美術工芸学科
写真・映像コース
写真・映像で世界を表現する。
アーティストとしての枠を広げる4年間。
学べる分野
写真│映像│現代アート│写真史・映像史
将来のキャリア・就職
写真スタジオや映像制作会社はもちろん
会社員×作家の“二刀流”の道も。
写真スタジオや映像制作会社への就職が中心ですが、一般企業への就職や大学院への進学も選択肢に挙がります。どの進路でも、写真・映像コースで身につけた考え方や制作プロセスの経験を活かして活躍できます。会社員や大学院生と並行して、作家活動を行う人も多いのがこのコースの特徴です。
主な就職先
写真・映像専門職
共同通信社│東北新社│IN FOCUS│イイノ・メディアプロ│堀内カラー│シゴトカ│アイネックス
一般職など
Apple Japan│Zoff│アーバンリサーチ│イノブン
大学院進学
東京藝術大学(メディア映像専攻/先端芸術表現専攻/グローバルアートプラクティス専攻)│情報科学芸術大学院大学│秋田公立美術大学│京都芸術大学
教職・教育関係
教員(京都府・滋賀県・大阪府ほか)
個人事業主
写真家│映像作家│美術作家 ほか
入学に必要なスキル・知識
写真や映像、美術を学んだ経験がない方も、このコースを目指すことが可能です。体験授業に取り組む姿勢や意欲などから能力や適性を評価する授業形式の入学試験に是非チャレンジしてください。
コースの特色
- 写真も映像も、アナログもデジタルも
- 日常を再発見する「見る力」を育てる
- 文学作品の舞台を旅する「旅と文学」
- アートブックや展覧会などの発信方法を模索
- 時代にとらわれない普遍的な作品をつくる
4年間の学び
制作の手法を学ぶ。
写真・映像表現の主な要素のひとつである光の性質を知り、カメラの使い方から被写体との関わり方まで総合的な制作手法を写真、映像の両方で学びます。
徹底したデジタルプロセスの実践
光を画像に変換するデジタルカメラの基本原理を理解した上で、最適な写真や映像イメージをつくるために必要な一連の制作プロセスや手法を、実践を通して身につけます。
目を向けて表現する。
重要な基礎となる「見る力」「つくる力」「考える力」を育てる1年。作品にしたいモチーフを探求し、自身や社会に向き合う「まなざし」からテーマを発見。
多様な表現を知り他者を理解する
暗室でのアナログ写真技法をはじめ、映像や本を扱う授業を通して、自分と社会の両方に目を向け、感じたことを捉え直すことで社会への「問い」をつくりだします。
社会へ発信する。
自分自身の作品を形として残していく、あるいは社会に発信していくことをめざす1年。展覧会の開催など、さまざまな実践を通して「届ける力」を磨きます。
社会を見つめ「問い」を発信
他者に届けることを意識しながら作品を制作。社会への発表を前提とした学外での展覧会の構想・開催など、作品制作を通して社会とつながる実践に挑みます。
新しい作品を生み出す。
4年間で得た「世界を捉える力」は、社会のさまざまな場面で活かせます。写真・映像業界にとどまらず商品企画や編集など、卒業後の進路も多彩。
集大成としての卒業制作
写真・映像は新しい技術が刻々と更新される分野です。卒業後の自身の下地となり、時代にとらわれない普遍的な強度をもちながらも、多様な作品づくりをめざします。
TOPICS
これも、写真・映像コース。学生たちの活躍・受賞
卒業生の顧剣亨(こ・けんりょう)さんが若手作家を紹介する金沢21世紀美術館の展覧会シリーズに選出され、「顧剣亨 陰/残像」を開催。また、卒業生で本学大学院在学中の中川桃子さんが「TOKYO FRONTLINE PHOTO AWARD 2023」で準グランプリを受賞しました。
フォトフェスティバル、フォトマーケットに参加
東京で行われる屋外型国際フォトフェスティバル「T3」に参加し、学生作品のレビューや写真集・アートブックの販売を実施。社会を意識しながら、さまざまな表現や発信方法に挑む、本コースならではの学びです。
授業「旅と文学」
自ら選んだ文芸作品を読み、舞台とされている土地を実際に旅して作品をつくる名物授業。作品を読み解き、時代や土地を移動しながら自身の表現について考えます。作品は、学外のギャラリーで発表し、自身の表現と思考を拡張させる機会になります。
次世代の作家を生み出す
写真・映像の専門的な技術はもちろん、キュレーターや批評家の考え方も学びます。多様な教員の指導・キュレーションのもとで自主的な展覧会の企画にも取り組み、実技と思考の両方から、これからの時代で活躍する作家をめざします。
学生作品
教員紹介
卒業生紹介美術工芸学科
「シェル美術賞2020」学生特別賞、「ART AWARD TOKYO MARUNOUCHI 2021」Proactive賞受賞。現在は京都にアトリエを構え「ARTISTS’ FAIR KYOTO 2022」やグループ展「DAWN-EXPOSITION2021.04-」に参加。2022年には個展「outline」「ピースとホール」を開催するなど、次々と作品を発表している。
大学1年生の頃から「対話型鑑賞」と呼ばれる鑑賞法を繰り返し、作品と人のかかわりについて考える日々を過ごす。芸術や文化とのかかわりが深く、「対話型」の経営を大切にする社風に惹かれて京都信用金庫に入庫。「ゆたかなコミュニケーション室」に所属し、イベント企画や広報誌の制作など、地域と人、人と人をつなぐ活動に携わっている。
専門は東洋における美術工芸品の絵画・書籍典籍古文書・歴史資料等の文化財修理です。第 41・44 回文化財保存修復学会において近現代紙資料に関する研究を発表させて頂きました。
京都府下の高校の、美術・工芸に関する部活動の委員長をしながら、授業は普通科の工芸や美術・工芸専攻の授業を担当している。部活動は美術部と女子バレーボール部を担当。
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取得できる資格
- 中学校教諭一種免許状(美術)
- 高等学校教諭一種免許状(美術)
- 博物館学芸員
全学科参加型
プロジェクト
学年や学科を飛びこえて、
社会とつながる教育プログラム