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文化コンテンツ創造学科

音楽

MUSIC

楽器が弾けなくても、楽譜が読めなくても、音楽は始められる。
音楽の未来を想い描き、自分だけの響きを生み出そう。

テクノロジーの発展により、だれもが自由に音楽を表現できる時代。
だからこそ求められる「音楽力」(音楽で社会とつながる力)を身につけます。
DTM※で「つくる」を繰り返しながら音楽について学び、音楽の歴史にふれ、
音楽制作の技術と発想力をいちから実践的に習得します。
また、音楽をつくるだけでなく、社会のなかで音楽を活用する方法もさまざまな角度から学んでいきます。

※DTM(デスクトップミュージック)とは、パソコンを使用して音楽を制作する手法です

音楽コースの特長

01. 初心者でも体系的に
DTMによる音楽制作を学べる。

DTMによる音楽制作を軸として、専門的な知識のない初心者でも、テクノロジーを最大限に活用した音楽制作の手法を学べます。もちろん経験のあるクリエイターも、最新の制作テクニック、アイデア、表現力をさらに磨くことが可能。制作のプロセスを通じて、つくりながら音楽理論を学べるのも大きな特長です。基礎から高度な専門知識・表現技術まで、段階的に学んでいきます

DTMソフト(Studio One推奨)、インターネット環境の整ったパソコンが必要です

02. つくるだけでなく、
音楽の届け方や活かし方まで学ぶ。

音楽を世界に発信するための方法(デジタル配信、SNS、MVなど)をはじめ、音楽と空間・生活・社会との関わり、音楽の役割や可能性など、音楽でモノやコトをデザインする思考を修得。自らの音楽で「社会とつながる方法」を体得します。

03. 現役クリエイターが多数登場し、
専門的な技術を伝える動画教材。

シンガーソングライター、プロデューサー、作詞作曲家、編曲家、トラックメイカーなど、音楽に関する幅広い分野の専門家が講師として集結。音楽や映像の大手企業がプロデュースする完全オリジナル動画教材により、初心者も経験者も、いちから「楽しく」そして「深く」学べます。

Webだけのスクーリングで卒業可

学びのステップ

STEP1 音楽表現の基礎的な知識や技術、
思考を身につける。

音楽の基礎知識や思考方法を学び、音楽表現の初期衝動である「気づき」や、生活の中から音楽を生む「着眼力」を養います。さまざまな音にふれることで、音楽の奥深さや可能性、社会的意義を探求します。

【音楽入門】

音楽コースの学びの入り口として、「音楽とは何か」「音楽の可能性と多様性」を考え、時代や社会との関係、音楽の役割について学びます。音楽が与える影響や倫理面の考察も行います。

【制作の源泉1】

音楽の歴史を”知識“ではなく”創作の源“として学びます。ロックにおけるリフ、ヒップホップのサンプリングなど、ジャンルごとの技法に注目し、具体的な楽曲を通じて各時代の音楽的特徴を体験的につかんでいきます。それぞれのトピックスを理解し、音楽制作の具体的なヒントとします。

【作曲入門】

DTMによる音楽制作の基礎を学びます。初歩的な打ち込みや録音・編集を通じて音を扱う感覚を身につけます。歌やメロディーづくりも経験し、創作の入り口として、声と音に親しみながら表現力を高めていきます。

STEP2 身につけた基礎や思考をもとに、
実践的な制作手法を学び、
音楽表現を磨く。

音楽の制作過程を見て、聴いて、つくることで、本格的な音楽制作を学びます。第一線で活躍するプロフェッショナルによる解説を通じて、サウンドづくりや編曲のノウハウを学び、自己の表現を確立していきます。

【作曲2】

作曲に必要なテクニックやアイデアを学びます。音で遊ぶ感覚から始め、コード進行や音の編集などさまざまな手法にふれ、作曲スキルを磨きます。クリエイターの個性的な作曲テクニックも学びます。

【編曲1〜2】

編曲はメロディーを「どう聴かせるか」を決める重要な要素。音楽理論や楽器の特性、現代的なアイデアなど、さまざまな編曲テクニックを身につけます。クリエイター独自の視点やアイデアによる編曲も学びます。

STEP3 これまで磨いてきた自身の音楽を
社会に伝えるための
発想力や思考力を養う。

音楽をつくるだけでなく、音楽を届ける方法について、実際の現場で活躍しているプロフェッショナルが解説。また、音楽を使って何ができるのか、どんなことを表現できるのか、幅広い視点で学び、表現を社会に活かす思考を身につけます。

