学長からのメッセージ

いい水、いい出会い、いい人生。

京都は、世界的にもとても珍しい、城壁のない都です。活断層が動いてできた山がこの都を守り、山地から土砂が流れてきて、盆地に厚くたまっていきました。その下にはたっぷりと地下水があって、この水がとてもいい水なんです。

その水をつかって茶の湯が生まれ、お茶といっしょにふるまう和菓子が生まれ、湯葉や豆腐がつくられ京料理が生まれます。その宴席のもてなしとして京舞が舞われるようになる。私たちが今、見事な京舞を目にすることができるのも、昔から地球で起こってきた断層運動のおかげだというわけです。

瓜生山学園は、そんな地形のなかでも取り分けしっかりした岩盤のうえに建ち、京都の美しい街並みを見渡すことができます。この学園には、京都文化日本語学校という学校があります。言葉だけでなく日本の「文化」を伝える学校だということで、世界中から学生が集まってきます。いろんな人と顔をあわせて情報を交換し、自分の価値観をゆたかにしていけます。そんな出会いが自然と起こるキャンパスになっています。

みなさんが京都造形芸術大学に入学されると、まもなく一般教養の授業がはじまります。それを手がけているのは創造学習センターというところです。「教育」センターではなく「学習」という言葉をつかっているところに、この大学の考え方がよく表れています。先生が教え育てるという「教育」ではなく、一人ひとりが自分から学び、習う「学習」のほうを大切にしているのです。

今は、生涯学習の時代。スマートフォンの能力も前とは全然違うように、10年も経てば世の中のシステムが大きく変わってしまいます。そんな社会で活躍していこうと思ったら、とても大学のなかで教わったことだけではやっていけません。自分が今知っていることは、いずれロボットがやってくれるようになります。何が起こるか分からない社会で人生を切り拓いていくために、この大学で、生涯にわたって学習を続けていく力を身につけてほしいと思います。

学長 尾池 和夫
尾池 和夫

京都造形芸術大学 学長
地球科学者・俳人

1940年生まれ。京都大学理学部地球物理学科卒、理学博士。京都大学で理学部教授、副学長、大学総長を歴任し、2013年4月に京都造形芸術大学学長に就任。多数の著書がある他、俳人としても活動。日本ジオパーク委員会委員長、日本モンキーセンター理事長なども務める。

 

 

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