展示・イベント

2019.11.30

  • 展覧会
  • 近畿圏

芸術館秋季特別展 平成と縄文のあいだ

2019. 11/28 (木)

2019. 12/24 (火)

10:00

17:00

日曜休館

瓜生山キャンパス 芸術館

MAP
京都造形芸術大学芸術館は、同大学天心館アネックスから2011年に現在の場所へと移転、整った展示空間と収蔵庫を擁する本格的な大学附属ミュージアムとして活動を展開しています。縄文土器、シルクロードの工芸品、浮世絵、伏見人形といった大学の主要なコレクションを順次展示するとともに、それらと同時代の美術作家の表現をコラボレートする企画展を継続してきました。
今季特別展も、アーティスト・芸術館・大学/学生・コレクションのさらなる可能性を見出す試みとして開催するものです。
今回の展示では、”平成と縄文のあいだ”と題して、縄文土器をはじめとした当館のコレクションと、山本高之自身が所蔵する様々なコレクションとの対話、また本学の学生との対話を試みます。
「コレクション」という行為の個人性や普遍性、時代性や反復性が、作家のユニークな眼差しの中で解きほぐされ、愛情と驚きを伴った展覧会となるでしょう。

ー山本高之氏コメントー
かのビックバンでこの宇宙が、時間が始まって、太陽から飛び出したたくさんの星の1つに海ができて生命が生まれ、いろいろあって僕らの祖先が粘土で素焼きしてなんか作ったやつ、それが縄文土器。
それからまたいろいろあって、かのトッド=マクファーレンが自分で描いたコミックをもとにフィギアを作って発売したのがスポーン。
1994年、平成6年のことだ。当時20歳の私は、無駄に成功に作られたこの奇妙なオモチャを熱狂的に集めていた。
オモチャは素晴らしい。特にその何の役にも立たないところが。
毎週のように街中のオモチャ屋に通い詰め、何分の1かで混入しているというレアな品物を探しまわったものだ。
スポーンのフィギアはシリーズを重ねるごとに「リアルさ」に磨きがかかり、本当によくできた工芸品のようになっていった。
それと反比例するようにバイトで稼いだお金を全てつぎ込むほどだった私の中の熱は冷め、フィギアの押しこまれた沢山の段ボール箱は、実家自室の限られた空間をまるでテトリスの長い棒を持っていて失敗した時のように占領し続けてきた。
時は降り、令和元年が終わろうとする晩秋に、私はここ芸術館の様々なコレクションに出会い、ふと私の収集してきたモノたちのことを思い出したのだった。

‐関連企画‐
アーティストトーク
【日程】12月10日(火)
【時間】14:50~16:10
【会場】芸術館
【登壇/進行】山本高之/毛利義嗣(本展企画・芸術館館長)
費用 無料
定員 なし
申込方法 なし
主催 芸術館
お問合せ 075-791-9132
URL http://geijutsu-kan.com/
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