2022年5月11日(水)

京都芸術劇場 春秋座特別公演「琉球舞踊と組踊」を、5/22(日)に開演!琉球が誇る多彩な芸能を沖縄の日本復帰50周年の今年、春秋座で。

プレスリリース

京都芸術大学舞台芸術研究センター・公益財団法人国立劇場おきなわ運営財団の主催で、京都芸術劇場 春秋座にて、2022年5 月22 日(日)「琉球舞踊と組踊 春秋座特別公演」を上演いたします。

 

「琉球舞踊」は、宮廷で親しまれた古典舞踊から、明治以降に民謡や庶民の風俗を取り入れてつくられたものまで、多様なレパートリーをもちます。「組踊」は琉球王朝時代、琉球王の代替りに、新国王任命のために訪れる中国の冊封使(さっぽうし)をもてなすために琉球王朝で創作された、音楽・台詞・所作からなる式楽で、2010年にはユネスコ無形文化財に認定されました。沖縄県の日本の復帰50周年の節目の年である今年、琉球舞踊と組踊、そして明治中期に沖縄県民の娯楽として誕生した沖縄芝居の喜歌劇まで、彩り豊かなラインナップを上演します。親子の絆と情愛を描いた世話物の傑作とされ、戦後初めて上演された組踊である『花売の縁』(髙宮城親雲上作)を、選りすぐりの琉球舞踊演目とあわせて、人間国宝の西江喜春(歌三線)、比嘉聰(太鼓)をはじめとする豪華出演陣でお届けいたします。

https://k-pac.org/events/4082/

琉球舞踊と組踊 春秋座特別公演
【日時】2022 年5月22日(日) 14:00 開演(13:15開場)
【会場】京都芸術劇場 春秋座 (京都芸術大学内)〒606-8271 京都市左京区北白川瓜生山2-116
【プログラム】
解説とおはなし:金城真次(国立劇場おきなわ芸術監督)
第一部 琉球舞踊と喜歌劇:「かぎやで風」・「上り口説」・「瓦屋」・「取納奉行」・喜歌劇「夜半参」
第二部 組踊:「花売の縁」

「琉球舞踊と組踊 春秋座特別公演」に関するお問い合わせ
京都芸術大学 舞台芸術研究センター 広報担当 藤井(ふじい)
TEL:075-791-9437 / FAX:075-791-9438
Email : h-fujii@office.kyoto-art.ac.jp

■第一部 琉球舞踊と喜歌劇

琉球舞踊「かぎやで風」

 

◆琉球舞踊

一、「かぎやで風」(かじゃでぃふう)

出演:嘉数道彦・知念亜希・廣山えりか・伊波留依
祝宴や儀式の場において最初に踊られる祝儀舞踊で、子孫繁栄、国家安泰、五穀豊穣の思想が色濃く込められています。琉球舞踊の基礎基本とされ、無駄のない所作の中に凛とした美しさを感じさせます。

二、「上り口説」(ぬぶいくどぅち)
出演:上原崇弘
「上り」とは琉球から薩摩(鹿児島)への旅の事で、琉球王国時代には公務での出張が頻繁だったようです。琉球の使者が首里城を出発して、那覇港までの道中と人々の様子、那覇港から薩摩の港までの道行きを写実的に描いています。

三、「瓦屋」(からやー)
出演:新垣悟
月眺めを主題としていることから、かつては「月見踊り」と称されていました。古典女踊の典型的な様式で踊られ、十五夜の清らかな月を愛でる所作や、我が家で待つ愛する人への思いを手踊りの美しさで表現します。

四、「取納奉行」(しゅぬぶじょう
出演:佐辺良和
意気揚々とやって来る年貢徴収の役人を接待するために、島民や娘たちが大騒ぎしている様子がコミカルに描かれています。曲は早弾きで物語風に筋立てて歌われ、振りは軽快なリズムに乗せながら「姉小舞(アングヮーモーイ)」と称される自由奔放な所作が巧みに取り入られています。

◆喜歌劇

「夜半参」(やはんめー)

出演:嘉数道彦(里之子)、廣山えりか(忍びの女)、上原崇弘(三良)、知念亜希(三良の妻)、玉城匠(亀謝)、伊波留依(亀謝の妻)
沖縄芝居は、明治中期に沖縄県民の娯楽として誕生しました。沖縄芝居である本作品は、1910(明治43)年の初演で、数々の名作を世に送り出した我如古弥栄(がねこやえい)作の短編喜歌劇です。

喜歌劇「夜半参(やはんめ)」

 

~あらすじ~
恋の成就の為、お百度参りに来る若い女性。その噂を聞きつけた村の男二人は、こっそりと様子を窺いに出かけます。念願叶った女は、意中の若侍とめぐり会い、二人の恋は成就しますが、納得いかない村の男二人。その妻二人も夫の行方を捜しに出かけ、てんやわんやの騒動となります。

 

■第二部 組踊

組踊「花売の縁」写真提供:国立劇場おきなわ

「花売の縁」

立方指導 : 宮城能鳳 (人間国宝) 地謡指導 : 西江喜春 (人間国宝)

【配役】
森川の子 佐辺良和
乙樽 新垣悟
鶴松 渡名喜苺英
猿引 玉城匠
猿 富島花音
薪木取 嘉手苅林一
【地謡】
歌三線 西江喜春 花城英樹 玉城和樹 大城貴幸
箏 宮里秀明
笛 宮城英夫
胡弓 川平賀道
太鼓 比嘉聰(人間国宝)

敵討物や孝行物が多い組踊の中で、親子や夫婦の情愛を描いた名作として愛されている作品です。髙宮城親雲上(たかなーぐしくぺーちん)の作品とされ、生活苦により離ればなれに暮らさざるを得なかった家族の再会が描かれおり、猿引と猿の芸や、薪木取の名台詞など、独自性に富んだ見どころ聞きどころが多い作品です。

~あらすじ~
首里の下級士族・森川の子(むりかわぬしー)は、色々な不幸が続き生計が立ちゆかなくなったため、妻の乙樽(うとぅだる)と幼子鶴松を首里に残し、単身で山原の大宜味へと出稼ぎに出たきり、音信不通となります。それから12年の時が過ぎ、良家の乳母として働き安定した生活を得た乙樽は、成長した鶴松を連れ、夫を探す旅に出ます。