通信制大学のメリット・デメリット
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通信制大学で学ぶメリット・デメリット
「通信制大学の特徴」についてはこちらのページでご紹介しました。そして、通信制で学ぶことの具体的なメリット・デメリットについては、ひとりひとりが実際に学びはじめてから体感することの方が大きいでしょう。ここでは、これまでお伝えしてきた内容のおさらいとして、通信制大学で学ぶメリットとデメリット、なぜ通信制大学で学ぶ必要があるのかをまとめてみました。
なぜ通信制大学が必要とされるのか
1947年、学校教育法が制定されたことで生まれた、日本の通信制大学。もともとは大学に行く機会に恵まれなかった“勤労学生”を対象としたものでしたが、多様な生き方や個性が尊重される現代において、大卒の社会人や高校生の方にも選ばれています。
ひとは社会に出てから多くのことを学び、自身の生き方について深く考えるようになります。そのなかで、新たな好奇心や向上心とともにめばえた、「未知の世界をいちから学び、人間として成長したい」という自然な欲求に応えるのが、通信制大学なのです。
学士やスキル、キャリアアップといった目に見える成果はもちろん、「新しい知見を身につけ、人生をより豊かにする」という見えない価値を、社会人としての生活と並行して獲得していけることも、多くの人を通信制大学に向かわせる大切な要素だといえるでしょう。
通信制大学で学ぶ3つのメリットとは?
1つめは、「入学試験がない」ので、学びたいと思った分野に間違いなく進学できること。なので、同時に入学した学生同士でも知識や経験に差はありますが、ひとりひとりが自分のペースで学べるので、「ついていけない」と焦ることなく、着実にステップアップできます。
2つめは、費用の安さ。たとえば本学の場合、スクーリングのあるコースで年間30~50万円程度、完全オンラインのコースで年間17万円~。新たな学びの仕組みにより、授業料を年間17万円におさえている学科もあります。さらに、本学をはじめ「高等教育の修学支援新制度」の対象大学として認可を受けている大学であれば、世帯によって授業料・入学金の減免、及び給付型奨学金が支給されるケースもあります。
通信教育では、それぞれのニーズにあった
学習計画が立てられます
仕事や予算を考慮して、2年間で卒業したい!

3年次編入学だけど、余裕を持って4年間で学習計画を立てよう。

体力に不安があるし、1つの科目にじっくり取り組みたいから5~6年かけようかな。

3つめのメリットは、「自分のペースで学習できる」こと。毎日大学に通う必要がないので、仕事やプライベートと学びを両立しやすいのが、通信制の魅力です。
いちはやく通信制にオンラインをとりいれた本学では、卒業までオンラインで完結するコースが人気のほか、スクーリングのあるコースでもオンラインを取り入れ、学びやすさを高めています。
最短で2年(3年次編入)や4年(1年次入学)の卒業をめざすことも可能ですし、年数をかけてじっくり学ぶこともできます。「留年がない」のも通信制ならではといえます。
通信制大学のデメリットとは?
よく挙げられている3つのデメリットについても、かんたんに解説します。
1つ目は「自己管理が難しい」こと。
実際に、日々の時間割まで決められている通学制と違って、通信制大学では、自分で履修プランを立てて学習をすすめる必要があります。こうした計画が得意な方もいれば、苦手な方もいます。
本学では、入学後に「履修モデル(履修スケジュールのサンプル)」をご紹介しているので、計画の管理が苦手な方でも安心。また、学生個人のオンラインページには、クリックひとつで自分にあった履修プランが表示される機能もあります。

2つ目は「直接会う機会が少ない」こと。
スクーリングがあるコースでも、最低限必要なのは年に数回。自宅学習やオンラインが中心の通信制大学では、基本的に、教員や学友と直接顔を合わせる機会は限られています。
そこで本学では、オンラインで教員・学生同士がつながれる仕組みを工夫。学科やコースごとに、学習相談会などのイベントやSNSなどを活用した交流が繰り広げられています。
一方で、全国各地でフィールドワークをおこなうリアルイベントも通年で開催。さらに、学生が主体となってデッサン会、グループ展の開催などをおこなう「学習会」が活発なのも、本学ならではの特色です。


3つ目は「就職活動で学歴にならない?」という疑問。
とくにキャリアチェンジをめざす方や、高校生から通信制大学に入学した方にとって、「学歴として活かせるのか?」「卒業後の就職は?」という不安を抱くのは当然のことです。
けれど近年、学び直しが注目されるにつれ、「通信制大学が正式な大卒学歴」となることや、「自己管理によって専門的な学びを達成した証」であるという理解が浸透しつつあります。
自主的な学びで身につけた成果をアピールすることで、憧れの仕事に就いた方や、希望どおりの転職をかなえた方も多数います。ぜひ、本学をはじめ、通信制大学で夢をつかんだ先輩方の声にふれて、たくさんの勇気をもらってください。
通信制大学選び方に関するよくあるご質問
通信制大学の最大のメリットは何ですか?
通信制大学の最大のメリットは「時間や場所に縛られず、自分のペースで学習できること」です。働きながら学びたい社会人や、子育て・介護中の方など、多様なライフスタイルを持つ人々にとって、通学不要でオンライン中心に学習を進められる環境は非常に魅力的です。また、通学制に比べて学費が抑えられる点や、全国どこからでも学べる点も、現代のニーズに合った学習スタイルといえます。
通信制大学にはどのようなデメリットがありますか?
主なデメリットは「学習継続の自己管理が求められること」と「対面での交流が少ないこと」です。通信制大学では自主的に学習を進める必要があるため、強い目的意識やモチベーション維持が不可欠です。また、キャンパスライフを楽しみたいと考える方には、イベントや友人とのつながりが希薄に感じることもあるでしょう。さらに、学科やコースによっては、スクーリング(対面授業)が必要な場合もあり、スケジュール調整が求められることもあります。
通信制大学の卒業は、通学制と同じように評価されますか?
通信制大学の卒業も「大学卒業」として正式に認められます。学士の取得も可能で、就職・転職においても学歴としては同等です。ただし、履歴書に「通信制」と記載する義務はありませんが、面接等で学びのスタイルについて質問されることもあります。その際に、自主性や継続力をもって学んだ経験をポジティブにアピールできれば、むしろ高評価につながる可能性もあります。
通信制大学の学費は本当に安いのですか?質はどうですか?
一般的に通信制大学の学費は、通学制と比較して年間で数十万円~百万円近く安くなるケースが多いです。授業がオンライン中心であるため、施設維持費などが少ないことが理由です。ただし、学費が安いからといって教育の質が低いわけではありません。多くの通信制大学は専門性の高いカリキュラムを整備しており、講義動画や教材も工夫されています。スクーリングや課題の質も評価されており、教育の充実度は大学によって差がありますが、コストパフォーマンスに優れた選択肢です。
通信制大学での人間関係やサポート体制はどうなっていますか?
通信制大学は通学の頻度が少ないため、人とのつながりが希薄になりがちですが、最近ではオンラインによるコミュニティ活動や学習支援が整ってきています。学生間でのディスカッション掲示板、オンラインゼミ、スクーリング時の交流など、学びを通じたつながりを持てる機会もあります。また、学習サポートセンターや担任制を導入している大学もあり、レポートの書き方や学習計画の相談など、個別のフォロー体制がある場合も少なくありません。孤独になりにくい仕組みが整ってきている点も、近年の通信制大学の進化です。