
建築デザインコース
学びと育児を両立。基礎学習と資格を求めて入学
「入学して1年目に、ちょうど待望の妊娠・出産をすることになり」。以降、怒濤の大学生活を送った森下さん。得られたものも大きかったという。「建築に対する考え方がガラッと変わり、見える世界も、できることも広がりました」。
もともと実務経験があり、基礎学習と資格を求めて本学へ。初心者ではなかったが、模型づくりから空間の捉え方まで、一流のプロから身近に学べる授業は「そうなんだ!」の連続だった。「難解で苦手だった〝構造〞も、先生から名建築を例にわかりやすく教わると、面白く思えました」。
また、実務でもつくらない1/30の大型模型で、リアリティのある空間づくりを追求。「本当に上手いカリキュラムで…テキスト課題を含め、自宅学習でも全く手が抜けないようになっているんです」と笑う。子どもが眠る夜明け前に作業し、夜は早く就寝するなどして最短卒業を達成。「念願の大学院にすすみ、今は住宅設計と資格試験に奮闘中です」。同じ子育て中の先生や学友にも励まされ、学びと育児の両方をやり遂げた森下さん。精魂込めれば模型も、夢も、必ず実現すると知っている。
[大学の思い出]〝架構〟のスクーリングで制作した模型。「計算された断面寸法で作るもので、先生いわく〝模型でできれば本当にできる〟と。現実になった姿を想像して楽しく仕上げました」。