
空間演出デザインコース
18歳で入学、即戦力を磨いてデザイン会社に就職
高校を出て、18歳で本学に入った鈴木さん。あえて通信制を選んだ理由は、「やりたいことが、ありすぎたから」。その1つめが、大学で本格的にデザインを学ぶことだった。「それでも最初は、通学しか頭になかった」という考えが一変したのは、ある大学のオープンキャンパスを訪れたとき。「”とりあえず、しかたなく進学する“といった子が多くて、同じ志望者としてショックでした」。そんなときに母親から見せられたのが、本学の新聞広告。「同じオープンキャンパスでも、こちらは本気で学びたい方の熱意でムンムン。ここなら好きなことができそうだと」。
とくに卒業制作がユニークだった空間演出デザインコースに進み、いよいよ高校時代から書きためてきた”やりたいことリスト“を実行することになった。同世代とのシェアハウス。そこで出会った友人の手伝いで町おこし。子どもたちにデジタルアートを教えるボランティア。社会勉強と生活を兼ねた多種多様なアルバイトなどなど。こうした活動に、コースの学びが役立つこともあれば、逆に、実践での経験を課題に活かせることもあった。そして何よりも大きかったのは、「デザインを通して自分の想いを外に出すことで、たとえダメでも行動できるようになった」こと。力をくれたのは、年の差など関係なく対等に接してくれたクラスメイトたち。じっくり学びに向き合ってくれた先生方。
そして、知れば知るほど好きになる、空間演出デザインの学び。「どうしても仕事で活かしたくて、苦しい就職活動をつづけた結果、内装デザインの会社で働けることになりました」。大学で得たソフトの知識や、二級建築士の受験資格が認められ、実務にも役立っているという。
「なんだって自分次第で、やれないことはないから。後悔しない人生を送りたいです」という鈴木さん。「いつかは、業界誌で紹介されたり、賞を獲るような仕事を手がけられたら」と、新たな希望をリストの上に刻んでいく。
鈴木 さやか
空間演出デザインコース 18年度卒業
東京都在住 27歳
- 卒業制作
- こびと みつけた ―わたしのいちにち―