展示・イベント

2018.12.06

  • 映像・舞台
  • 近畿圏

CIRCULATION KYOTO 劇場編

2018. 11/21 (水)

2019. 03/24 (日)

京都市東部文化会館、京都市呉竹文化センター、京都市西文化会館ウエスティ、京都市北文化会館、京都市右京ふれあい文化会館

まちが「劇場」をつくる、「劇場」がまちを象る。
文化会館を巡りながら京都のまちを体感する4カ月!
5組のアーティストが京都の中心部を囲む
5つの地域(山科区・伏見区・西京区・北区・右京区)を出発点に創作し、
新作の舞台作品を連続して発表
古代西洋で誕生した劇場は、人々の生活や政治と密接に関わり、それらを映し出し考える広場としてありました。では現代において、劇場が地域社会とつながり、関わりながら機能するとはどのようなことでしょうか。ロームシアター京都がこの命題に取り組むために昨年度より始めたシリーズが「地域の課題を考えるプラットフォーム」です。
京都市内の5つの文化会館とロームシアター京都が昨年度より連携して開催する「CIRCULATION KYOTO」は、「地域の課題を考えるプラットフォーム」の一貫として、京都市の中心部を囲むように点在する5つの文化会館を線でつなぎ、芸術文化の視点から京都という都市を見つめ直すプロジェクトです。新進気鋭の5組のアーティストが各文化会館の位置する地域を出発点に新作を発表、独自の切り口と方法論で都市・京都の断片を象っていきます。また今回の試みの一つとして、全演目にドラマトゥルクと上演における地域社会との関わりを考察する地域ドラマトゥルクが参画し、アーティストの創作に併走しながら作品と社会の関わり方の可能性を拡げていきます。
観客は、4か月にわたって発表される5つの上演を巡ることで京都という都市の見え方、そして自身が生きる場所との関わりを見つめ直す機会となるでしょう。


【村川拓也『ムーンライト』 演劇】
2018年12月15日[土] 18:00開演、16日[日] 15:00開演 ※開場は開演30分前を予定
会場|京都市西文化会館ウエスティ ホール
ホールに鳴り響く、ピアノの音。
そこから漏れ出る、記憶と現在。
1人のキャストとその日の観客から1人を舞台上に招き、介護する/されることを舞台上に再現した『ツァイトゲーバー』、事前に村川から送られてきた手紙(指示書)に沿って舞台上の出演者が動く『エヴェレットゴーストラインズ』など、ドキュメンタリーの手法を用いながら表現の前提を揺さぶり、同時に生のリアルを追求する村川拓也。今回村川がリサーチの過程で注目したのは、文化会館で数多く開催される「ピアノ発表会」。そこに耳を澄まし目を凝らした先に聴こえてくる小さな物語。人生と音楽が交わる「劇場」で、わたしたちが目撃するものとは。
構成・演出|村川拓也 
ドラマトゥルク|林立騎 
舞台監督|浜村修司
照明|葭田野浩介
音響|小早川保隆
制作|清水翼
演出補佐|長澤慶太
地域ドラマトゥルク|杉本奈月、田中愛美

【相模友士郎『LOVE SONGS』 演劇】
2019年1月12日[土] 18:00開演、13日[日] 15:00開演 ※開場は開演30分前を予定
会場|京都市東部文化会館 ホール
観客のまなざしが、
不在の「あなた」を呼び起こす無人劇
70歳以上の伊丹の高齢者たちと制作した『DRAMATHOLOGY/ドラマソロジー』(2009年)で鮮烈なデビューを果たし、その後も様々なコミュニティに入り込みながら創作を続け、劇場で「見る」体験の再構築に挑む相模友士郎。一人暮らし、公団、川、歌、植物、庭・・・様々なものを足がかりにしながら今回相模が構想するのは、誰もいない舞台。だが、やがて劇場からは縁遠いらしい、なにかの声が聴こえてくる。相模が山科で実際に生活しながら得た「語り」を劇場に召喚し、劇場空間を満たすとき、わたしたちは何を、そして誰を想像するだろうか。
構成・演出|相模友士郎 
ドラマトゥルク|細馬宏通(滋賀県立大学教授)
舞台監督|夏目雅也
照明|高原文江
音響|西川文章
演出補佐|山田咲 
制作|清水翼
地域ドラマトゥルク|上原由佳、藤沢重徳、皆川由起

【きたまり『あたご』 ダンス】
2019年3月23日[土] 18:00開演、24日[日] 15:00開演 ※開場は開演30分前を予定
会場|京都市右京ふれあい文化会館 ホール
山と生活、人々の祈り。
愛宕山へ捧げる、奉納の舞
近年グスタフ・マーラーの交響曲全10曲を振付するプロジェクトを開始し、同プロジェクト2作目『夜の歌』で文化庁芸術祭新人賞(2016年度)を受賞するなど、旺盛な活動が続く振付家、ダンサーのきたまり。今回彼女は、右京区の北西部にそびえる愛宕山に着目し、古(いにしえ)より信仰の対象として深く根付いた山への祈り、生活文化への影響、狂言、舞、落語、和歌などに多数登場する愛宕山と芸能との関わりなどをリサーチ。「愛宕山への月詣が一番の訓練になる」と山との身体的対話を経て、現代における奉納の舞として、新作舞踊を創作する。
振付・演出|きたまり 
ドラマトゥルク|木ノ下裕一、武田力
出演|斉藤綾子、益田さち、野村香子
演奏|嵯峨大念佛狂言保存会
舞台監督|浜村修司
照明|吉本有輝子
音響|佐藤武紀
衣裳|大野知英
制作|山﨑佳奈子
地域ドラマトゥルク|中智紀


ロームシアター京都×京都市文化会館5館連携事業
CIRCULATION KYOTO 劇場編
会期|2018年12月1日[土]〜 2019年3月24日[日]
会場|京都市東部文化会館、京都市呉竹文化センター、京都市西文化会館ウエスティ、京都市北文化会館、京都市右京ふれあい文化会館
チケット一般発売開始|2018年10月13日[土]



主催|公益財団法人京都市音楽芸術文化振興財団(ロームシアター京都、京都市東部文化会館、京都市呉竹文化センター、京都市西文化会館ウエスティ、京都市北文化会館、京都市右京ふれあい文化会館)、京都市
企画製作|ロームシアター京都
助成|一般財団法人地域創造
平成30年度文化庁文化芸術創造拠点形成事業

※HPより一部抜粋
費用 http://circulation-kyoto.com/ticket
定員
申込方法 http://circulation-kyoto.com/ticket
主催 公益財団法人京都市音楽芸術文化振興財団(ロームシアター京都、京都市東部文化会館、京都市呉竹文化センター、京都市西文化会館ウエスティ、京都市北文化会館、京都市右京ふれあい文化会館)、京都市
お問合せ http://circulation-kyoto.com/
URL http://circulation-kyoto.com/
関連卒業生 高原文江・葭田野浩介(映像・舞台芸術学科2003年度卒業)村川拓也(映像・舞台芸術学科2004年度卒業)きたまり(映像・舞台芸術学科2005年度卒業)相模友士郎(映像・舞台芸術学科2006年度卒業)木ノ下裕一(映像・舞台芸術学科2007年度卒業)
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