2015.12.09
- 展覧会
- 近畿圏
アートコンペティション展ULTRA AWARD2015
ポスト・インターネット・アート -新しいマテリアリティ、メディアリティ
2015. 12/10 (木)
2015. 12/20 (日)
10:00
18:00
瓜生山キャンパス ギャルリ・オーブ
京都市左京区北白川瓜生山2-116
MAP
京都造形芸術大学(京都市左京区/学長 尾池 和夫)では、東京都現代美術館チーフキュレーターの長谷川祐子氏のキュレーションによる展覧会「ポスト・インターネット・アート -新しいマテリアリティ、メディアリティ」が、2015年12月10日(木)より12月20日(日)まで、同大学内ギャラリーのギャルリ・オーブで開催されます。
この企画は、学内共通工房「ウルトラファクトリー」が、世界で活躍できるアーティストの発掘、育成を目的として、在学生・卒業生を対象に2010年より実施するアートコンペティション展ULTRA AWARDとして行われるもの。6年目を迎える今年は、ヴァージョンアップした特別編として、これまで同展の審査員を担当していた長谷川祐子氏に本格的なキュレーションを依頼し、キュレーションについての授業や選考のプレゼンテーション、出品作家へのチュートリアルを全て学生に公開しながら、展覧会をつくりあげています。
今回長谷川祐子氏が掲げたテーマは、「Post-Internet Art」。6月に同テーマで行われた公開授業では、①サベーランス、②データマイニング、③ネットワーク中のフィジカリティ、④ポストヒューマンの身体性、⑤ケタはずれの量の情報拡散、⑥オープンソースの6つの切口から現代を紐解き、アートコンペティション対象となる在学生と卒業後2年までの卒業生ら41名がこの授業を受けた上で応募。書類審査を経て残った19名が、8月30日に開催された公開プレゼンテーションにチャレンジし、最終的に14名が出品作家として選ばれました。選ばれた14名は、ウルトラファクトリーなどを制作現場にしながら、同工房のディレクターで現代美術家のヤノベケンジ教授による技術的なバックアップの下、長谷川祐子氏による公開チュートリアルを重ねながら、12月の展覧会までに最終的な作品に仕上げます。
今回選ばれた13名1チームは、物心ついた時にはケータイが日常にあった「デジタルネイティブ第二世代」と呼ばれる86世代から、マルチデバイスを縦横無尽に使いこなす「ネオデジタルネイティブ世代」の96世代。長谷川祐子氏のキュレーションの下、Post-Internet Artの文脈の中でこの世代の表現の中からあぶり出てくるものがどのようなものになるのかも、今回の展覧会の見所のひとつです。
長谷川祐子氏の専門は、近・現代美術、および美術館、キュレイトリアルにかかわる歴史、理論研究。京都大学法学部、東京芸術大学大学院美術研究科修士課程修了。現在、東京都現代美術館(MOT)チーフ・キュレーター。多摩美術大学芸術学科教授。水戸芸術館、ホイットニー美術館客員キュレーター、世田谷美術館勤務のあと、金沢21世紀美術館を立ち上げ、2006年より現職。第7回イスタンブール・ビエンナーレ「エゴフーガル」総合コミッショナー(2001年)、第12回ヴェネツィア建築ビエンナーレ「人々が建築の中で出会うとき」アーティスティック・アドバイザー(2010年)、第11回シャルジャ・ビエンナーレ《新たな文化地図をもとめて》キュレーター(2013年)等多くの海外展を企画。近年の国内展覧会として「ガブリエルオロスコ」(2015年/MOT)、オスカー・ニーマイヤー展(2015年/MOT)など。主な著書に、『Modern Women: Women Artists at the Museum of Modern Art, pp334-351』(MoMa, New York)、『「なぜ?」から始める現代アート』(NHK出版新書)、『キュレーション 知と感性を揺さぶる力』(集英社)ほか。上海ロックバンド美術館およびシンガポール現代アートセンター諮問委員。美術評論家連盟会員。
