展示・イベント

2021.02.16

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京都芸術大学「第4回 学生選抜展KUA ANNUAL 2021」

「KUA ANNUAL 2021 irregular reports いびつな報告群と希望の兆し」展

2021. 02/23 (火)

2021. 02/26 (金)

09:30

17:30

最終入場時間:17時 会期中無休

東京都美術館 1階 第2・第3展示室

〒110-0007 東京都台東区上野公園8-36  TEL 03-3823-6921(代表)

先行き不透明でも立ち上がるアーティスト

京都芸術大学は、近年芸術教育の成果発表ともいえる卒業展・修了展のあり方について改めて問い直してきました。芸術大学の学びが、個人的な興味・関心から生まれる一方向的なメッセージに終始するのではなく、歴史・文化・社会・政治を複層的にリサーチし、未来の社会に対して芸術的視点から何が提案できるのかを考えてきました。
そこで、これまで『シュレディンガーの猫』(2018)、『宇宙船地球号』(2019)、『フィールドワーク:世界の教科書としての現代アート』(2020)というテーマで3年間本展を開催してまいりました。
本年度は、キュレーターに服部浩之(インディペンデント・キュレーター、秋田公立美術大学准教授)を迎え、全学科の学生、院生までを対象とし、150名を超える応募の中から16組の作家を選出しました。また、新たな試みとしてアシスタントキュレーターを公募しチームを形成することによって、作家と並走し展覧会を実現しました。ぜひご高覧ください。


《先行き不透明ないま、若きアーティストたちが見出すもの》

2020年は、⾒通しや計画をたてられない不測の⽇々が続いています。誰もが⼿探りで、現在を過ごしているのではないでしょうか。オリンピックの延期をはじめ、予定や計画の変更も多数ありました。ところで芸術作品には、鋭敏な感性で時代を捉え描きだす芸術家による世相の「記録」という側面もあるでしょう。芸術家は、社会に対してときに鋭い批評性を伴う疑問をなげかけ、ときに状況を肯定し奨励します。⾏政機関などが残す(公)⽂書(Document)がいわゆる⼤⽂字の記録だとしたら、芸術家による作品は、フィクションを伴う創造的で抽象的でちょっといびつな報告(irregular report)と⾔ってもよいかもしれません。
本展は、「いま、ここ」という状況下で若い芸術家が制作した作品を発表する場です。16組の作家たちがそれぞれの作品を通じて、この数奇な⼀年を表現する、時代を写す鏡となる「報告」の集合でもあります。
2020年は歴史に残る⼀年となるでしょう。悲惨なことも、よいこともありますが、これから芽吹く作家たちの表現が現在を捉えるいびつな報告群であるとともに、未来への希望を⼿繰り寄せる予兆となることを期待しています。

《出展作家一覧(16組)》
飯田匠海、柯琳琳、栗林勝太、貞雄大、新開日向子、高尾岳央、高田美乃莉、多田照美、寺田玲奈、
長田綾美、平井志歩、本田莉子、御村紗也、山本友梨香、R E M A、Creative Thinking Project


費用 入場無料
定員
申込方法 事前申し込み不要
主催 京都芸術大学・京都芸術大学大学院
お問合せ 京都芸術大学 教学事務室  TEL:075-791-9122(代表)
関連在学生
URL https://www.kyoto-art.ac.jp/kuaannual2021/
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