2023.11.21
- 展覧会
- 近畿圏
DOUBLE ANNUAL2024【瓢箪から駒ーちぐはぐさの創造性ー】 プレビュー展
英題:A Horse from a Gourd: The Creativity of Incongruity
2023. 12/01 (金)
2023. 12/10 (日)
10:00
18:00
瓜生山キャンパス ギャルリ・オーブ
公開講評会 2023年12月2日(土)14:00開始 入場無料
講評者:片岡真実/金澤韻/服部浩之
出展作家
・張京京 ZHANG JINGJING(大学院 芸術専攻 映像メディア)修士1年
・趙彤陽 ZHAO TONGYANG(大学院 芸術専攻 写真・映像)修士2年
・住谷文兵 SUMITANI Bumpei(美術工芸学科 写真・映像コース)2年
・川口源太 KAWAGUCHI Genta(環境デザイン学科)3年
・山下龍二 YAMASHITA Ryuji(tachiwo.design.lab)(大学院 建築・環境デザイン領域)修士1年/協力:大塚崚太郎 OTSUKA Ryotaro
アート・メディエーター
パブリシティ班
・荒木桃香 Araki Momoka(京都芸術大学 情報デザイン学科 クロステックデザインコース)4年生
・島田芽依 Shimada Mei(京都芸術大学 アートプロデュース学科)3年生
・松本妃加 Matsumoto Himeka(東北芸術工科大学 文化財保存修復学科)2年生
・山口楓生 Yamaguchi Fu(京都芸術大学 文芸表現学科)3年生
マネジメント班
・清原緋蕗 Kiyohara Hiiro(京都芸術大学 美術工芸学科 油画コース)2年生
・黄宇曦 Huang Yuxi(京都芸術大学大学院 芸術専攻 グローバル・ゼミ)修士2年
・田英凡 Tian Yingfan (京都芸術大学大学院 芸術専攻 グローバル・ゼミ)修士1年
・山根唯 Yamane Yui(東北芸術工科大学 文化財保存修復学科)1年生
アート・メディエーターとは
美術展をつくる一連のプロセスの一部を担うスタッフ。作家と深く関わり、展覧会ができるまでの活動を記録し、テクストを書き、広く世界に届けていくこと等を行います。様々な専門を持つ作家たちや世界的に活躍するキュレーターに寄り添いながら、展覧会を一緒に作り上げていきます。
DOUBLE ANNUAL とは
「DOUBLE ANNUAL」は京都芸術大学ならびに東北芸術工科大学の全学部生と院生を対象とした学生選抜展です。京都芸術大学は2017年度より、学生選抜展に第一線で活躍するキュレーターを招聘し、キュレーターの提示したテーマに応答する形で、キュレーターから制作指導を受けながら展覧会をつくり上げる実践的な芸術教育プログラムに挑戦してきました。昨年より姉妹校である東北芸術工科大学からも学生選抜を行うプロジェクトへと発展させ、京都と山形という二つの異なる地点から、芸術教育のあり方を問い直し「アートになにができるのか」問いかけています。
そして「DOUBLE ANNUAL」の大きな特徴の一つは、国立新美術館での展覧会前に両大学それぞれでプレビュー展(中間発表)の機会を約2か月前に設けていること。国立新美術館での展示の前段階で、キュレーターから作品や展示方法について直接指導を受け対話することで、作家がさらに改良や改善を重ねることができ、芸術教育としても非常に教育的効果の高い展覧会の構成となっています。
展覧会概要 瓢箪から駒ーちぐはぐさの創造性ー
ごあいさつ
本展は京都芸術大学と東北芸術工科大学の学内選抜展「瓢箪から駒」のプレビュー展です。
Double Annual では毎回テーマを設定し、両校の学生から作品プランを募集します。今回の募集テーマは「問い合わせ中」でした。コロナ禍を経て世界全体が次のフェーズを模索する中で、私たちの心理状態やそこに起こるアクションを念頭に置いたワードです。このキーワードに応答するかたちで、問いかけそのものに重きを置き、確たる答えを求めないオープンな姿勢の作品プランが多く寄せられました。
1次の書類選考、2次の面接を突破して最終的に選ばれた10人は、応募時のプランをディレクター陣と対話しながら発展させていきます。その中で、興味深いことに「容れ物」のイメージが浮かんできました。意識と体、自分自身と社会、空いている土地、などなど。中身と容れ物の用途やサイズは合っておらず、そこには常に大小の疑問が生じます。
時代が動く時、既存の枠組みや、慣れ親しんだ感覚などに違和を感じ始め、それはやがて無視することのできない大きなギャップになるということは、ありえることでしょう。その初期微動を、アーティストたちは敏感に感じ取っていると言えます。
またいっぽうで、今回の参加作家たちは、それら中身と容れ物が合っていない「ちぐはぐ」な状況を、必ずしもネガティブに捉えてはいません。ちぐはぐさ、つまり距離やギャップを無理に埋めようとはしなくとも、遠いどこかや誰かに何らかの呼びかけをしているようにも見えます。両義的な私たち自身を逆照射したり、あるいはその状況からクリエイティブで新しいヴィジョンを導き出そうともします。