「ULTRA AWARD 2015」の会期は、2015年12月10日(木)から12月20日(日)まで。会期中無休。開廊時間は午前10時から午後6時まで。入場無料。なお、会期中の12月19日(土)の午後2時より、長谷川祐子氏をはじめ、批評家の浅田彰教授、インディペンデント・キュレーターの遠藤水城氏、編集者・クリエイティブディレクターの後藤繁雄教授、現代美術家の椿昇教授、彫刻家の名和晃平教授、現代美術家のやなぎみわ教授らによる公開審査会および「最優秀賞」の発表が行われます。また、会期最終日の12月20日(日)午後6時より、K-BOMB, Madegg, Duenn, Down Geometryをゲストに、イベント作品で出品する片山達貴さん(同大学美術工芸学科2年生)によるクロージングイベント:片山達貴の作品となる音楽フェス《CYPHER02》が開催されます。お問合せは、京都造形芸術大学ウルトラファクトリー(Tel: 075-791-8482)まで。
会 期: 2015年12月10日(木)~12月20日(日)
開催時間: 10:00~18:00
会 場: 京都造形芸術大学 ギャルリ・オーブ<京都府京都市左京区北白川瓜生山2-116>
キュレーター: 長谷川 祐子(東京都現代美術館 チーフキュレーター)
出品作家:
◆ 諫山 元貴(2008年度美術工芸学科総合造形コース卒業)<1987年生>
◆ 板木 綾花(2012年度情報デザイン学科先端アートコース卒業)<1989年生>
◆ 大島 真悟(2010年度大学院芸術表現専攻修了)<1985年生>
◆ 片山 達貴(美術工芸学科現代美術写真コース2回生)<1991年生>
◆ 川村 夢(美術工芸学科総合造形コース4回生)<1994年生>
◆ 小中 寛顕(2014年度美術工芸学科日本画コース卒業)<1993年生>
◆ ジダーノワ・アリーナ(2014年度情報デザイン学科映像メディアコース卒業)<1992年生>
◆ ジョン・ピロン(大学院映画領域専攻1回生)<1973年生>
◆ 田村 琢郎(美術工芸学科総合造形コース4回生)<1989年生>
◆ 虎岩 慧(美術工芸学科現代美術コース4回生)<1990年生>/日惠野 真生(東京藝術大学絵画科日本画専攻卒業<1991年生>
◆ 中川 薫(美術工芸学科総合造形コース4回生)<1993年生>
◆ 前谷 開(2012年度大学院芸術表現専攻修了)<1988年生>
◆ 村上 美樹(美術工芸学科総合造形コース3回生)<1994年生>
◆ 守屋 友樹(2011年度大学院芸術表現専攻修了)<1987年生>
主 催: 京都造形芸術大学 ウルトラファクトリー
入 場 料: 無料
お問合せ: 京都造形芸術大学 ウルトラファクトリー(TEL : 075-791-8482)
<関連イベント>
【公開審査会】
日 時: 2015年12月19日(土)14:00~
会 場: 京都造形芸術大学 ギャルリ・オーブ<京都府京都市左京区北白川瓜生山2-116>
キュレーター:
◆長谷川 祐子(東京都現代美術館 チーフキュレーター)
制作指導:
◆ヤノベケンジ(現代美術家、京都造形芸術大学 教授、ウルトラファクトリー ディレクター)
審 査:
◆浅田彰(批評家、京都造形芸術大学 教授)
◆遠藤水城(インディペンデント・キュレーター)
◆後藤繁雄(編集者・クリエイティブディレクター、京都造形芸術大学 教授)
◆椿 昇(現代美術家、京都造形芸術大学 教授)
◆名和晃平(彫刻家、京都造形芸術大学 教授)
◆やなぎみわ(美術作家・演出家、京都造形芸術大学 教授)
【クロージングイベント:片山 達貴の作品となる音楽フェス《CYPHER02》】
日 時: 2015年12月20日(日)18:00~
会 場: 京都造形芸術大学 ギャルリ・オーブ<京都府京都市左京区北白川瓜生山2-116>
ゲ ス ト: K-BOMB, Madegg, Duenn, Down Geometry
参 加 費: 1,000円
申 込: 不要
