社会実装プロジェクト

企業や地域から “仕事” の依頼を受け、アートやデザインの力で応える。

 

社会実装プロジェクトとは?

商品開発からまちづくりまで、アート・デザインの分野のさまざまな仕事の依頼をプロジェクトとして受けます。
企業や自治体から年間100件以上の依頼が届き、仕事を通して学生自身が社会とつながる本学の名物プログラムです。

領域横断プロジェクト

所属する学科、コース、学年を問わず、内容や時期から仕事を選び参加が可能。学科の分野と異なる角度から制作やリサーチを行い、社会における芸術の役割や可能性をリアルに体験します。ビジネス視点が身につくことで、卒業後の進路にもつながります。
<領域横断プロジェクト例>

学科プロジェクト

専門分野の学びをさらに深め、社会で実践的に展開する力を身につけるプロジェクト。専門性を活かし、企業や自治体が抱える問題を解決します。「ニーズを捉え、課題を発見し、リサーチする」という流れを繰り返し、仕事の厳しさとやりがいを学びます。
<学科プロジェクト例>

アーティストプロジェクト

ウルトラファクトリーを使用し、国内外で活躍するアーティスト・デザイナーとともに作品を制作。学科やコースを問わず参加可能です。プロの現場で求められるレベルを知り、世界に届く作品が生まれる裏側のプロセスと厳しさを経験で学んでいきます。
<アーティストプロジェクト例>

領域横断プロジェクト例 
学科、コース、学年を問わずに参加可能。

UHA味覚糖×京都芸術大学
商品開発プロジェクト

e-maのど飴、ぷっちょで知られるUHA味覚糖と商品開発に取り組んだプロジェクト。「京都」「お土産としても買っていただける商品」をテーマに、京都の老舗漬物店「西利」の漬物を配合した「ぷっちょ しば漬味」の企画・デザインの策定を担当し、発売されました。

京都南座看板制作プロジェクト

歌舞伎発祥とされる京都南座。そこで行われる公演のために看板を制作するプロジェクト。横幅10メートルを超えるダイナミックな一文字看板は注目度抜群。京都市の景観条例に対する知識・経験を身につけながら、デザインスキルを磨きます。

華やかな看板で新年をお出迎え!― 京都・南座「一文字看板」制作プロジェクト(瓜生通信)

大阪富国生命ビル空間
プロデュースプロジェクト

大阪駅前にある大阪富国生命ビルのアトリウム空間「フコク生命(いのち)の森」をプロデュースするプロジェクト。夏には「巨大壁画」、冬には「立体オブジェ」を制作。芸大生ならではのアイデアや表現力を発揮し、多くの人が行き交う空間をアートで彩ります。

目に見えない、大切な人を想う気持ちをかたちに。― フコクアトリウム空間プロデュースプロジェクト(瓜生通信)

HAPii+
ホスピタルアートプロジェクト

病気や怪我の治療に励む子どもたち・ご家族・医療スタッフのための空間づくりに取り組むプロジェクト。図案構想、病院へのプレゼンテーション、作業計画の策定等を経て、アート・デザインの力がどのように貢献できるかを考えカタチにしていきます。

粟田大燈呂プロジェクト

京都東山の粟田神社で行われる「夜渡り神事」行列の色鮮やかな大燈呂を制作するプロジェクト。単なる制作だけでなく、神社や周辺地域の歴史・伝承等を調査、京都の歴史・芸術・文化を掘り下げ、モノづくりの真髄を学びます。

VIVAプロジェクト

季節を問わず楽しめる京都市内唯一の屋外スケートリンク VIVA SQUARE KYOTOでのプロモーション企画プロジェクト。イベント内容策定・ポスターデザイン・会場の空間デザイン等を手掛けます。今年は「人とのつながり」をテーマにイベントを企画し、開催しました。

GONZO
コラボカフェ & 特別企画展
プロジェクト

アニメーションスタジオGONZOと連携し、アニメ・ラストエグザイルシリーズからなる「コラボカフェ&特別企画展」を実施したプロジェクト。コラボカフェメニューの考案やオリジナルグッズの制作等を手掛け、SNSでも大きな反響を得るイベントとなりました。

京都伝統文化イノベーション
デザインプロジェクト
(KYOTOT5)

京都でしかできない体験と学びに出会えるプロジェクト。職人や老舗への訪問・インタビューを起点として新たなデザインを社会に提案します。「京都100年かるた」は100年以上続く老舗をかるたにしたもの。GOOD DESIGN賞2021受賞。

京都伝統文化イノベーション研究センター(KYOTOT5)

島根プロジェクト2021
in 美保関

松江市の地域交流・活性化に携わるプロジェクト。今年は美保関の歴史や町並みにふさわしい「くじら」をモチーフとしたねぶたを制作し「青石畳通りライトアップ」に合わせて設置しました。ものづくりを通して地域の歴史や文化を深く理解していきます。

