展示・イベント

2016.08.26

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  • 近畿圏

KYOTO EXPERIMENT 京都国際舞台芸術祭 2016 AUTUMN 公式プログラム

水の駅

2016. 11/12 (土)

2016. 11/13 (日)

各日16:00開演

瓜生山キャンパス 京都芸術劇場 春秋座 特設客席

MAP

現代インドから太田省吾へ、沈黙劇の可能性を問いかける

『水の駅』は、京都造形芸術大学映像・舞台芸術学科(現・舞台芸術学科)学科長であり
京都芸術劇場および本研究センターの設立に深く関わった、故・太田省吾が作・演出を手がけた作品です。
没後10年にあたる今年、氏の代表作である『水の駅』を春秋座にて上演。
演出は、インドで演出家およびケーララ州国際演劇祭フェスティバルディレクターとして活躍し、
国内外からその活動に注目をあつめている、シャンカル・ヴェンカテーシュワラン。
時を越え、太田省吾作品の普遍性を改めて見いだす。

2007年に亡くなった演出家、劇作家の太田省吾による「沈黙劇」は、没後10年を前に注目が高まりつつある。
一切のセリフを廃し、極端に遅い動作を役者に課す沈黙劇は、社会的属性を剥ぎ取られた原初の人間を浮かび上がらせ、
見る者に永遠につづく時間、超越的な宇宙に触れる契機を与える。
世代の離れた日本の若手から海外の演出家まで、沈黙劇の新たな舞台化の試みが続いている。

シャンカル・ヴェンカテーシュワランは、
「ケーララ州国際演劇祭」の芸術監督にして、インド最注目の演出家。彼が2011年に取り組んだ作品が、太田の代表作『水の駅』だった。
舞台上にぽつりと設けられた水飲み場。蛇口から細く流れ続けるひと筋の水。この「水の駅」をさまざまな人が訪れ、去っていく…。
ごくシンプルなこの設定に、多民族、多言語国家のインド全土から集められた役者が対峙する本作は、
これまで日本でつくられてきた沈黙劇とはまったく違った意味を帯びるだろう。
太田省吾への21世紀インドからの新たなレスポンスとして、沈黙劇の可能性を問いかける。

Photos by Shoeb Mashadi
費用 <前売価格>一般3000円/学生・ユース・シニア(65歳以上)2500円/高校生以下1000円
定員 各回200名
申込方法 京都芸術劇場チケットセンター
主催 京都国際舞台芸術祭実行委員会
お問合せ 京都芸術劇場チケットセンター075-791-8240
URL http://k-pac.org/?p=1199
http://kyoto-ex.jp/2016-autumn/program/sankar-venkateswaran/
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