この企画は、学内共通工房「ウルトラファクトリー」が、世界で活躍できるアーティストの発掘、育成を目的として、在学生・卒業生を対象に2010年より実施するアートコンペティション展ULTRA AWARDとして行われるもの。6年目を迎える今年は、ヴァージョンアップした特別編として、これまで同展の審査員を担当していた長谷川祐子氏に本格的なキュレーションを依頼し、キュレーションについての授業や選考のプレゼンテーション、出品作家へのチュートリアルを全て学生に公開しながら、展覧会をつくりあげています。
今回長谷川祐子氏が掲げたテーマは、「Post-Internet Art」。6月に同テーマで行われた公開授業では、①サベーランス、②データマイニング、③ネットワーク中のフィジカリティ、④ポストヒューマンの身体性、⑤ケタはずれの量の情報拡散、⑥オープンソースの6つの切口から現代を紐解き、アートコンペティション対象となる在学生と卒業後2年までの卒業生ら41名がこの授業を受けた上で応募。書類審査を経て残った19名が、8月30日に開催された公開プレゼンテーションにチャレンジし、最終的に14名が出品作家として選ばれました。選ばれた14名は、ウルトラファクトリーなどを制作現場にしながら、同工房のディレクターで現代美術家のヤノベケンジ教授による技術的なバックアップの下、長谷川祐子氏による公開チュートリアルを重ねながら、12月の展覧会までに最終的な作品に仕上げます。
今回選ばれた13名1チームは、物心ついた時にはケータイが日常にあった「デジタルネイティブ第二世代」と呼ばれる86世代から、マルチデバイスを縦横無尽に使いこなす「ネオデジタルネイティブ世代」の96世代。長谷川祐子氏のキュレーションの下、Post-Internet Artの文脈の中でこの世代の表現の中からあぶり出てくるものがどのようなものになるのかも、今回の展覧会の見所のひとつです。
長谷川祐子氏の専門は、近・現代美術、および美術館、キュレイトリアルにかかわる歴史、理論研究。京都大学法学部、東京芸術大学大学院美術研究科修士課程修了。現在、東京都現代美術館(MOT)チーフ・キュレーター。多摩美術大学芸術学科教授。水戸芸術館、ホイットニー美術館客員キュレーター、世田谷美術館勤務のあと、金沢21世紀美術館を立ち上げ、2006年より現職。第7回イスタンブール・ビエンナーレ「エゴフーガル」総合コミッショナー(2001年)、第12回ヴェネツィア建築ビエンナーレ「人々が建築の中で出会うとき」アーティスティック・アドバイザー(2010年)、第11回シャルジャ・ビエンナーレ《新たな文化地図をもとめて》キュレーター(2013年)等多くの海外展を企画。近年の国内展覧会として「ガブリエルオロスコ」(2015年/MOT)、オスカー・ニーマイヤー展(2015年/MOT)など。主な著書に、『Modern Women: Women Artists at the Museum of Modern Art, pp334-351』(MoMa, New York)、『「なぜ?」から始める現代アート』(NHK出版新書)、『キュレーション 知と感性を揺さぶる力』(集英社)ほか。上海ロックバンド美術館およびシンガポール現代アートセンター諮問委員。美術評論家連盟会員。
「ULTRA AWARD 2015」の会期は、2015年12月10日(木)から12月20日(日)まで。会期中無休。開廊時間は午前10時から午後6時まで。入場無料。なお、会期中の12月19日(土)の午後2時より、長谷川祐子氏をはじめ、批評家の浅田彰教授、インディペンデント・キュレーターの遠藤水城氏、編集者・クリエイティブディレクターの後藤繁雄教授、現代美術家の椿昇教授、彫刻家の名和晃平教授、現代美術家のやなぎみわ教授らによる公開審査会および「最優秀賞」の発表が行われます。また、会期最終日の12月20日(日)午後6時より、K-BOMB, Madegg, Duenn, Down Geometryをゲストに、イベント作品で出品する片山達貴さん(同大学美術工芸学科2年生)によるクロージングイベント:片山達貴の作品となる音楽フェス《CYPHER02》が開催されます。お問合せは、京都造形芸術大学ウルトラファクトリー(Tel: 075-791-8482)まで。
会 期: 2015年12月10日(木)~12月20日(日)
開催時間: 10:00~18:00