学科プロジェクト例 
学科の専門性を活かし、仕事に取り組む。

SOU・SOU×季節を彩るてぬぐい(美術工芸学科)

人気テキスタイルブランドSOU・SOUとのコラボレーションで、てづくり手ぬぐいの制作と販売に挑むプロジェクト。日本の四季の移り変わりを表した七十二候をテーマに、パッケージングやネットショップの運営、SNSを活用した宣伝を行いました。

宇宙感動体験コンペティション(情報デザイン学科)

“宇宙視点” の思考で、バイアスフリーかつ複眼的な発想力を高めることを目的にソニーグループ株式会社協力のもと、本学科主催にてコンペティションを実施。多くのユニークな作品が集まり、新たなエンタテインメントの創出にチャレンジしました。

盲導犬ハーネス開発プロジェクト(プロダクトデザイン学科)

関西盲導犬協会、ランドセルで知られるセイバンと共に、3年に渡って盲導犬ハーネスの研究開発を行ったプロジェクト。盲導犬との行動や、ユーザーとの対話を通して試作・検証を繰り返し、実用的でデザイン性にも優れたハーネスが完成しました。

亀岡市役所 開かれたアトリエ(空間演出デザイン学科)

京都府亀岡市役所「開かれたアトリエ」で地域交流のためのイベントを企画するプロジェクト。今年は亀岡の竹を使い、空間や遊び道具を制作して、自然素材に親しむことや環境を考えることを伝えつつ、多くの子どもたちに楽しんでもらいました。

『CHAIN』映画製作プロジェクト(映画学科)

幕末の京都を舞台に、激動の時代を潜り抜けた武士と庶民の生き様を映し出した劇場公開映画『CHAIN/チェイン』を製作するプロジェクト。映画学科の学生たちが、プロフェッショナルのスタッフ・キャストと一体となって映画製作から宣伝まで取り組みました。

プレイ! シアター in Summer(こども芸術学科)

ロームシアター京都にて、子ども向けワークショップの企画・運営を行ったプロジェクト。コロナ禍により夏祭りの中止が余儀なくされている状況の中、夏らしさを体験してもらえるワークショップを企画。多くの子どもたちが参加しました。

アーティストプロジェクト例 
国内外で活躍するアーティスト、デザイナーのもとで、プロの現場を体験。

ウルトラファクトリー

木材から金属加工、樹脂造形まで扱う特殊工房。ライセンスを取得することで、全学科の学生が利用できる。
テクニカルスタッフが常駐し、技術的なサポートを受けながら制作を行えるうえ、第一線で活躍するアーティストが実際の仕事の現場としても活用。
プロとして世界で戦うために必要な姿勢や考え方、技術を間近で吸収することができる。

ULTRA × 劇団四季 
『キャッツ』美術製作プロジェクト

東京に新設された「キャッツ・シアター」の舞台美術の一部を劇団四季スタッフと共同製作するプロジェクト。劇団四季スタッフの直接指導のもとゴミのオブジェ約50点を制作、自らの手で劇場内に設置し、多くの観客の目に触れるまでの過程を経験しました。

新・美術館XYZプロジェクト

現代美術家ヤノベケンジとの協働から、技術や思想、戦略を実践的に体得するプロジェクト。大阪中之島美術館、大原美術館新児島館(仮称)と国内有数の新たな美術館の開館にあわせた作品制作、設営をとおして、大規模な美術館開幕の裏舞台に立ち会いました。

リモート・コントロール・エキジビション計画

「オタマトーン」など、ユニークなガジェットでアート&パフォーマンスを展開する「明和電機」によるプロジェクト。中国での大型展覧会のために、作家が現地に行かなくても「リモート」で開催できる展覧会パッケージの制作を行いました。

淀川テクニック!プロジェクト

様々な場所に出向き現地のゴミを用いた作品を制作したり、ワークショップを行うなど、全国的に活動を繰り広げる淀川テクニックの柴田英昭によるプロジェクト。マスキングテープ工場から出る廃材を材料にカラフルなマスキングテープの象を制作しました。

やなぎみわ演劇プロジェクト

美術作家でありながら、演劇の世界でも活躍するやなぎみわによるプロジェクト。台湾オペラと呼ばれる歌仔戯とのコラボレーション作品として、衣裳や宣材撮影、演出実験などに携わった《アフロディーテ ~阿婆蘭(アポーラン)~》が台湾・高雄で上演されました。

COLORFUL LAB.

東京・原宿を拠点とし、一貫した独特な色彩感覚からアート、ファッション、エンターテインメントを横断する増田セバスチャンが実施するプロジェクト。世界に広がる「Kawaii文化」をリサーチし、展覧会で発表、展覧会限定グッズの企画・制作も行いました。

新・用の美プロジェクト

デザイナー、美術家、研究者ら、異なる分野の4名のクリエイターをディレクターに、新しい時代の「用の美」を研究、提案するプロジェクト。「民藝」や、デジタル時代の工芸などをリサーチし、ワコールスタディホール京都で「新・用の美展」を開催しました。