問いと答えはいつもダイレクトに繋がっているわけではないはずです。時には、「瓢箪から駒」のように、思ってもみなかった面白い何かが飛び出してくることもあるのではないでしょうか。
講評者:片岡真実/金澤韻/服部浩之
出展作家
・張京京 ZHANG JINGJING(大学院 芸術専攻 映像メディア)修士1年
・趙彤陽 ZHAO TONGYANG(大学院 芸術専攻 写真・映像)修士2年
・住谷文兵 SUMITANI Bumpei(美術工芸学科 写真・映像コース)2年
・川口源太 KAWAGUCHI Genta(環境デザイン学科)3年
・山下龍二 YAMASHITA Ryuji(tachiwo.design.lab)(大学院 建築・環境デザイン領域)修士1年/協力:大塚崚太郎 OTSUKA Ryotaro
アート・メディエーター
パブリシティ班
・荒木桃香 Araki Momoka(京都芸術大学 情報デザイン学科 クロステックデザインコース)4年生
・島田芽依 Shimada Mei(京都芸術大学 アートプロデュース学科)3年生
・松本妃加 Matsumoto Himeka(東北芸術工科大学 文化財保存修復学科)2年生
・山口楓生 Yamaguchi Fu(京都芸術大学 文芸表現学科)3年生
マネジメント班
・清原緋蕗 Kiyohara Hiiro(京都芸術大学 美術工芸学科 油画コース)2年生
・黄宇曦 Huang Yuxi(京都芸術大学大学院 芸術専攻 グローバル・ゼミ)修士2年
・田英凡 Tian Yingfan (京都芸術大学大学院 芸術専攻 グローバル・ゼミ)修士1年
・山根唯 Yamane Yui(東北芸術工科大学 文化財保存修復学科)1年生
アート・メディエーターとは
美術展をつくる一連のプロセスの一部を担うスタッフ。作家と深く関わり、展覧会ができるまでの活動を記録し、テクストを書き、広く世界に届けていくこと等を行います。様々な専門を持つ作家たちや世界的に活躍するキュレーターに寄り添いながら、展覧会を一緒に作り上げていきます。
DOUBLE ANNUAL とは
「DOUBLE ANNUAL」は京都芸術大学ならびに東北芸術工科大学の全学部生と院生を対象とした学生選抜展です。京都芸術大学は2017年度より、学生選抜展に第一線で活躍するキュレーターを招聘し、キュレーターの提示したテーマに応答する形で、キュレーターから制作指導を受けながら展覧会をつくり上げる実践的な芸術教育プログラムに挑戦してきました。昨年より姉妹校である東北芸術工科大学からも学生選抜を行うプロジェクトへと発展させ、京都と山形という二つの異なる地点から、芸術教育のあり方を問い直し「アートになにができるのか」問いかけています。
そして「DOUBLE ANNUAL」の大きな特徴の一つは、国立新美術館での展覧会前に両大学それぞれでプレビュー展(中間発表)の機会を約2か月前に設けていること。国立新美術館での展示の前段階で、キュレーターから作品や展示方法について直接指導を受け対話することで、作家がさらに改良や改善を重ねることができ、芸術教育としても非常に教育的効果の高い展覧会の構成となっています。
展覧会概要 瓢箪から駒ーちぐはぐさの創造性ー
ごあいさつ
本展は京都芸術大学と東北芸術工科大学の学内選抜展「瓢箪から駒」のプレビュー展です。
Double Annual では毎回テーマを設定し、両校の学生から作品プランを募集します。今回の募集テーマは「問い合わせ中」でした。コロナ禍を経て世界全体が次のフェーズを模索する中で、私たちの心理状態やそこに起こるアクションを念頭に置いたワードです。このキーワードに応答するかたちで、問いかけそのものに重きを置き、確たる答えを求めないオープンな姿勢の作品プランが多く寄せられました。
1次の書類選考、2次の面接を突破して最終的に選ばれた10人は、応募時のプランをディレクター陣と対話しながら発展させていきます。その中で、興味深いことに「容れ物」のイメージが浮かんできました。意識と体、自分自身と社会、空いている土地、などなど。中身と容れ物の用途やサイズは合っておらず、そこには常に大小の疑問が生じます。
時代が動く時、既存の枠組みや、慣れ親しんだ感覚などに違和を感じ始め、それはやがて無視することのできない大きなギャップになるということは、ありえることでしょう。その初期微動を、アーティストたちは敏感に感じ取っていると言えます。
またいっぽうで、今回の参加作家たちは、それら中身と容れ物が合っていない「ちぐはぐ」な状況を、必ずしもネガティブに捉えてはいません。ちぐはぐさ、つまり距離やギャップを無理に埋めようとはしなくとも、遠いどこかや誰かに何らかの呼びかけをしているようにも見えます。両義的な私たち自身を逆照射したり、あるいはその状況からクリエイティブで新しいヴィジョンを導き出そうともします。
問いと答えはいつもダイレクトに繋がっているわけではないはずです。時には、「瓢箪から駒」のように、思ってもみなかった面白い何かが飛び出してくることもあるのではないでしょうか。
費用 | 無料 |
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