会 場: 京都造形芸術大学 ギャルリ・オーブ<京都府京都市左京区北白川瓜生山2-116>
キュレーター: 長谷川 祐子(東京都現代美術館 チーフキュレーター)
出品作家:
◆ 諫山 元貴(2008年度美術工芸学科総合造形コース卒業)<1987年生>
◆ 板木 綾花(2012年度情報デザイン学科先端アートコース卒業)<1989年生>
◆ 大島 真悟(2010年度大学院芸術表現専攻修了)<1985年生>
◆ 片山 達貴(美術工芸学科現代美術写真コース2回生)<1991年生>
◆ 川村 夢(美術工芸学科総合造形コース4回生)<1994年生>
◆ 小中 寛顕(2014年度美術工芸学科日本画コース卒業)<1993年生>
◆ ジダーノワ・アリーナ(2014年度情報デザイン学科映像メディアコース卒業)<1992年生>
◆ ジョン・ピロン(大学院映画領域専攻1回生)<1973年生>
◆ 田村 琢郎(美術工芸学科総合造形コース4回生)<1989年生>
◆ 虎岩 慧(美術工芸学科現代美術コース4回生)<1990年生>/日惠野 真生(東京藝術大学絵画科日本画専攻卒業<1991年生>
◆ 中川 薫(美術工芸学科総合造形コース4回生)<1993年生>
◆ 前谷 開(2012年度大学院芸術表現専攻修了)<1988年生>
◆ 村上 美樹(美術工芸学科総合造形コース3回生)<1994年生>
◆ 守屋 友樹(2011年度大学院芸術表現専攻修了)<1987年生>
主 催: 京都造形芸術大学 ウルトラファクトリー
入 場 料: 無料
お問合せ: 京都造形芸術大学 ウルトラファクトリー(TEL : 075-791-8482)
<関連イベント>
【公開審査会】
日 時: 2015年12月19日(土)14:00~
会 場: 京都造形芸術大学 ギャルリ・オーブ<京都府京都市左京区北白川瓜生山2-116>
キュレーター:
◆長谷川 祐子(東京都現代美術館 チーフキュレーター)
制作指導:
◆ヤノベケンジ(現代美術家、京都造形芸術大学 教授、ウルトラファクトリー ディレクター)
審 査:
◆浅田彰(批評家、京都造形芸術大学 教授)
◆遠藤水城(インディペンデント・キュレーター)
◆後藤繁雄(編集者・クリエイティブディレクター、京都造形芸術大学 教授)
◆椿 昇(現代美術家、京都造形芸術大学 教授)
◆名和晃平(彫刻家、京都造形芸術大学 教授)
◆やなぎみわ(美術作家・演出家、京都造形芸術大学 教授)
【クロージングイベント:片山 達貴の作品となる音楽フェス《CYPHER02》】
日 時: 2015年12月20日(日)18:00~
会 場: 京都造形芸術大学 ギャルリ・オーブ<京都府京都市左京区北白川瓜生山2-116>
ゲ ス ト: K-BOMB, Madegg, Duenn, Down Geometry
参 加 費: 1,000円
申 込: 不要
費用 | 入場無料 |
---|---|
定員 | - |
申込方法 | - |
主催 | 京都造形芸術大学ウルトラファクトリー |
お問合せ | 京都造形芸術大学ウルトラファクトリー Tel: 075-791-8482 |
関連在学生 | 片山 達貴(美術工芸学科現代美術写真コース2回生)、川村 夢(美術工芸学科総合造形コース4回生)、ジョン・ピロン(大学院映画領域専攻1回生)、田村 琢郎(美術工芸学科総合造形コース4回生)、虎岩 慧(美術工芸学科現代美術コース4回生)、中川 薫(美術工芸学科総合造形コース4回生)、村上 美樹(美術工芸学科総合造形コース3回生) |
URL | http://ultrafactory.jp/ultraaward2015/ |
関連卒業生 | 諫山 元貴(2008年度美術工芸学科総合造形コース卒業)、板木 綾花(2012年度情報デザイン学科先端アートコース卒業)、大島 真悟(2010年度大学院芸術表現専攻修了)、小中 寛顕(2014年度美術工芸学科日本画コース卒業)、ジダーノワ・アリーナ(2014年度情報デザイン学科映像メディアコース卒業)、前谷 開(2012年度大学院芸術表現専攻修了)、守屋 友樹(2011年度大学院芸術表現専攻修了) |