【音楽と映像】

映画・ドラマ・アニメの劇伴、サウンドトラック、ゲーム音楽、CM音楽を通じて、音楽と映像との関係や考え方を実践的に学びます。

【音楽でデザインする2】

日常生活の中にあるさまざまな音楽表現を学びます。ライブ演出、BGM、空間デザインとしての音、地域づくりやケアに活かす音楽など、幅広い事例を通じて、音楽の社会的な役割と可能性を考察。卒業制作を見据え、音楽を社会で活用する思考を養います。

【デジタルマーケティング】

デジタル配信の仕組みやマーケティングの基本など、音楽を世の中に届ける方法を学びます。SNSの特性やその活用、ライブビジネスにもふれながら、音楽業界のイマを広く理解していきます。

STEP4 学びの集大成として
自己を表現する音楽をつくり、
社会に届ける。

これまでの学びを活かし、社会に発信する音楽を制作。その音楽を活かせる場所やシチュエーション、方法についても思考をめぐらせ、音楽をさまざまな角度から捉える「音楽力」の実践に取り組みます。

【卒業制作】

学びの集大成として、音楽作品およびコンセプトシートを制作。作品は楽曲やアルバムに限らず、音楽を使ったプロジェクトも含みます。目標は、自身にとっての代表作をつくること。授業内のディスカッションや段階的な審査を通じて完成度を高め、社会とどのように関わり、どのような価値や変化を生み出せるかについても考え、実現可能なかたちで表現していきます。

音楽コース
入学~卒業までのステップ

  • step1 音楽表現に必要な基礎や思考を身につける。

    webスクーリング科目

    • 音楽入門
    • 音楽のしくみ
      (音楽理論)
    • 制作の源泉1
      (日本の音楽文化の展開)
    • 音楽と社会

    テキスト作品科目

    • 作曲入門
      (声・音にふれる)
    • 作曲1
      (コードワーク)
    • 作詞
      (ことばの発想力)
    • レコーディング
  • step2 音楽制作の手法を実践的に学ぶ。

    webスクーリング科目

    • 制作の源泉2
      (アメリカ音楽のダイナミズム)
    • 制作の源泉3
      (音楽の創造と受容の変遷)
    • 音楽でデザインする1
      (音楽の活用法とそのプロセス)

    テキスト作品科目

    • 編曲1
      (ビートとサウンドの構築)
    • 作曲2
      (リズムと音の編集)
    • 編曲2
      (メロディーを彩るアレンジ術)
    • ビジュアル・プロデュース
  • step3 音楽を伝える方法を学ぶ。

    webスクーリング科目

    • 音楽ビジネスの構造
    • デジタルマーケティング
    • 音楽でデザインする2
      (音楽で広がる豊かな世界)

    テキスト作品科目

    • 音楽と映像
    • 作曲3
      (オーケストレーション)
  • step4 音楽で社会とのコミュニケーションを実現する。

    webスクーリング科目

    • 卒業制作
    • 演習

開講予定の科目です。変更となる場合があります。

※音楽コースの専門教育科目は12月公開予定の2026年度開講予定の授業一覧より記載いたします

音楽コース
1年間の学習ペース

【1年次入学】専門教育科目の1年間の履修スケジュール例

  • TRテキストレポート科目
  • TWテキスト作品科目
  • WSwebスクーリング科目
  • 総合教育科目
  • 学部共通専門教育科目
  • コース専門教育科目
科目名 春期 夏期 秋期 冬期
4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月
情報
  • TR
レポート 試験
美学概論
  • TR
レポート 試験
音楽演習 Ⅰ-1~4
  • TW
作品 作品 作品 作品
音楽 Ⅰ-1~2
  • WS
動画視聴 レポート 講評視聴 動画視聴 レポート 講評視聴
音楽 Ⅱ-1~2
  • WS
動画視聴 作品 講評視聴 動画視聴 作品 講評視聴
  • これに加え、総合教育科目などを8~10科目、自由に選択し履修
  • この履修スケジュール例は、1年次入学生が4年間での最短卒業をめざす場合の1年目の参考例です。

【3年次入学】専門教育科目の2年間の履修スケジュール例

  • TRテキストレポート科目
  • TWテキスト作品科目
  • WSwebスクーリング科目
  • 総合教育科目
  • 学部共通専門教育科目
  • コース専門教育科目
科目名 春期 夏期 秋期 冬期
4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月
文化研究3
  • TR
レポート 試験
デザイン論1
  • TW
作品
芸術史講義(近現代)1、2
  • WS
動画視聴 作品 講評視聴 動画視聴 作品 講評視聴
音楽演習 Ⅰ-1~4
  • TW
作品 作品 作品 作品
音楽演習 Ⅱ-1~4
  • TW
作品 作品 作品 作品
音楽Ⅰ-1、2
  • WS
動画視聴
×2
レポート
×2
講評視聴
×2
音楽Ⅱ-1、2
  • WS
動画視聴
×2
作品
×2
講評視聴
×2
音楽Ⅲ-1、2
  • WS
動画視聴
×2
レポート
×2
講評視聴
×2
音楽Ⅳ-1
  • WS
動画視聴 レポート 講評視聴
  • 学部共通専門教育科目の履修は自由選択です。
  • この履修スケジュール例は、3年次編入生が2年間での最短卒業をめざす場合の1年目の参考例です。

