
STUDENT INTERVIEW
朝岡 幹雄
芸術教養学科
働きながら学ぶ!芸術の学びが仕事に活きる
広告業界でプランナーとして活躍している朝岡さんが、本学に入学したきっかけ、時間的な制約がある中でどのように学んでいるのか、さらに次の挑戦についてお話を伺いました。Q.息子さんと同じ大学に入学した経緯は?
朝岡さんが、本学に入学したきっかけは息子のまさるさん。
「実は一昨年に息子が京都芸術大学に入学が決まりまして、引っ越しの手伝いで一緒に京都に行く機会がありました。京都の街並みや大学周辺の出町柳、鴨川を一緒に歩きながら、息子がこんな素晴らしい場所で学べることを羨ましく思ったんです」
そして、『自分もこの環境で学びたい!』という気持ちが強く湧いたと話す朝岡さん。
最初は大学院に挑戦しようとしたそうですが、残念ながら合格できず。
「それがきっかけとなり、大学のカリキュラムを調べていくと、通信教育で充実したカリキュラムがあることを知ったんです。そのまま通信教育学部の芸術教養学科に進学し、働きながら学ぶことになりました」
Q.働きながら学ぶことのメリットとは?
本学に入学してから半年経つが、朝岡さんは「学び」の重要性を改めて実感しているといいます。
「仕事ではどうしても論理的な思考を使いがちです。それではなかなか新しいアイデアが生まれにくい。0から発想する力や物事をフラットに見て疑問を持つ力が大切になります。本学で学ぶことでその部分が強化されています」仕事にも良いアウトプットが出せるようになり、働きながら成⻑することができているのだそう。
芸術教養学科では、文化やコミュニティの構造を読み解き、問いを発見し、デザイン思考を身につけることを目指します。特にこの“問いを立てる力”は、「自分の思考を広げてくれる」と話す朝岡さん。
「美しいものやデザインに対する感覚が研ぎ澄まされましたし、細かい違和感に気づく力も養われています。今まで当たり前だと思っていたことに対して、違和感を感じることができるようになり、それが仕事にも役立っています」
Q.時間的な制約がある中でどのように働きながら学んでいますか?
働きながら学ぶというのは、時間的な制約があるのも事実。朝岡さんはどのように学んでいるのでしょうか。
「3〜4分の短い動画を視聴し、その後にレポートを書くというカリキュラムなので、非常に効率的に学ぶことができます。このスタイルだと、通勤時間や日常の隙間時間を活用して学べるのでとても便利です」
生活の中に自然に学びを取り入れることができるので、無理なく学習を続けられるそう。
Q.同じ大学に通う息子さんとの関係は?
学部は違うが、同じ大学に通う“仲間”である息子さんとの関係についても伺いました。
「同じ大学に通っていることで、大学の授業の話などの共通の話題が増え、良い関係が築けています。彼自身も大学に通ったことで、様々な人と交流を通じて社会経験を積んだようです。以前よりも同じスタンスで話ができるようになりました」と朝岡さん。
息子のまさるさんも「父の“学び”への向上心は見習うべきだなと話します。
「仕事と学びを両立するのは大変だと思うのですが、父はそれを楽しそうにやっている。本当に尊敬しています」
Q.卒業後に挑戦したいことはありますか?
朝岡さんは中小企業診断士の資格を取得していて、広告の仕事だけでなく経営相談の仕事も行っています。そして、今は芸術について学んでいます。朝岡さんにとって「学ぶことは“遊ぶ”こと」なのだとか。
「学ぶことで新しい知見を得ることができ、新しいモノの見方が身についてより豊かな発想が生まれるんです。それが楽しいんです」と、笑顔で語る朝岡さん。
「本学ではアートについて学んでいますが、学び続けることの楽しさを改めて実感した私は、これからも学びを続けたいと考えています。大学院に進学し、さらに深く芸術を研究しながら、そこで得た知見を仕事にも活かしていければと思っています」。
息子さんと同じ大学に通うことをきっかけに始まった学びの道が、朝岡さんの人生に新たな色を添え、さらに次の挑戦へ導いています。