ剤によって固着しています。
固着をして水洗い、そして完成です。

アルカリ剤を塗布すると染料が固着

カラフルな手拭いが完成
オープンスクリーンは手軽ではありますが、版を作らないので同じものを大量に繰り返すことができません。今回ですと、紙をつど手でちぎり布に配置しましたし、紙は基本的には1度きりでした。ですので手拭いの大きさでは良いのですが、13メートルの反物となるとやはりスクーリングで学ぶ方法で制作した方が良いでしょう。
スクリーンプリントをスクーリングで学び、ご自宅で浴衣を制作された場合には、藝術学舎の「浴衣の仕立て」という講座もございますので、自身で染めた反物から浴衣の手縫いにチャレンジしてみるのも良いですね。毎回、染織コースの学生がたくさんこの講座に参加され、「藍色絞りの浴衣を染める」で絞り染めをした反物を浴衣に仕立てています。

藝術学舎「浴衣の仕立て」講座風景(写真の浴衣は学生が染めたものではありません)
布を染色するには素材によって染料が違います。それに伴い固着の方法も異なります。綿の布にはどのような染料が適しているのか、どのような方法で固着するのかといったことは、「染色実験」というスクーリングで学ぶことができます。
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