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2025.03.17

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シリーズ「花鳥風月」・オンライン講座

【講座】「『鳳凰』を読み解く―絵画と工芸」

2025. 06/28 (土)

会場での受講(見逃し配信付)のほかにオンデマンド配信あり  ※期間中は繰り返し御覧いただけます

Zoomウェビナーを使用したオンライン講座(全国どこからでも視聴可能)

【吉兆・瑞祥文「鳳凰」に込められた意味は?・・・】

 工芸(漆器や染織)・絵画など日本人が育んできた「鳳凰」の美術を通観しつつ、鳳凰に込められた人々の想いと意味を読み解く講座です。

 おめでたい吉兆をあらわす瑞祥文として、いにしえの時代から貴ばれる「鳳凰」の意匠。日本では飛鳥時代の頃から、美術・工芸のモテイーフとして繰り返し表わされてきました。日本を代表する伝統芸能「歌舞伎」の興行を行う歌舞伎座(東京都中央区)の座紋は、法隆寺旧蔵の重要文化財「鳳凰円文螺鈿唐櫃」(平安時代、12世紀、東京国立博物館蔵)から採られたことがよく知られています。
 江戸時代19世紀の友禅染には、実に見事な鳳凰の姿があらわされ、歌舞伎座では、紫地に白抜きで表わされた鳳凰丸紋が人々の訪れを寿ぎます。
 
 縁起のよい兆しである「鳳凰」の意匠を日本美術のなかに辿りながら、みなさんの生活に幸せが訪れるよう楽しいひとときをご一緒しましょう。
 
 ぜひ、あなたの日常にも吉兆の「鳳凰」を取り入れてみませんか。(講師・記)


〇講師略歴
児玉絵里子(こだま・えりこ)
京都芸術大学芸術学部芸術教養センター専任講師 博士(文学、早稲田大学)
東京国立博物館学芸部工芸課染織室非常勤職員、財団法人海洋博覧会記念公園管理財団学芸員・一般財団法人沖縄美ら海財団学芸員、ドナルド・キーン・センター柏崎学芸員などを経て現職。
プロフィールはこちら→https://www.kyoto-art.ac.jp/info/teacher/detail/23004


【参考図書】2024年8月20日刊行『伝統芸能と民俗芸能のイコノグラフィー〈図像学〉』(錦正社)
(※琉球新報2024年10月20日書評掲載、読売新聞10月17日著者インタビュー記事掲載、ほか複数のメディアで紹介 )。

 図書詳細:
 『初期歌舞伎・琉球宮廷舞踊の系譜考』➀https://kinseisha.jp/book/0146-2/
 『伝統芸能と民俗芸能のイコノグラフィー〈図像学〉』②https://kinseisha.jp/book/0154-2/
 画像:萌黄縮緬地鳳凰桐模様 夜着 江戸時代19世紀 友禅染 東京国立博物館蔵(野口眞造氏寄贈)
 〈画像出典:ColBase(https://colbase.nich.go.jp/ )※部分画像は講師がトリミング〉
費用 受講料 朝日カルチャーセンター会員3,300円/ 一般3,850円
定員
申込方法 ①朝日カルチャーセンターHP(講座WEBページ)②お電話03-3344-1941(月~土 10:30~18:30) ③窓口(月~土 9:30~18:00)
主催 朝日カルチャーセンター新宿教室
お問合せ 朝日カルチャーセンター新宿教室 (代表)03-3344-1941 (月~土 10:30~18:30)
URL https://www.asahiculture.com/asahiculture/asp-webapp/web/WWebKozaShosaiNyuryoku.do?kozaId=7750092
https://www.asahiculture.com/asahiculture/wp/school/shinjuku/access
関連教員 児玉 絵里子
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