カリキュラム

大学院 芸術研究科 博士課程 芸術専攻

16単位以上を修得し、論文の審査および試験に合格すると博士(芸術)の学位を取得できます。
研究論文の内容によって、本学が認めた場合、博士(学術)が授与されます。

研究 研究・制作

学内外の研究者との
連携を視野に入れつつ、
自らの研究課題を追求し、
独自の学問的領域を確立。

制作に関わる作家、素材、技法、
理論などの研究を進めつつ、
各分野で制作者としての
自立を目指す。

必修特論(必修履修)

第一線で活躍する研究者、作家、
伝統芸術継承者などを特別講師として招く。
講義・ディスカッションにより、
問題の発見、批評、分析、論述能力を研鑽し、
修士課程を深化させるかたちで、
各自の研究および表現の刺激となる
幅広い見識を得る。
(4単位)

比較芸術文化論特論
[インターネットを通じた遠隔地での受講が可能]

研究科目(3科目必修)

1年次「理論研究1」、
2年次「理論研究2」、
3年次「理論研究3」を履修。
論文指導を担当する教員の指導を受けながら、
博士論文執筆を進める。
(各4単位)

理論研究1~3

制作科目

博士論文執筆の過程から得られた
専門的知識を生かした作品の制作を行う。
制作を行うことにより論文の内容の充実を図り、
また、理論研究を進めることにより、
作品の強度を高める。

- 制作研究1~3
[修了要件には含まない]

博士論文 博士論文および作品
  • [学位取得]

    博士(芸術)
    または
    博士(学術)

  • [学位取得]

    博士(芸術)

博士課程学位審査について

各年次に1本の査読付論文を執筆し、本学が発行する研究論文集『大学院紀要』をはじめとした学術誌に掲載、もしくは学会で発表することが求められます。
3年次にはそれまでに執筆した3本の論文(研究成果)をベースとして、序文、結論を付加し1本の博士論文に整えます。
その後、論文審査と口頭試問による学位審査に臨みます。

これまでの論文題目

2022年度
  • POST/PHOTOGRAPHYの2020年代の展開を論考する
  • 古代日本庭園の底流にあるアニミズム的要素ー祭祀空間の造形と文化的営みからー
  • 「感覚変容」の映像表現研究 ―「感覚変容映像」の分類・分析とアニメーションによる拡張の可能性―
  • 釣竿に見る「用の美」―明治以降の六角竿、その興隆と衰退そして可能性―
  • 近代以降に発生した線状空間及びリニアパークについての研究 ―日米を中心としたその生成要因、類型、社会的影響について―
2021年度
  • 太田省吾研究-「述語の演劇」へのプロセス-
  • 現代日本に生きる人々の営みの記憶、行為の記憶のアーカイブとしての博物館展示研究
  • 沓脱の変遷と役割に関する研究―中世・近世における庭園と建築の関係を中心に-
  • 絹本における美人画の白肌と髪の生え際の表現と素材・技法に関する研究-上村松園を中心に-
  • ピクトグラムにおける対話性-インタラクティブ性をもつサインデザインの提案-
2015〜2020年度
  • 鏑木清方研究―日本画作品における線の表現を中心に―
  • 「知的障碍者の芸術と自己効力感」―特別支援学校での実践と評価―
  • 芸術体験としての「読書行為」における読者の役割―アーティスツ・ブックスとコスースの作品分析を中心とした考察―
  • 鳥山石燕の妖怪画に関する研究―造形の思考法と運用術をめぐって―
  • 茶の湯における七事式の研究—速水宗達を中心に—
  • 皇室庭園における「蓬莱」の展開と変遷に関する日中比較研究
  • 『都林泉名勝図会』における庭園描写の特徴
  • 縄文土器の環境と造形—「大川式土器」から縄文を紐解く—
  • 小津安二郎作品におけるムービングイメージと〈死の美学〉について
  • ペインティング自体とは何か—「アンフラオブジェ」としての絵画体
  • 鎌倉における観音浄土庭園成立に関する研究 ―その立地的特色と空間構成および思想背景について―
  • 近世初期の京釜研究―辻 与次郎を中心に
  • 内面性の行方 ―中国における奈良美智―
  • メンテナンスループという作品 ―制作者と受容者の持続的な共同制作―
  • 金瑩付考 ―基底材の違いがもたらす金表現効果の研究―
  • 近代黎明期茶道史の研究
  • 戦時下の陶磁器産業における製造、流通への考察 ―戦時統制と製品―
  • 戦時下の諷刺漫画におけるユーモア―近藤日出造と雑誌『漫画』―
  • 亜鉛結晶釉の結晶析出の多様化に関する研究
  • 朝鮮時代における漆器下地材料の変遷に関する研究
  • 上村松園における女性像表現の研究―《焔》を中心に
  • 多層色面による絵画空間構築 ―プッサンとセザンヌに見る方法論的系譜―
  • 現代日本の建築空間における「伝統性」のありかた ―伝統を継承する手法の研究― 他
  • 表具考-絵掛軸を中心に
  • 「遠州流」の成立と展開
  • 資本主義・神の想像物・信念のシステム ―不可知論的アニミズムのアプローチ―
  • 祭礼と音楽教育 ―「鞍馬の火祭」における音楽・音,音の風景を通して―
  • 写真の身体―イメージの現象論と現代日本写真
  • 福井良之助研究-油彩画から謄写版へ、そして油彩画へ
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