展示・イベント

2013.07.02

  • 講座・講演
  • 近畿圏

四方田犬彦 講演 この世の栄光の終わり

京都造形芸術大学大学院学術研究センター公開講座 司会=浅田彰(京都造形芸術大学大学院学術研究センター所長)

2013. 07/11 (木)

18:00

20:00

17:30開場

瓜生山キャンパス 望天館B11(情報デザイン学科プロジェクトホール)

京都市左京区北白川瓜生山2-116 MAP
京都造形芸術大学大学院学術研究センター公開講座

四方田犬彦 講演 この世の栄光の終わり

司会=浅田彰(京都造形芸術大学大学院学術研究センター所長)




ルイス・ブニュエル(1900-83)は、スペインに生まれ、シュルレアリスム運動に参加した後、メキシコに亡命。
後にパリを拠点として、32本のフィルムを遺した映画監督である。
フェティシズムと無政府主義的情熱、異端神学への関心とサド譲りの無神論、狂気の愛とブルジョワジー批判。
ブニュエルの築き上げた宇宙では、狂気と聖性、生物学主義とメロドラマが混然一体となっている。
セビリア大会堂にあるファン・バルデス・レアルの絵画『この世の栄光の終わり』こそは、ブニュエルにとってもっとも大きな霊感の源であった。

今回は1960年代初頭に彼が相次いで発表した『ビリディアナ』『皆殺しの天使』を中心に、破瓜、死の天使、乞食の饗宴といった主題がいかに展開されていったかを検証する。
無神論を標榜するにもかかわらず、宗教的法悦の表象に終始するブニュエルの意図するところは、はたして何であったか。



■講演者:四方田犬彦 Yomota Inuhiko 

映画・比較文学研究家。長らく明治学院大学教授として映画史を講じ、コロンビア大学、ボローニャ大学、テルアヴィヴ大学、中央大学校(ソウル)などで客員教授、研究員を歴任。映像と言語芸術、都市論を主題に批評と研究を続けてきた。
著書が120冊を超えるが、近著に『マルクスの3つの顔』(亜紀書房)、『ルイス・ブニュエル』『見ることの塩』(作品社)、『〈かわいい〉論』(筑摩書房)、『先生とわたし』(新潮社)がある。サイード、ダルウィーシュ、パゾリーニを翻訳。サントリー学芸員、桑原武夫学芸賞、伊藤整文学賞などを受賞。京都造形芸術大学大学院学術研究センター客員研究員。
費用
定員 100名(当日先着順)
申込方法 不要
主催 京都造形芸術大学大学院学術研究センター
お問合せ 京都造形芸術大学大学院芸術研究科 075-791-9122
URL http://www.kyoto-art.ac.jp/
http://realkyoto.jp/
関連教員 浅田彰教授/大学院学術研究センター所長
  1. Home
  2. 展示・イベント
  3. 四方田犬彦 講演 この世の栄光の終わり|展示・イベント情報

毎日更新! 公式SNS

公式SNS紹介