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通信教育課程 入学課

2022年02月25日

【卒業生が語る!通信教育部の日々④】~美術科 日本画コース・洋画コース編~

1月に開催した「オンライン入学説明会」では本学通信教育部の卒業生たちに在学中の学習や思い出、体験談を語っていただきました。その中より一部を抜粋してご紹介いたします。本記事では以下コースの卒業生の体験談をご紹介します。

  • 美術科 日本画コース(週末芸大)

  • 美術科 洋画コース(週末芸大)


 


日本画コース Yさん(神奈川県)




#独学に行き詰まりを感じて入学 #ものの見方が大きく変わった #最短年数にプラス2年かけてじっくり #週末芸大


 □自己紹介


3年次編入で4年かけて卒業後、本学通信制大学院を修了。修了制作で描いたのは石の絵。

□入学を決めたきっかけ。入学で得たものは?


若い頃から絵が好きで、仕事の傍ら趣味で油絵を描いていましたが。主に風景を写真を見ながら描いていましたが独学だったので、その先に進めない感じがしていました。そんなときにこの大学の存在を知り、一からしっかり勉強したいと思い、入学を決めました。洋画と日本画で少し迷いましたが、油絵は煮詰まっていましたし、せっかくなら日本画を始めてみようと思いました。

□入学して学んだことで得たものは?


日本画を学んで、絵に対する見方や考え方が変わりました。最初は絵が上手になりたいという気持ちがありましたが、それだけではいい絵を描けるようにはならないのだということを学びました。対象をしっかりと見て、考えて、自分自身の今までのものの見方を客観的に振り返ったことによって、絵が変わっていきました。
また、共通科目や藝術学舎で美術史や文学、哲学、映画などの講義を受け、芸術全般に対する見方を学ぶことができたのも、絵を描いたり見たりする上で大変役立ちました。

□日々の学習時間やスケジュールは?


私の場合は、在学中に仕事を辞めましたので、あまり参考にならないかもしれませんが、仕事をしているときは、休みの日にまとめて課題に取り組んでいました。仕事を辞めてからは、時間的余裕ができましたので、ほぼ毎日取り組むことができました。学習ペースを維持するため、週単位でやるべきことをざっくりと決めてスケジュール表を作成し、管理していました。

□学習継続のモチベーションは、なんですか?


絵を描くことが楽しく、自分から進んで取り組むことができました。中にはモチベーションが上がらず辛い課題ももちろんありましたが、きっと力がつくはずだと信じて取り組みました。先生方のアドバイスも大変励みになりました。

□これからの目標、夢


ずっと絵を描き続けていきたいです。また、公募展などにも挑戦してみたいです。

□最後に入学検討者に向けて伝えたいこと、メッセージ


私は当初、8年かかってもいいと思って入学しましたが、仕事を辞めたことで、4年で卒業できました。中には2年で卒業する方もいらっしゃいますが、私は4年間じっくり取り組めたことがよかったと思います。自分のペースで進められるのが通信の良いところだと思います。じっくりと取り組んでいけば、自分だけの学びや発見がきっと得られると思います。

洋画コース Tさん(大阪府)




#リタイア後の自己発見  #未経験からのチャレンジ #週末芸大



 

■入学を決めたきっかけ、目的は?


仕事をリタイヤする2年前から、人生の後半をどうすれば彩を加え、生き甲斐を持って過ごせるかを考えていました。その結果、全く新しい分野で自分の可能性を求めたいと思いました。
絵画制作の経験ありませんが、現役時代、取引先の社長さんが絵を描いておられよく作品を見せて頂き興味はありました。たまたま本学の情報を見て「一人でもチャレンジできるもの」として絵を描くことを思いつき、入学を決めました。

■入学してよかったこと、得たものは?


