美術工芸学科
染織テキスタイル
コース
伝統×デジタルによる新たなテキスタイルを
暮らしにもアートシーンにも。
学べる分野
染め│織り│ファッションテキスタイル│インテリアテキスタイル│伝統工芸│ファイバーアート│現代アート│生活雑貨
将来のキャリア・就職
テキスタイルやインテリア業界で活躍。
京都ならではの選択肢も。
テキスタイルやアパレル、インテリア業界への就職が主流ですが、雑貨メーカーへの就職も近年増えています。特に、和装業、職人は京都ならではの選択肢と言えます。本コースは「美術」と「工芸」両方の教員免許を取得できる稀なコースであり、中学・高校の教員としても活躍しています。また大学院に進み、作家を目指す学生もいます。
主な就職先
テキスタイル・アパレル・和装
シャルレ│イッセイミヤケ│オンワード樫山│岡本│ムーンスター│サンコロナ小田│玉木新雌│龍村美術織物│パール染色
インテリア・雑貨
サンゲツ│西川│一澤信三郎帆布│marble SUD│ユニベール│ロマンス小杉
一般企業
任天堂│クラブハリエ│ケイウノ│白鳳堂│伊勢福│ラッシュジャパン
大学院進学など
京都芸術大学│東京藝術大学│京都市立芸術大学│女子美術大学│東京造形大学│金沢卯辰山工芸工房
作家
伝統工芸作家│美術作家
教職
京都芸術大学│専門学校│中学・高校 ほか
入学に必要なスキル・知識
デッサンや美術を学んだ経験がない方も、このコースを目指すことが可能です。体験授業に取り組む姿勢や意欲などから能力や適性を評価する授業形式の入学試験に是非チャレンジしてください。
コースの特色
- 京都の伝統的なものづくりに触れる
- 最先端のデジタル技術を用いた制作も体験
- 暮らしの製品からアート作品まで
- 企業と連携したプロダクト企画や空間表現
- テキスタイル業界、作家、教員まで多様な進路
4年間の学び
伝統を知る。
繊維が糸となり、布となる過程を体感。実際に手を動かしながら技を習得。同時に、古代から暮らしを支えてきた染織や衣服と人との関わりについて学びます。
つくりながら技法を学ぶ
繊維にふれ、糸をつくることから始めて、染めと織りの基礎となる技術を身につけます。フェルトやミシンなど多様な素材や道具の扱い方も、実際の制作を通して学んでいきます。
社会とつながる。
京都の染めものブランドと連携して商品の企画、制作、販売までを経験。プロとの協働で技を深めながら、制作と社会のつながりを知って視野を広げます。
世界の織物を学び、技法を研究
アジア各地に広がる模様染の技法について学ぶとともに、多種多様な織物の技法を習得。さまざまな技術や表現に触れる中から、自分のつくりたいもの、究めたい技を見つけていきます。
見つけだす。
デジタル技術を取り入れた新たな技法の拡張など、さまざまな挑戦を通して表現の幅を広げる中から、自身の表現に適した素材や技法を見つけだします。
伝統×最先端のテキスタイル
学内の「ウルトラファクトリー」でデジタル技術を活用した制作に挑みます。これまでの知識や技術をもとに、伝統の手技と最先端テクノロジーを融合させた新しい表現を探ります。
表現力を磨く。
積み重ねてきた知識や技術で、自分だけの感性や発想を作品というカタチで表現。より広く、力強く、社会へ発信できる表現力を磨きます。
卒業制作
染めや織り作品、現代美術、インスタレーション、プロダクトなど多彩な制作に挑戦。卒業後は企業への就職や作家、教員など、多方面でテキスタイルのスペシャリストへ。
TOPICS
これも、染織テキスタイルコース。製品づくりから販売まで
京都の染めものブランド「ケイコロール」との連携授業では、「伊勢木綿プリント手ぬぐい」を制作。企画考案からデザイン、制作、オンラインショップの運営やSNS発信まで、「自らつくったものを売る」全過程を学生たちの手で行います。
充実した施設での制作
織り機や捺染板が並び、伝統的な染めや織りができる工房と、最新のデジタル機械が揃う「ウルトラファクトリー」。レーザーカッターや、デジタル刺繍ミシンなど、最先端の機械と伝統技法の融合から生まれる新しい表現に挑めます。
作家としての活躍
伝統工芸から現代美術まで、さまざまな領域で活躍する卒業生を多数輩出。デジタル刺繍を用いた現代美術家の宮田彩加さんや、伝統工芸の織着物作家である大塚恵梨香さんのほか、タペストリー作家の中平美紗子さんなど海外で活躍する人もいます。
手厚く丁寧な進路サポート
作家やデザイン、テキスタイル、アパレル業界で活躍する卒業生に話を聞く授業をはじめ、プレゼンテーションの指導など手厚く丁寧に進路をサポート。卒業後の進路は、テキスタイルデザイナー、企画・営業職、作家、職人など多彩です。
学生作品
教員紹介
卒業生紹介美術工芸学科
「シェル美術賞2020」学生特別賞、「ART AWARD TOKYO MARUNOUCHI 2021」Proactive賞受賞。現在は京都にアトリエを構え「ARTISTS’ FAIR KYOTO 2022」やグループ展「DAWN-EXPOSITION2021.04-」に参加。2022年には個展「outline」「ピースとホール」を開催するなど、次々と作品を発表している。
大学1年生の頃から「対話型鑑賞」と呼ばれる鑑賞法を繰り返し、作品と人のかかわりについて考える日々を過ごす。芸術や文化とのかかわりが深く、「対話型」の経営を大切にする社風に惹かれて京都信用金庫に入庫。「ゆたかなコミュニケーション室」に所属し、イベント企画や広報誌の制作など、地域と人、人と人をつなぐ活動に携わっている。
京都日本画新展2021優秀賞、京都芸術大学松陰芸術賞、Seed山種美術館日本画アワード2019、第一回三越伊勢丹千住博日本画大賞展入選、佐川美術館粟和田栄一賞、日本美術院院友。植物をテーマに制作しています。
在学中に草木染めかばんブランド「haru nomura」を立ち上げ、卒業後、京都東山に工房を構える。ギャラリーや百貨店でのPOP・UPを中心に活動。
https://haruka-nomura.info
コース活動紹介 最新ニュースをPICKUP!
取得できる資格
- 中学校教諭一種免許状(美術)
- 高等学校教諭一種免許状(美術、工芸)
- 博物館学芸員
全学科参加型
プロジェクト
学年や学科を飛びこえて、
社会とつながる教育プログラム