科目等履修(博物館学芸員課程)

資格取得率
85.8%※2019年度
(78名中67名修了)

「芸術を伝える」ための企画・提案力を身につける。博物館や美術館だけでなく、幅広い仕事に活かせます。

01本物の美術館で、実際の展示をつくる。

「実際の展覧会をつくり上げる」本格的な実習を用意。また、実習先が決まっているので安心して学べます。

02博物館実習以外はWeb学習で完結。

博物館実習(のべ11日間)以外はすべて、双方向型のweb学習。インターネット接続環境が整ったパソコン等を所有していれば、自分のペースで学習に取り組めます。

031年間で国家資格を取得※。

1年間で学芸員資格を取得できるカリキュラムを実現。資格や学びを活かし、地域の芸術サポーターなど、幅広く活躍できます。

  • ※ 課程修了、資格取得は年度末(3月末)です。
  • ※ 学芸員資格の取得は、日本の学士、修士、博士、いずれかの学位を有することが必須です。

1年間の学習ペース

【1年次入学】専門教育科目の1年間の履修スケジュール例

学びの特色

芸術大学ならではの本格実習プログラム

東京・長野だけでもOK!選べるスクーリング場所

  • ※「博物館実習1〜3」は、
    実習ごとに受講する開講地を選ぶことができます。
  • [芸術館(博物館相当施設)]京都 瓜生山キャンパス
  • [康耀堂美術館(京都芸術大学附属)]長野
  • 博物館実習1(事前指導)・3(事後指導) 各3日間 東京[外苑キャンパス]
    or
    京都[瓜生山キャンパス]
  • 博物館実習2(館園実習) 5日間 東京[外苑キャンパス・2日] + 長野[康耀堂美術館・3日]
    or
    京都[瓜生山キャンパス]

充実したWeb学習

レポート課題の提出、単位修得試験の受験および教員による添削などは、Web上の学習サイト「air U」を通じて行われます。インターネット接続環境が整ったパソコンを所有していれば、自分のペースで学習に取り組めます。また、質問フォームから、教員・事務局へ質問を行うことができ、すみやかに疑問点を解消できるのが、Web学習ならではの利点です。

主なコンテンツ
□科目の受講(質問・課題提出・評価・講評など)
□事務局からのお知らせ
□電子テキスト
□学習ガイド・書式ダウンロード

  • 学習用webサイト
    「airU(エアー・ユー)」

教員メッセージ

田中 梨枝子
准教授

神戸市出身。神戸大学大学院修了。製菓会社の開発部商品企画課勤務、神戸市立小磯記念美術館、神戸ゆかりの美術館、明石市立文化博物館、あかし市民図書館を経て現職。美術科教育に関心をもち、世代による鑑賞の違いに注目、教育プログラムの企画・実践、教材開発等を行う。(文学)。

この課程で資格取得を目指すメリットは?

ひとつは、「全国の仲間と一緒に、資格取得を目指すことができる点」です。学芸員という仕事には、知識や経験はもとより、さまざまな時代や地域や文化圏のものの見方や感性を受け入れ、ときにはそこから新しい価値を発見していく柔軟さが求められます。その点、本課程の受講生は、年齢も住んでいる地域も、もちろんそれまでの経歴やバックグラウンドもさまざまであり、お互いによい刺激を与え合うことができます。資格取得に向けて多くの人と切磋琢磨する経験は、自分自身の考え方を外に向かって開き、普段の生活では得難い刺激をもたらしてくれるでしょう。もうひとつは、「時間を有効に使いながら、自分のペースで学習を進められる点」です。レポート課題など、やるべきことは少なくはないのですが、それでもじっくりと時間をかけて、腰を据えて学芸員としての発想や思考を学んでいただくことができます。

どんな人に学んでほしいですか?

学芸員としての就職を目指す方。すでに博物館等の施設に、学芸員以外の職種でお勤めの方。ボランティアなどのかたちで地域の文化活動を支える立場の方。どなたでも、芸術・文化に携わりたいという意志と覚悟があれば大丈夫です。学芸員は大変人気のある職種であり、求人数に対して希望者の数の方が多いというのが現状です。しかし、人気があるということは、学芸員の仕事に魅力があるということにほかなりません。もちろん、資格を取得し、実際に仕事を探す過程では苦労もあるでしょう。けれども資格を得ることによって調査・研究の能力を高め、社会活動の実践力を見につけることは、視野を広げるチャンスでもあります。ぜひその入口である資格取得から始めましょう。

学生手帳

村上 斉
科目等履修生 '19年度卒業 神奈川県在住68歳セイコーミュージアム銀座 館長

企業ミュージアム館長

日頃のミュージアム運営において、やはり学芸員としての知見や資格が必要だと感じ、入学を決心。ひとつひとつの科目の内容、学生のご指導、11日間の実習のどれもが新鮮で、本当に楽しく学習できました。レポートは褒められた内容ではありませんでしたが、文章の書き方まであらためてご指導いただき良い勉強になりました。また、学習を重ねるごとに貴重な資料をアーカイブしていく意義や、文化・芸術を守っていく心構えが資格より何より大事であることを学べたことが最大の収穫。この学びを経て、自身の仕事に取り組む姿勢が変わったように思います。

清水 久美子
科目等履修生 '18年度卒業 東京都在住37歳会社員

他者への理解

今後の人生で「一番やりたいこと」を自問自答し、浮かんだのが「美術」でした。これまで何も学んでこなかったけれど、「夢のままで終わらせたくない」と勇気を出して入学。展覧会のコンセプトを考える実習では、チームごとに出た企画がまるで違うことに驚きました。自分たちが良い、正しいと思った解釈にも、別の捉え方がある。そして、仕事や日常生活でも同じように、人それぞれの考え方や意見がある。自分の主張だけを押しつけるのではなく、周りの意見や話を良く聞き、取り入れ、より多くの人が理解できるように心がけなければ、と、身をもって学ぶことができました。

松上 仁子
科目等履修生 '18年度卒業 大阪府在住 39歳美術館職員

美術館勤務

博物館勤務の経験を、資格という形で転職に活かそうと受講。課題のために地元の博物館をめぐり、初めて触れる分野でも思わぬ面白さや感覚を得られることに気づきました。また、「ひとつの絵も10人いれば10通りの見方がある」ということを、アートカードを使ったスクーリングで実際に体感。いろんな人と異なる見方を共有する面白さに衝撃を受けました。その体験が、転職を果たして美術館の教育普及担当となった今、対話型鑑賞などの取り組みに活かせています。これからも団体鑑賞で訪れる方々に、自分の見方、人の見方、それらを共有することで生まれる新しい見方を、楽しんでもらえるように努めたいです。

栗原 美幸
博物館学芸員課程 '18年度卒業 東京都在住34歳会社員

仲間との出会い

会社で企画業務に携わっており、展示を企画する学芸員の仕事に興味を持ちました。最初はレポートに苦しんだものの、先生方の丁寧な添削で、引用の方法やアイデアを他人に伝えるポイントなどを学べました。とくに印象深かったのは「博物館実習」と「チーム実習」。実際の展示を準備したり、チームメイトの個性をかけ合わせて提案をつくりあげたことは、忘れられない経験となりました。「博物館」を通して、普通なら出会うことのなかった人々と熱く語りあえる友人になれたことは、何物にも代えがたい喜びです。修了後も、年齢や地域をこえた交流がつづいています。

※ 学科・コースに所属しながら資格取得する場合は、「学部生での+αの学び」をご覧下さい。