2024.02.19
- 展覧会
- 近畿圏
ファイバーアート、サイコー
2024. 02/19 (月)
2024. 03/03 (日)
09:00
18:00
(最終日-17:00)会期中無休
京都芸術大学 Galerie Aube ギャルリ・オーブ
〒606-8271 京都市左京区北白川瓜生山2-116 人間館1階 *駐車場・駐輪場はございませんので、公共の交通機関をご利用ください
ファイバーアート、ファイバーワーク、ソフトスカルプチャ、テキスタイルアート…これまでさまざまな呼称で呼ばれてきた繊維を使った造形。
現代アートはあらゆるものを包括し、繊維を使って表現する作家にとって、これらの呼称を意識せずとも、表現することに不自由のない活動の場は用意されています。ただし同時に、ファイバーアート隆盛の「その後の作家たち」にとって、繊維を使って作品をつくることは、自分の表現する領域がどこなのか、常に立ち位置を確認しながらの作業であり、その足場の不確かさに根を張ることができずにきたようにも思います。まるでそれは柔らかい繊維が水を吸収していくかのように、懐深く不確かな寄る辺です。
現在、京都国立近代美術館では「開館 60 周年記念 小林正和とその時代―ファイバーアート、その向こうへ」が開催されています。また昨年には、スイス・ローザンヌ駅前に新たに美術館が集結し、国際タピスリービエンナーレ出品作品が展示されるそうです。
展示会場である京都芸術大学は、かつて国際タピスリービエンナーレにファイバーワークを持ち込んだ小名木陽一先生や、仁尾敬二先生、高木光司先生が教鞭をとられた大学であり、4 月よりソフトスカルプチャの授業が始まりました。
ファイバーアートが再興される日が、そこまでやってきています。
再びファイバーアートが注目されようとしている今、「その後の作家たち」が、あらためて繊維の造形について再考し、新たな基軸を立てられたなら、「ファイバアート最高!」と声高に叫べるようなおもしろい景色が広がるのではないかと期待しています。現在、アートとテキスタイルの間で生まれ続けている作品の中にある「ファイバーアート」を集約します。古から人間の一番身近にあった繊維が、これからも表現メディアとして主要な位置にあることを願っています。酒井稚恵(出展作家)
- イベント -
○座談会『みんなで、ファイバーアートの話をしよう』
日程:2/24(土)14:00-15:00 参加者 : 出品作家有志
登壇者が一方的に話すのではなく、集まった方々と共に「ファイバーアート」について話す会です。
過去の話から、現在生まれている繊維造形の話についてなど、いくつかお題を用意しております。話すことで、ファイバーアートについて再考する機会になれば良いと企画しました。話題の持ち込みはもちろん、座って耳を傾けての参加も大歓迎です。奮ってご参加ください。
○「草編みまもりのワークショップ」 講師:佐々きみ菜
日時:3/2(土)13:00-17:00 の間随時受付 参加費:500 円
マレーシアの先住民族「オラン・アスリ」のマーメリ族から直接教わった草編みで、お守りを作ります。マーメリ族のみなさんは、ニッパヤシという植物を使って草編みをし、祖先へのささげものとして神棚のようなところに飾ったり、お祭りで着用する衣装を作ります。
本ワークショップでは、日本でも手に入りやすいシュロの葉っぱを使います。柔らかくつややかな葉っぱの質感や、草の香りを楽しんで、あなただけの草編みまもりをつくってみませんか?
*対面でお話しながらお伝えしていくため、状況によってお待ちいただく場合があります。
現代アートはあらゆるものを包括し、繊維を使って表現する作家にとって、これらの呼称を意識せずとも、表現することに不自由のない活動の場は用意されています。ただし同時に、ファイバーアート隆盛の「その後の作家たち」にとって、繊維を使って作品をつくることは、自分の表現する領域がどこなのか、常に立ち位置を確認しながらの作業であり、その足場の不確かさに根を張ることができずにきたようにも思います。まるでそれは柔らかい繊維が水を吸収していくかのように、懐深く不確かな寄る辺です。
現在、京都国立近代美術館では「開館 60 周年記念 小林正和とその時代―ファイバーアート、その向こうへ」が開催されています。また昨年には、スイス・ローザンヌ駅前に新たに美術館が集結し、国際タピスリービエンナーレ出品作品が展示されるそうです。
展示会場である京都芸術大学は、かつて国際タピスリービエンナーレにファイバーワークを持ち込んだ小名木陽一先生や、仁尾敬二先生、高木光司先生が教鞭をとられた大学であり、4 月よりソフトスカルプチャの授業が始まりました。
ファイバーアートが再興される日が、そこまでやってきています。
再びファイバーアートが注目されようとしている今、「その後の作家たち」が、あらためて繊維の造形について再考し、新たな基軸を立てられたなら、「ファイバアート最高!」と声高に叫べるようなおもしろい景色が広がるのではないかと期待しています。現在、アートとテキスタイルの間で生まれ続けている作品の中にある「ファイバーアート」を集約します。古から人間の一番身近にあった繊維が、これからも表現メディアとして主要な位置にあることを願っています。酒井稚恵(出展作家)
- イベント -
○座談会『みんなで、ファイバーアートの話をしよう』
日程:2/24(土)14:00-15:00 参加者 : 出品作家有志
登壇者が一方的に話すのではなく、集まった方々と共に「ファイバーアート」について話す会です。
過去の話から、現在生まれている繊維造形の話についてなど、いくつかお題を用意しております。話すことで、ファイバーアートについて再考する機会になれば良いと企画しました。話題の持ち込みはもちろん、座って耳を傾けての参加も大歓迎です。奮ってご参加ください。
○「草編みまもりのワークショップ」 講師:佐々きみ菜
日時:3/2(土)13:00-17:00 の間随時受付 参加費:500 円
マレーシアの先住民族「オラン・アスリ」のマーメリ族から直接教わった草編みで、お守りを作ります。マーメリ族のみなさんは、ニッパヤシという植物を使って草編みをし、祖先へのささげものとして神棚のようなところに飾ったり、お祭りで着用する衣装を作ります。
本ワークショップでは、日本でも手に入りやすいシュロの葉っぱを使います。柔らかくつややかな葉っぱの質感や、草の香りを楽しんで、あなただけの草編みまもりをつくってみませんか?
*対面でお話しながらお伝えしていくため、状況によってお待ちいただく場合があります。
費用 | 入場無料 |
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定員 | ※主催者にご確認ください |
申込方法 | 入退場自由(予約不要) |
主催 | 京都芸術大学 Galerie Aube ギャルリ・オーブ |
お問合せ | TEL:075-791-9122 |
関連卒業生 | 長田綾美、宮田彩加 |
関連教員 | 酒井稚恵 |