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2023年2月15日(水)

  • プレスリリース

現代写真展「写真は変成する 3 INTERPLAY on POST/PHOTOGRAPHY」を2/20(月)から 3/4(土)まで京都芸術大学 ギャルリ・オーブにて開催。

WEBサイト : https://postphotography.wixsite.com/2023

学校法人瓜生山学園 京都芸術大学(京都市左京区/学長 吉川左紀子)ギャルリ・オーブにて、2月20日(月)から3月4日(土)まで現代写真展「写真は変成する 3 INTERPLAY on POST/PHOTOGRAPHY」を開催いたします。今年で第3回目となるこの展覧会は京都芸術大学、そして東京工芸大学の二校からそれぞれ写真、映像等を主とする学生、卒業生アーティストから選抜された計15人からなるグループ展となっています。
現代において写真という領域を拡張しようとする、或いは自然と拡張せしめる価値観の中で生活を送るアーティストによる、メディアの横断を確信的に行う作品が並びます。

 

■トピックス
・京都芸術大学/大学院 写真・映像コース(髙橋耕平・多和田有希)と、コンテンポラリー・アート・ストラテジーゼミ(後藤繁雄)、東京工芸大学(川島崇志)の共同企画による現代写真展。
・展覧会実施にあたり、キュレーター4名が出展者を選抜し、作品変容の過程を発表する場として展覧会を組織しました。
・第3回目となる2022年度は東京工芸大学との交流展に挑戦。対象は大学院写真・映像分野の学生を中心に、学部制や大学院の他分野、卒業生からも構成する領域横断型の展示企画です。

 

・展覧会「写真は変成する 3 INTERPLAY on POST/PHOTOGRAPHY」
日程:2023年2月20日(月) ~ 3月4日(土)10:00 〜 18:00 ※会期中無休
シンポジウム・合評:2023年3月4日(土)13:00 〜 18:00
場所:京都芸術大学 瓜生山キャンパス ギャルリ・オーブ
Instagram:https://www.instagram.com/postphotography3/
問い合わせ:京都芸術大学大学院準備室(代表番号:075-791-9122、メールアドレス:daigakuin@kua.kyoto-art.ac.jp)

 

・キュレーターによるステートメント
ヴィレム・フルッサーの予言どおり現代において写真は最も「クリティカル」な分野になった。クリティカルの二面性「批評的」と同時に「臨界的」の2つの意味においてである。
今回のキュレーションのテーマ「インタープレイ」は、その現代写真が企てる臨界を突破して、新たなものと交わり、例えそれが「出来損ない」と言われようが、憤然と異領域に突入しようとする企て、トライアルである。
写真は狭い意味では表象の良し悪し、指示のアートであるが、我々はそれで良しとはしない。なぜなら、現代写真アートは、今やクリティカルな「装置」と化しており、古い「内外」「自他」「自己同一性」を撹乱する力を持つからだ。本展は、流動性の只中にある「写真の変成体」という、実にスリリングでフロントラインのショーケースなのである。(後藤繁雄)

 

・出展者
大澤一太 Osawa Itsuhiro, 大橋真日菜 Ohashi Mahina, , 大矢彩加 Ohya Ayaka, 金田剛 Kaneda Tsuyoshi, 菊池詩織 Kikuchi Shiori, 小林菜奈子 Kobayashi Nanako, シン・ウシン(瀋 宇昕) Shen Yuxin, 高尾岳央 TAKAO Takehiro, 高橋順平 Takahashi Junpei, 道場美秋 Doba Minori, 中川桃子 Nakagawa Momoco, 成瀬凜 Naruse Rin, 原田一樹 Harada Kazuki, 宮本十同 Miyamoto Judo, 森凌我 Mori Ryoga

 

・キュレーター
後藤繁雄 Goto Shigeo
大阪府生まれ。編集者、クリエイティブディレクター、アートプロデューサー、京都芸術大学教授。「独特編集」をモットーに、 写真集、アートブックを数多く制作。坂本龍一、荒木経惟、篠山紀 信、蜷川実花、名和晃平らの本や展覧会を 手がける。主宰するG/P +abpは、横田大輔や小林 健太ら、優れた若手写真家たちを世界に輩出し、国際的評価も高い。近年の著書に『アート戦略 2/アートの秘密を説きあかす』『現代写真アート原論』『超写真論:篠山紀信写真力の秘密』など。

多和田有希 Tawada Yuki
美術家、京都芸術大学准教授。自ら撮影した写真を消す(削る、燃やすなど)という行為を通し、都市や群衆の集合的無意識や個の意識変容をイメージとして湧出させる。近年の主な展覧会に「見るは触れる 日本の新進作家 vol.19」(2022年・東京都写真美術館)、「第12回恵比寿映像祭 時間を想像する」(2020年・東京都写真美術館)、「写真都市展—ウィリアム・クラインと22世紀を生きる写真家たちー」(2018年・21_21 DESIGN SIGHT)など。主な作品収蔵先として東京都写真美術館、スミソニアン博物館フーリアギャラリーなど。
( WEB https://www.yukitawada.com/)

髙橋耕平 Takahashi Kohei
アーティスト、京都芸術大学准教授。ドキュメンタリー形式の映像に自らの声や身体を介入させた作品、パフォーマンスの記録やアーカイブ資料を使用した作品を発表する。近年の主な展覧会に「コレクションとの対話:6つの部屋」(京都市京セラ美術館、京都、2021)、「文化庁メディア芸術祭京都 Ghost(ゴースト)」(ロームシアター京都、2018)、「切断してみる。- 二人の耕平」(豊田市美術館、愛知、2017)、個展「髙橋耕平~街の仮縫い、個と歩み」(兵庫県立美術館、2016)、「ほんとの うえの ツクリゴト」(岡崎市旧本多忠次邸、愛知、2015)、個展「史と詩と私と」(京都芸術センター、2014)、
(WEB https://www.takahashi-kohei.jp/)

川島崇志 Kawashima Takashi
写真家。東京工芸大学芸術学部写真学科助教。自然現象や土地の記憶から始まる「不在の物語」を主たる制作テーマとしている。自身が撮影した写真映像素材やファウンドイメージ・オブジェクト、自動演算による画像合成、立体作品、テクストなど多様なメディアを交え、インスタレーションを構築する。近年の主な展覧会には「VOCA展 2022」(上野の森美術館、東京、2022)、「あざみ野フォトアニュアル | とどまってみえるもの」(横浜市民ギャラリーあざみ野、神奈川、2020)、「文化庁メディア芸術祭京都 Ghost」(ロームシアター京都、京都、2018)などがある。2019年にFoam Museum(アムステルダム、オランダ)主催の「Foam Talent」に選出されるなど、受賞歴多数。
(WEB http://www.kawashimatakashi.com/

 

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