
空間演出デザインコース
休日の自分磨き×デザイン。仕事にも活きる学び
「もっと休日を充実させたいと思い、仕事を離れたチャレンジのつもりで入学しました」という今泉さん。北欧デザインやテキスタイルのライセンスを扱う会社の経営者である。
「想像以上に本格的なカリキュラムでしたね。最初にみっちり模型や図面の基礎を学び、発想する土台をつくってから、次の段階にすすむんです」。基礎を乗りこえると、ぐっと学ぶ内容が面白くなり、教室にとどまらず実際の仕事にまで応用。「ショップデザイン」というスクーリングで取り組んだ課題のアイデアを、なんと仕事関係の展示会で実現してしまった。「他にも、大学のテキストを参考にワークショップを企画したり。どちらも高い評価を得て、業務の幅を拡げるきっかけになりました」。
オフのための大学が、気づけばすっかり仕事の肥やしに。「でも、そんな区切りをつけないことが、社会人大学の良さなんだとあらためて気づきました」。卒業制作では、色えんぴつをモチーフにスツールを制作。「画材をインテリアにする。これも企画のヒントになりそう」と笑う今泉さんの空間は、オンもオフもこえて豊かに広がっていく。
[大学の思い出]「コンテンポラリー・ジュエリー」の授業で思いついたのが、色えんぴつの削りかすを使った小物。お気に入りの作品で、卒業制作の糸口にもなりました。