美術工芸学科
日本画コース
京都の美に触れ、磨いた「描く力」が
クリエイティブを切り開く力に。

学べる分野
日本画│墨表現│デッサン・写生│古典絵画模写│表現のための技法・素材研究│
日本美術史│作品を通した企画・編集
将来のキャリア・就職
アニメ、マンガ、企画など、
「描く力」を武器に、多彩な業界へ。
日本画を描く上で欠かせない観察力や、アナログで描写するスキルは、多くのクリエイティブ業界で重要視されています。中にはアニメスタジオのディレクターや、マンガ家になった卒業生も輩出。多分野で活かせる「描く力」を身につけます。また、このコースで培った思考力を活かして、アパレル、化粧品、美容、イベントなどの企画職に就職する卒業生も多数います。
主な就職先
ゲーム・アニメ
コナミデジタルエンタテインメント│ufotable徳島スタジオ│マーベラス│コロプラ│トリガー
メーカー
ホルベイン画材│笹谷伊織│ロマンライフ│わかさ生活
アパレル・染織・服飾雑貨
オンワード樫山│美来工藝│ジュエリーカミネ│まこと織物│ファミリア
広告・映像・デザイン・印刷
大阪シーリング印刷│はりまぜデザイン│あとらす二十一│六本木スタジオ
博物館・ギャラリー・修復
川面美術研究所│松鶴堂│ParkWest Gallery│康耀堂美術館│風光舎 ほか
入学に必要なスキル・知識
デッサンや美術を学んだ経験がない方も、このコースを目指すことが可能です。体験授業に取り組む姿勢や意欲などから能力や適性を評価する授業形式の入学試験に是非チャレンジしてください。
コースの特色
- 京都で本物の美に触れる
- 伝統の技法・現代の素材を学ぶ
- 寺社仏閣や画材工場の見学
- 西洋絵画と比較して日本画を探る
- 観察力、アナログ描写力が身につく
4年間の学び
1から描く基礎を学ぶ。
「描く力」を鍛える1年。京都にある寺社仏閣や美術館などで本物の美に触れながら、日本画独自の技法や素材など、たしかな基礎を身につけます。

日本画の基礎を学ぶ
日本画の基礎をさまざまな角度から習得。独自の色とストーリー、和紙や絹といった支持体、京都だからこそ残されてきた秘伝の技法や古典材料など、ひとつずつ体感しながら学びます。
日本画の理解を深める。
西洋絵画の歴史や技法を比較しながら学ぶことで「日本画とは何か」を模索。アクリル絵の具や樹脂、金属など現代的な素材も知り、自身の表現に活かします。

写生とデッサン
日本画の写生と西洋絵画のデッサンの方法を比較しながら、西洋的なモノの捉え方や、絵画技法、素材を理解することで、新たな日本画を生み出すことへつなげます。
長所と個性を磨く。
身につけた基礎をもとに、一人ひとりの長所と個性を磨く1年。古典から現代まで、幅広く用意された専門のゼミに分かれ、自分ならではの表現を模索します。

自分の作品をつくる
1、2年次で学んだ基礎と応用をもとに、自分の作品制作に挑みます。作品のテーマを考え、展覧会で見せること、他者に伝えることを意識しながら、自分らしい表現とは何かを考えます。
自分だけの日本画を描く。
1年間かけて卒業制作に取り組み、自分ならではの日本画をつくります。さまざまな業種、活動の場に活かせる「描く力」を手に卒業へと向かいます。

卒業制作
日本画は「表現する手段のひとつ」として捉え、学んだ技法や知識をもとに自分の絵画を完成させます。伝統的な枠組みにとらわれない現代の日本画をつくることを目指します。
- 在学生向けの内容です。参考にご確認ください。
TOPICS
これも日本画コース。幅広い分野の教員から学ぶ
伝統的な日本画の技法に限らず、現代的な表現や技法、素材、海外のアートシーンについてなど幅広い専門知識・技術ごとに教員が揃うのが大きな特徴。時代や特定の分野にとらわれない、新たな日本画を模索するために手厚くサポートします。
画材メーカーとの連携授業
「中里」「墨運堂」「ナカガワ胡粉絵具」など、関西圏の著名な画材メーカーと連携した授業を実施。技法材料の授業や工場見学、画材の見本市でのワークショップ企画を協同するほか、インターンシップにも参加し、社会に出る体験をします。
美が集う「京都」で学ぶ
古来の技法や新旧の美学が息づく、京都のまちが学びのフィールドです。授業では泉涌寺の舎利殿(天井画)など非公開の寺社仏閣を見学したり、京都市京セラ美術館のコレクションを観覧したりと、本物の美に触れる機会を多数用意しています。
卒業後の多分野での活躍
日本画を描く上で欠かせない観察力や、アナログで描写するスキルは、多くのクリエイティブ業界で重要視されています。中にはアニメスタジオのディレクターや、マンガ家になった卒業生も輩出。多分野で活かせる「描く力」を身につけます。


学生作品
教員紹介
卒業生紹介美術工芸学科
「シェル美術賞2020」学生特別賞、「ART AWARD TOKYO MARUNOUCHI 2021」Proactive賞受賞。現在は京都にアトリエを構え「ARTISTS’ FAIR KYOTO 2022」やグループ展「DAWN-EXPOSITION2021.04-」に参加。2022年には個展「outline」「ピースとホール」を開催するなど、次々と作品を発表している。
大学1年生の頃から「対話型鑑賞」と呼ばれる鑑賞法を繰り返し、作品と人のかかわりについて考える日々を過ごす。芸術や文化とのかかわりが深く、「対話型」の経営を大切にする社風に惹かれて京都信用金庫に入庫。「ゆたかなコミュニケーション室」に所属し、イベント企画や広報誌の制作など、地域と人、人と人をつなぐ活動に携わっている。

在学中に草木染めかばんブランド「haru nomura」を立ち上げ、卒業後、京都東山に工房を構える。ギャラリーや百貨店でのPOP・UPを中心に活動。
https://haruka-nomura.info

専門は東洋における美術工芸品の絵画・書籍典籍古文書・歴史資料等の文化財修理です。第 41・44 回文化財保存修復学会において近現代紙資料に関する研究を発表させて頂きました。
Tik Tokkyotogeijutsudaigaku
取得できる資格
- 中学校教諭一種免許状(美術)
- 高等学校教諭一種免許状(美術)
- 博物館学芸員
全学科参加型
プロジェクト
学年や学科を飛びこえて、
社会とつながる教育プログラム