全く知識がなかった絵画を描くという全く新たな分野に入れたこと。何気ない街の風景など身近なものに興味が湧くようになり新しい視点が加わったと思います。この歳で大学でまた学べ毎月のスクーリングに行くのが楽しくて仕方なかったです!
世代を超えた多くの人と知り合い友達になれ、今も共同で絵画展を開催したり個展を見たり親しく交流し、また地元の美術展も毎年参加するようになりました。
*リタイヤする前、近隣では親しい人もなく不安でしたが、学友もそうですがその他の活動も含め新たな出会いがあり、いろいろな活動で忙しくしています。

■日々の学習時間やスケジュールは?


入学した1~2年目はまだ仕事の現役で日々の学習の時間が少なく、その為休暇を利用したスクリーングがメインで単位取得も進みませんでした。
妻には卒業資格は求めてないので2年ほど絵の勉強しそれで止めてもいいと自分にも言い訳をし逃げ道を作っていました。
リタイヤ後、3年次からようやく学習計画カレンダーを作り壁に貼り、週3日、1日5時間と定めその通り実行(PCに座る時間も長くなり坐骨神経痛に…。)
特に絶対に卒業したいという気持ちが強くなったのはある6日間の必須科目スクリーングで終盤の5日めに体調を崩しやむを得ず休みを取ったとき。作品はほぼ完成していたにもかかわらず単位取得とはならず、その単位不足が原因で翌年の卒業制作に入ることができませんでした。
それが悔しくて猛烈に単位取得の鬼となり(笑)、総合教育科目、専門教育科目にある興味深いものには視聴講義などを活用しどんどん手を出していきました。

■学習の工夫やコツはありますか?


仕事の現役時代は週末に地元箕面市の滝道に運動を兼ねてよく出かけ、エスキース作りの為たくさんのスケッチをしていました。
リタイヤしてからは時間が自由になり自分に火、木、金など週3日、日々5時間の学習を課していました。
特に昔から好きであった日本史、日本社会の歴史、芸術史講義が楽しくレポートを作成する為に図書館の書籍だけでなく奈良の寺を回ったり、
古墳にも出かけたりしました。実際に訪れてまとめたレポートの評価は高得点を得られたことを覚えています。
履修計画を立ててそれが、計画通りにできると壁の計画表にマーカーで色を付け、その達成感もモチベーションへと繋がっていました。

■学習継続のモチベーションは、なんですか?


自分の使っていた部屋の昔の書籍、趣味の物をすべて廃棄し完全に絵を描くためのアトリエとしての環境に変えたことでやる気が高まりました。
学友との情報交換はもちろん、作品、レポートに対する先生の評価を受けることでモチベーションは上がりますが、仮に落第点であっても悔しくて、返却を受けた翌日から猛烈に再チャレンジをしていました。

■これからの目標、夢


既に卒業後、卒業制作同期会を2回開催しています。(全国から同期生が集まり、自作品を展示し互いに刺激を受けます)
また関西在住の卒業生の会(大阪クラブ)で毎年5月に大きなグループ展を開催しており参加しています。(先生の講評会も実施)
また自分は先生から伺った「多作は上達の道」を心に秘め卒業後欠かさず毎月1点は作品を描いています。実は卒業後ようやく技量が進んでいったような気がします。
描いた作品は発表し評価を受けたく近隣の公募展に積極的に出展し、実力はともかくその姿勢を買われ昨年自分の住む箕面市の美術協会会員に推薦を受け会員になりました。
今後の夢は住む街の何気ない風景でも、ふとトキメキを覚えるとそれをスケッチし、いつかは回顧展でも開催出来たらと夢を持っています。

■最後に入学検討者に向けて伝えたいこと、メッセージ


入学するとテーマが与えられ沢山絵を描く機会があります。中々うまくいかず悩みますが諦めず描いていくと突然道が開けるような時があります。
また右往左往の中で意外な発見があったりで制作に集中する充実感を感じます。
扉を開けて入ってみると新しい友達もたくさん出来て楽しいことがたくさん待っています。
レポート作成、単位習得試験などしんどいときもありますが諦めず続けてください。自己発見に繋がります。特に留意することはスクリーング期間の体調管理です。地元の図書館には探せばレポートの参考になるたくさんの書籍があることに気が付くことも新たな発見です。

 

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