音楽コース
学費の目安

入学選考料 20,000円
入学金 30,000円
保険料 140円
授業料 355,000円 × 4年間 = 1,420,000円

卒業までの合計⾦額(4年間)
1,470,140円

  • ※1年次入学生で卒業まで標準的な履修をした場合、総合教育科目のテキスト代は合計35,000円程度です。総合教育科目のテキストは電子テキストでも学習していただけますが紙の書籍として市販されているものがほとんどです。書店で購入したり、図書館等で借りて学習していただくことも可能です。
  • ※音楽コースは任意でスクーリング科目の受講が可能です(必修ではありません)。スクーリング受講料は、科目の種類や開講場所によって料金が異なります。
入学選考料 20,000円
入学金 30,000円
保険料 140円
授業料 355,000円 × 2年間 = 710,000円

卒業までの合計⾦額(2年間)
760,140円

  • ※音楽コースは任意でスクーリング科目の受講が可能です(必修ではありません)。スクーリング受講料は、科目の種類や開講場所によって料金が異なります。

教員メッセージ

エガワヒロシ准教授

プロの理論や実演で
自分を表現する音楽づくりを学び、
さらに創作の先をめざせます。

エガワヒロシ

Egawa Hiroshi
准教授

埼玉県出身。地方FMのADを務め、宅録ミュージシャンとしてメジャーデビュー。セルフプロデュースによってシングル5枚、アルバム1枚をリリースした後、作詞家、作曲家、サウンドプロデュース業で活躍。AKB48、NGT48、川村カオリに楽曲、CHAGE、中森明菜に歌詞を提供。近年はゲーム、アニメ、声優によるグループ「Lyrical Lily」プロデュースチーム立ち上げ等にも関わり、多数の楽曲を制作。

(上)「レモネード」
(下)「ぼくのタマシイ、きみのカナシイ」

(左)「レモネード」
(右)「ぼくのタマシイ、きみのカナシイ」

(上)「レモネード」<br>(下)「ぼくのタマシイ、きみのカナシイ」 「ぼくのタマシイ、きみのカナシイ」

このコースでは何を学べますか?
だれもが音楽づくりを気軽に。
DTM(デスクトップミュージック)に特化することで、だれもが気軽に音楽制作を学べる。それが本コース最大の特長です。専門的な音楽教育を受けたことがなくても、音楽への想いがあれば大丈夫。基礎からしっかり学び、自己表現としての音楽を自由に創り出すことをめざせます。また、制作だけでなく、映像・ゲームなどのメディアでの表現、環境音設計、デジタルを活かした音楽の届け方やマーケティングも学べます。

※DTMとは、パソコンを使用して音楽を制作する手法です。
具体的に、通信でどう学んでいくのですか?
第一線で活躍するプロの実演に学ぶ。
作曲・作詞の基本技術をはじめ、編曲の実践や仕上げの作業まで、音楽シーンの第一線で活躍する講師陣の実演を交え、プロの技術や表現に直接ふれながら体系的に学べます。期間内なら講義を繰り返し視聴できるのも、通信ならではのメリット。音楽は「時間の芸術」です。瞬く間に終わる音楽をじっくり聴き直すことで、より深い理解につながるでしょう。さらに学習サポートとして、学生同士や教員と交流できるコース専用のSNSコミュニティのほか、担当教員への質問もつねに歓迎しています。
入学志望者へのメッセージを。
音楽で自己表現をしたいすべての方へ。
ゼロから音楽を始めたい方はもちろん、過去に諦めた音楽をもう一度取り戻したい方、さらなる高みをめざす方まで、それぞれのペースで自由に音楽を追求できます。プロの視点や理論、創造的なアイデア、ひらめきに驚いたり、音楽の歴史を学ぶことで新たな視点を得たり。さまざまな刺激が自分だけの表現の扉を開き、新たな創作の可能性を広げます。もちろん、創作のその先に興味がある方もぜひ。ここで、音楽を生み出す力+音楽を通じて社会とつながる力=「音楽力」を身につけ、さまざまな場所で発揮することをめざしませんか。
卒業生の声
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